片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

暮らしはローカルに、ITインフラはグローバルに

2008年08月19日 | 私の正論
金融のグローバル化が進まないという話がある。外資によるJパワーの買収失敗などで批判されている。結構ではないか。
私がグローバルという言葉から受けるイメージは、世界のどこかで起こった現象に、瞬時に世界中が翻弄されるというものだ。ITがそれを思いっきり加速する。逆にローカルという言葉から受けるイメージは、100年一日の如し。
私は、経済も文化も暮らしもローカルが好きだ。それぞれの国や地域に住む人は、他に左右されることなく、それぞれの暮らし方をするのが一番だと思う。それをITインフラでしっかり繋ぐのだ。効率というものを追求するとグローバルになるが、その行き着く先を考えると暗澹たるものがある。ローカルは非効率だが100年後も今とあまり変わらないイメージだ。暮らしはローカルにITインフラはグローバルに。これが人類に幸せをもたらせると思うが、どうだろうか。
ところで、ブルドックソースの、外資からの買収を阻止したとして賞賛されている岩倉正和弁護士。岩倉具視のひ孫だ。ある会社の顧問団として、昔何度か一緒にゴルフをしたこともある。素晴らしい青年だったが、今朝新聞で読んで感動している。