おいわどん音楽日記 (コンサート鑑賞、演奏会出演日記)

フルート、篠笛、リコーダー、クラシック、吹奏楽、オペラ、バロック、ジャズ、演劇、ミュージカル、映画、能楽・・・音楽日記

サイトウ・キネン・オーケストラ 新潟スクリーンコンサート (長野県松本文化会館大ホール生中継)

2011年08月26日 | 映画
サイトウ・キネン・オーケストラ 新潟スクリーンコンサート
(長野県松本文化会館大ホールから 生中継映像)
日時:2011年8月26日 17:30~
りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場

サイトウキネンフェスティバル松本のスクリーンコンサート

収録版:ダイジェストより
バルトーク:バレエ「中国の不思議な役人」(指揮:小澤征爾)
オペラ:青ひげ公の城より抜粋(指揮:小澤征爾)
 新潟のバレエダンサーチームNoismも出演
さらに、小沢征爾指揮で、東北震災のための演奏”バッハ:G線上のアリア”
チャイコフスキー:弦楽セレナーデより

そして、松本文化会館より生中継(東京、松本、金沢、札幌、新潟のみ)
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
バルトーク:ピアノ協奏曲3番
チャイコフスキー:交響曲4番

指揮:ディエゴ・マティウス
ピアノ:ピーターゼルキン
演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ


松本でのサイトウキネンオ-ケストラ映像を、新潟で生中継の臨場感あふれるスクリーンで楽しめました。

ディエゴ・マティウス指揮
チャイコフスキー4番の猛烈に盛り上がる圧巻の演奏は、身震いしてしまいました。
スクリーン映像なのに、劇場ではブラボーの拍手の嵐が起きました。
第3楽章のピチカートの技巧的演奏から、一気に第4楽章に盛り上がって突進する演奏には感動です。
ピーターゼルキンのピアノの技巧はすごい!難曲バルトークを軽々と弾きこなしてしまいます.
矢部達哉ほか3人のコンサートマスターが交代で熱演でした。
オーケストラのメンバーは、NHK交響楽団やいろいろなプロオケの一流奏者が集まっています。
1stVnには、新潟の井上静香さんも頑張って参加していました。

小澤征爾は、体調が悪く先日は棒を振れなかったが、録画やインタビューを通して、彼の姿を見れたのでよかったです。
松本市民芸術館、新潟のテレビ局、長野県、松本市・・・みんなの協力で成り立っているフェスティバルは、今後も大切にしていきたいものです。









第15回日本フルートコンベンション 滋賀県琵琶湖ホール

2011年08月21日 | フルート
第15回日本フルートコンベンション 滋賀県琵琶湖ホール

日時:平成23年8月19日(金)~21日(日)
滋賀県 琵琶湖ホール

プログラム(これらは、ほんの一部です)
トレバーワイ 初心者のための“効率的な練習方法”
スーザンホップナーリサイタル バッハ無伴奏パルティータ1013 
マクサンスラリューリサイタル バッハ:ソナタNO5BWV529 ほか
高木綾子リサイタル   プーランク:ソナタほか
堀井恵 “子どもの才能をいかに伸ばすか”
大嶋義実 講座“フルートでもうかりまっか?”
伊藤公一、富久田治彦、清水信貴、戸田敦、白尾彰・・・
京都市交響楽団も大活躍

トレバーワイのワークショップ「効率的な練習の方法」がおもしろかった。
ワルターアウアー(ウイーンフィル)の数々の名演奏
スーザンホップナーのバッハ:無伴奏パルティータは、すばらしい演奏でした。

フルートメーカーの集まる展示ブースでも、珍しい楽器に触れることができ
盛りだくさんのフルートの祭典

なつかしい顔ぶれとの再会もあり、フルート三昧を楽しんできました。









“盆踊り” 篠笛(和納保存会拍子方) 和納八幡様神社

2011年08月14日 | 篠笛
“盆踊り” 復活に向けて(和納保存会拍子方)

岩室伝統芸能無形文化財・和納保存会拍子方
平成23年8月14日、及び15日の夜 19:00~21:00
和納八幡様神社 境内にて(新潟市西蒲区)
20年ぶりの盆踊りを復活させて再現してみました。

私の所属する[和納保存会拍子方」をちょっと紹介します。
和納保存会拍子方の笛吹きたちの活動する場は
年間を通していろいろあり、
数種のレパートリーがある。ちょっと紹介しよう。

まず、祭りの神事の笛から
① 「お神輿渡御」の拍子
この曲は、細かく分かれていて、
“行列の笛” “舞込み” “神の入場”がある。
いわゆる“行列の笛”は、「神事の笛」としても演奏され、
太鼓の合いの手ありの曲と、笛だけのおごそかな雰囲気の曲があり、神事の場面によって使い分けされている。
さらにこの曲は、大晦日23:00から<除夜祭>と、新年の0:00から<歳旦祭>でも演奏する。

② 「花火」の笛。
和納十五夜祭りの仕掛け花火打ち上げの際に演奏される
「草花火」の笛、「仕掛け花火」の笛の2種類

③ 「神楽舞い」・・・悪魔払いの縁起物として人気の出し物

④ 「岩室甚句」 「岩室音頭」・・・民謡流しで、笛は合いの手を入れる

⑤ 「盆踊り」・・・にぎやかな笛と太鼓と歌。歌詞は1番から40番まであるらしい。
20年ぶりの盆踊りの復活です。
消えかかっていた笛太鼓の演奏を引き継いで、
伝統芸能の復活に向けて機運が高まり、
カセットテープからの音源復元で、
20年ぶりの開催になりました。
65歳以上の人でなければ和納盆踊りの体験がないので踊れない。
笛を演奏できる人は2人、太鼓は1人になってしまいましたが、
この伝統を引き継いでいくために、がんばろうではないか。


⑥ さらに「バカ囃子」という笛拍子もあるようですが、もう伝統を伝える人がいません。