おいわどん音楽日記 (コンサート鑑賞、演奏会出演日記)

フルート、篠笛、リコーダー、クラシック、吹奏楽、オペラ、バロック、ジャズ、演劇、ミュージカル、映画、能楽・・・音楽日記

新潟市無形文化財 岩室伝統芸能・和納保存会拍子方 「神楽舞い」

2011年07月31日 | 篠笛
岩室伝統芸能・和納保存会拍子方 「神楽舞い」
日時:平成23年 7月31日(日) 和納八幡様神社境内ほか

和納十五夜祭が地震のために中止(縮小)されました。
しかし、
伝統芸能は消してはならないという声が多くあり、
神社に奉納する「神輿渡行」の音楽を奏でます。

そして、悪魔払いの「神楽舞い」を笛太鼓といっしょに演奏し、
神社での奉納の後は、地域の家々を廻って訪問しました。
岩室駅前広場での突然の神楽舞には、タイミングよくちょうど電車が到着し、
多くの観客が集まってくれました。

「ご家族の繁栄とご健康を祈って」
悪魔払いです。
「ありがとう」
みんなに楽しんでもらえて、よかったです。









新潟市消防音楽隊演奏会 “和納小学校体育館”

2011年07月24日 | 演奏会(鑑賞)
新潟市消防音楽隊演奏会
“新潟市和納小学校体育館”
7月24日(日)11:00~

西蒲区和納地区の自治会主催による火災予防運動の一環として、
消防自動車・救急車・はしご車の展示・乗車体験、
応急手当(心臓マッサージ)の講習や、
消火活動の実演などに続いて、消防音楽隊の演奏がありました。

和納小学校は、私の卒業した母校ですので、さっそく鑑賞に行きました。
母校といっても、40年以上も前のこと。(笑)
校舎は移転して新しい。

演奏曲目:
「負けないで 」ザード
「会いたかった」 AKB48
「日本の唱歌メドレー」
「ジャパニーズグラフィティ ⅩⅤ」
「上を向いて歩こう 」
マーチ「雷神」
ほか

フルート2本、クラリネット5本など・・・全員で30人のベストな楽器編成
消防音楽隊はかっこいい!

知っている曲ばかりだったので、集まった子どもたちや、
おじいちゃんおばあちゃんまで楽しめた演奏会でした。
指揮は、フルートでお世話になっている市橋靖子さんではなく、男性の方でした。








映画 「ショパン 愛と哀しみの旋律」

2011年07月23日 | 映画
映画 「ショパン 愛と哀しみの旋律」
2011年7月23日(土)今日が初日
新潟シネウインド

ショパンゆかりの地ワルシャワ、パリ、マヨルカ島で
大規模なロケで撮影された映画です。

音楽は、ヨーヨー・マ、横山幸雄の演奏で、映像とともに美しい名演奏。

映画のあらすじや内容は、
これから見る人のために、あまり書かないほうがいいと思われますので
くわしくは書けませんが、
ショパンのピアノ音楽の映画ではなく、
ショパンの激動の人生や、15歳年上のジョルジュ・サンドとの恋愛映画です。






映画 「ナンネル・モーツァルト 悲しみの旅路」 新潟シネウインド

2011年07月18日 | 映画
映画 「ナンネル・モーツァルト 悲しみの旅路」

平成23年7月18日(月・祝)
新潟シネウインド
(興行収入を目的にしない、名映画だけを選んでがんばって上映している小さな市民映画館。)

ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの姉ナンネルを主人公に、
モーツァルト家のさまざまな模様を映し出し、
天才・神童モーツァルトがどのように育てられたか・・・

本当にあった、事実や真実かどうかは疑問と思いますが、
全体的に良くできている、いい映画だと思いました。

女性は作曲をすることを許されなかった時代を生きたナンネルは、
頭の中にも、ときおり美しいメロディが浮かんでくるけど、楽譜に書くことを許されない。
ヴァイオリンも弾きたかったけど、弾かせてもらえない。
父の言われるままに、クラビコードで、弟のヴァイオリンの伴奏をするしかない。

ナンネルの楽譜帳(レオポルドがナンネルの練習用に作ったクラビコード教則本)に、
ウォルフガングが5歳で作曲した父のメモが書いてあった。
弟の才能を伸ばしたい父の気持ちがわかって、
女性であるナンネルは、作曲ができなくてつらかったでしょう。
もしかして、
その作曲されたK(ケッヘル)1はナンネルの頭の中にあった曲かもしれない。

映画の中のナンネルは、自ら書いた楽譜を焼き払い、
作曲をあきらめ、神童のウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの陰に隠れてしまった
犠牲者だったのかもしれません。

謎の多いモーツァルトの生涯に、
さらに疑問を投げかけるこの映画は、モーツァルトファンには、必見の映画だと思います。










東京交響楽団第66回新潟定期演奏会 ヴァイオリン=ライナー・キュッヒル   

2011年07月17日 | 演奏会(鑑賞)
東京交響楽団第66回新潟定期演奏会 ヴァイオリン=ライナー・キュッヒル   
指揮=ユベール・スダーン
 
7月17日(日) 午後5時開演  
りゅーとぴあ・コンサートホール

曲目:
モーツァルト: 交響曲第25番ト短調
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲
シェーンベルク: 浄夜 (弦楽合奏版)

独奏:
ヴァイオリン=ライナー・キュッヒル(ウィーン・フィル・コンサートマスター)、
ヴィオラ=西村眞紀 (東響首席ヴィオラ奏者)

なんといっても今日の主役はキュッヒルさんです。
ウィーンフィルの顔と言ってもいいくらいの、キュッヒルさんが新潟りゅーとぴあに登場です。

ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲では、キュッヒルさんのヴァイオリンが大活躍です。
バリバリと大音量で、元気いっぱいの超絶テクニックを披露してくれました。
弦が切れるんじゃないかと思うくらい力いっぱいの奏法で、
コンサートホールは、キュッヒルさんの熱狂演奏で圧倒されてしまいました。

一方、西村眞紀さんのヴィオラが美しいのです。
ほんわかな人柄がにじみ出てくるような、やさしく控えめなモーツァルト。
西村さんが気品高く華麗に上品に奏でるから、
ヴィオラの持つ独特の音色がさらに美しい。

今日の二重奏は、良く例えられるような二匹の蝶が互いに絡み合いながら、
仲良く舞うようなモーツァルト演奏ではない。
蝶々ではなくて、とんぼに例えれば
「鬼やんま」と「赤とんぼ」の二重奏とでもいいましょうか・・・、
堂々としたキュッヒルさんの陰にかくれた美しい西村さんのヴィオラが美しい。
前半でのアンコールは、同曲の第2楽章よりカデンツァの一部分
さらに第3楽章全部を再び演奏
当然に会場は、盛り上がって「ブラボー」の嵐でした。

そして、今日のメインの感動演奏は、シェーンベルク:淨夜です。
ユベール・スダーンの名指揮で、弦楽合奏の妙技がかもしだされて、
すばらしい演奏を堪能できました。
キュッヒルさんのソロも冴えます。
弦楽合奏の団員も熱のこもった演奏で、
現代曲のシェーンベルグは、あまり聴かないジャンルなのですが、感動してしまいました。

今日の、コンサートマスターは3人
最初の交響曲25番では、名手のグレブ・ニキティンさん
そして、ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲では、高木和弘さん
最後のシェーンベルクでは、キュッヒルさん
3人のコンサートマスターで楽しめるコンサートは、めずらしい企画ではないでしょうか。

今日の演奏曲目では、
どの曲もフルート、クラリネット、トロンボーンもトランペットも、
ティンパニも出番は、なしです。










馬場俊英ライブコンサート  HEARTBEAT RUSH  渋谷:CCレモンホール

2011年07月17日 | 演奏会(鑑賞)
馬場俊英ライブコンサート  HEARTBEAT RUSH
東京渋谷:CCレモンホール(元:渋谷公会堂)
2011年7月16日(土)18:00~21:00

彼のニューアルバムからのステージでした。
サクラブルー~君が旅立つ日ほか、尾崎豊の作品も歌ってくれました。
昔、尾崎豊のコンサートで20年前から使っているステージスピーカーをいまだに使っているらしい。

知らない曲ばかりでしたが、会場の雰囲気がとってもあったかくて、楽しめました。
馬場さんが曲の合間でお話しされるのですが、
ほんわかした語り口調で、ふだんなにげなく生活している中にある、ささやかなお話で、
やさしい気持ちにさせられる。

この馬場俊英コンサートは、最初から私がチケットを用意していたのではなく、
新婚の娘夫婦が行くつもりだったのですが、急に行けなくなったので、
親夫婦がチケットを譲り受けて、代わりに出かけて行ったコンサートでした。

年代的に、若者だけ集まる場違いなコンサートではないか・・・不安でしたが、
会場での年代層は幅広く
20代から60代まで、おじさんもおばさんも、お父さんも若者も、さまざまな世代がいて安心(笑)

コンサートの最初は、ノリノリで、全員で立って、拳を上げたり、手拍子もあり恥ずかしかったが、
静かなやさしい曲ではロマンチックな詩が美しくて癒されます。
40歳になった馬場さんのファンにおばさんが多いのも納得です。

たまには、こんなコンサートもいい。
専用グッズのTシャツやタオルを買って、盛り上がって非日常を体験しました。














映画“マエストロ・シックス6”  ロリンマゼール:ニューヨークフィルの北朝鮮「平壌」公演

2011年07月10日 | 映画
映画“マエストロ・シックス6”  ロリンマゼール:ニューヨークフィルの北朝鮮「平壌」公演

世界の名指揮者とオーケストラ映画館で、迫力あるクラシックコンサート
新潟万代の映画館 “Tジョイ万代”で上映(全国では順次上映)
先回(昨年12月)の鑑賞は、サイモンラトルベルリンフィルの感動の名映画で、
ランランのすばらしいピアノでラフマニノフでした。

その感動を再び!映画館の大画面で!
7月10日(日)19:00~ 新潟Tジョイ万代にて 
今回は、
ロリンマゼール:ニューヨークフィルの北朝鮮公演
北朝鮮:ピョンヤン大劇場
2008年2月公演

曲目は盛りだくさん
 ワーグナー:ローエングリン「第3幕への前奏曲」
 ドボルザーク:交響曲第9番「新世界」
 ガーシュウィンの《パリのアメリカ人》
 ビゼーの《アルルの女》から〈ファランドール〉
 バーンスタインの《キャンディード》序曲
 朝鮮民謡の《アリラン》

開演に先立ち、両国の国歌演奏が行われました。
コンサート会場は演奏中も明るいままで、観客の顔が全部見えます。
映像カメラは客席の顔を何度も映し出す。会場の独特の雰囲気が伝わってきます。
男性は全員がスーツにネクタイ姿
女性は韓国衣裳「チマチョゴリ」で華やかで高級階級社交の場のイメージ
来賓や役員席は主要な役職の人たちなのでしょう。厳粛な雰囲気がただよいます。

終演後は、オールスタンディング
指揮者マゼールを何度も拍手で呼び出しての大熱狂です。
舞台裏での楽団たちの様子や、ロリンマゼールのインタビューなどを交えて、
なかなか見る機会の少ない北朝鮮の平壌(ピョンヤン)の街の様子なども映し出されて、
興味深い映像となっています。

演奏では、ホルンが素晴らしい!
フルート&ピッコロは、たくさんのソロ!さすがニューヨークフィル!上手い!!!