茂木大輔のオーケストラ・コンサート・シリーズ第8回
1月19日(土) 午後5時開演
りゅーとぴあ・コンサートホール
もぎオケ交響団
曲目:チャイコフスキー: 交響曲第4番
茂木大輔の名解説で、チャイコフスキーをとりまく数々のエピソードを楽しめました。
チャイコフスキーは、これでもかと演奏される下降形の主題を、
第1楽章から第4楽章まで一貫して用いて作曲し
運命の動機やロシアの民謡を題材とした作曲技法が、
茂木さんの音楽理論で解剖されて解き明かされて見事な解説でした。
解説に登場した
チャイコフスキー交響曲2番や5番、バレエ音楽「白鳥の湖」ワルツ
さらには、
ビゼーのカルメンより「アラゴネーズ」や
第3楽章のピッチカートを説明するために、ヨハンシュトラウスの「ピチカートポルカ」も登場し
それぞれの楽章を、別の曲に関連づけたチャイコフスキー楽曲徹底解析には、なるほどと驚嘆しました。
茂木オーケストラ(もぎオケ交響団)は、
茂木大輔の呼びかけにより、
NHK交響楽団の首席メンバーを中心に、
日本フィル、新日本フィル、都響など、
多くの名人たちが集まってのこのコンサートのために結成されたオーケストラで、
贅沢な首席奏者たちによる名演奏でした。