おいわどん音楽日記 (コンサート鑑賞、演奏会出演日記)

フルート、篠笛、リコーダー、クラシック、吹奏楽、オペラ、バロック、ジャズ、演劇、ミュージカル、映画、能楽・・・音楽日記

新イタリア合奏団&高木綾子

2005年06月30日 | 演奏会(鑑賞)
6月30日(木)
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
フルート:高木綾子
管弦楽:新イタリア合奏団


曲目:
ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲集「四季」
ロッシーニ/「ウィリアム・テル」の主題による幻想曲*
その他

高木綾子のフルートは、低音のボリュームたっぷりの音色で、美しい音楽を奏でていました。
アンコールの無伴奏のバッハは、センスのいいデリケートな音色で起伏や動きのあるバッハを披露してくれました。
ウイリアムテルも技巧的な部分はバッチシです。!!!!!

イタリア合奏団の「四季」は、イムジチでの四季を聴きなれているせいか、この合奏団独自のアレンジがあちこちの聴かせどころで唐突に感じて、それが斬新なのかもしれないが、やや違和感あって、親しめなかった。
やはりイムジチの四季が、自分のからだに染み付いているせいなのか・・・。
イムジチの「四季」は、学生のころから、アーヨ版やミケルッチ版のレコードをすり切れるまで聴いていたからなぁ・・・









蛍と野外コンサート(鑑賞)

2005年06月25日 | フルート
蛍と野外コンサート
(いわむろ・丸小山公園)

6月25日(土)7;30~8:15~その後、歩いて蛍の鑑賞会
丸小山公園(岩室温泉病院裏の公園)

出演;フルート松井美瑞、ピアノ:轟文子
演奏曲目:夏の思い出、浜辺の歌、愛のあいさつ、椰子の実ほか

山に囲まれた芝生の丸小山公園で、薪を焚いて幻想的な雰囲気のコンサートでした。
今年は、新潟市との合併で、市報にいがたなどでの宣伝が行き届いたので、いつもより大勢でした。500人くらいの参加かな・・・。
岩室温泉に宿泊のお客さんや、病院の患者さん、老人ホームの入所者なども多くの人でにぎわっての蛍の鑑賞会です。
新潟市役所の職員にも大勢見かけました。新潟市民吹奏楽団のフルートパートも来てくれました。







モスクワ室内歌劇場オペラ「魔笛」

2005年06月24日 | 音楽
6月24日(金)
ロシア国立モスクワ室内歌劇場オペラ「魔笛」

新潟県民会館
指揮:アナトール・レーヴィン
管弦楽:モスクワ室内歌劇場管弦楽団

オペラは、総合芸術ですから、やっぱり鑑賞のポイントは、演出ですね。
今回は、演出の違いで、今までの固定観念が覆されて、まったく異なる「魔笛」が上演され、すごく新鮮であった。
たとえば・・・開演前に、ステージでフルートの女性が、モーツアルトの数々の名曲をソロで静かに奏でていて、開演の気分を守り立ててくれる。
ステージは、太陽系や宇宙を連想させる大胆な大掛かりなステージで、1幕2幕とも場面転換しないで、照明などを効果的に用い、上手に舞台を使いこなしていた。

序曲が始まり、普通は幕が開くまでオケだけの演奏であるが・・・・この序曲で、今回の出演メンバー全員が舞台に徐々に集合して、始まる前から全体の雰囲気が伝わってくる。出演メンバーの自己紹介みたいな演出。
こんな感じで、随所に新鮮な演出効果満点の「魔笛」であった。

タミーノとパミーナの二人で火と水の試練をする場面などは、女性のフルーティストが舞台メインで演奏する。これは斬新な演出であった。

合唱団は、ステージで歌わないで、常にオケピットで。これも意外な演出。

パミーナがかわいくて歌唱力も最高。ピッタシの役柄でした。一番よかったのがパミーナ。
そしてザラストロがすばらしい。いい歌唱を聴かせてくれました。
3人の少年もいい雰囲気で、さらにモノスタトス、そして2人の弁者が好演。

気になったのは、パパゲーノの演技。道化師の雰囲気がもっとほしくて、親しめるキャラの演技がほしい。一番重要な登場人物が歌唱、演技ともに物足りなくて、残念であった。
さらにパパゲーノの笛がよくない。すっごく気になる、音が出にくい。
タミーノの笛は、本物の銀のフルート。木製の笛が多いので、これも意外であった。

パパゲーナはもと若い新人がいなかったのかな?年配のパパゲーナでした。
後ろ向きでのおばあさん役は、難しかったでしょうね。
パパゲーノとの二重唱「パ・パ・パ・・・」では、もっと、おどけて楽しく愉快に歌ってほしかった。
夜の女王、3人の侍女は、特にコメントもなく、印象が乏しい。


スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団

2005年06月21日 | 演奏会(鑑賞)
6月21日(火)(7:00pm)
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:レオシュ・スワルフスキー
チェロ:ルドヴィート・カンタ
曲目:
スメタナ/連作交響詩「わが祖国」より「モルダウ」
ドヴォルザーク/チェロ協奏曲 ロ短調作品104
ドヴォルザーク/交響曲第9番 ホ短調「新世界より」

スロヴァキアフィルは、そんなに下手かオケではないが、すばらしく超一流のオケでもないと思った。
日本の交響楽団でで言えば、N響や東京交響楽団はもっと完璧な美しく演奏をするだろうから、スロバキアフィルは、日本フィルや東京都交響楽団レベルかな・・・。
フルートを演奏する自分は、やっぱり弦より(弦楽器は上手かったが)管楽器に神経が向かってしまう。
ドボルザークの新世界では、2番フルートが活躍するのがよくわかった。見て楽しめた。イングリッシュホルンの家路のテーマはまだまだもっと歌ってほしい。トランペット、ホルンもクラリネットもデリケートさがほしい。
チェロ協奏曲での一番フルート奏者もよかったが、新世界で代わったフルートのトッブのおじさんは音色が美しかった(^_^)