おいわどん音楽日記 (コンサート鑑賞、演奏会出演日記)

フルート、篠笛、リコーダー、クラシック、吹奏楽、オペラ、バロック、ジャズ、演劇、ミュージカル、映画、能楽・・・音楽日記

新潟県警察音楽隊 定期演奏会

2006年01月28日 | 演奏会(鑑賞)
1月28日(土)14:00 
新潟テルサ大ホール

県警カラーガールズの踊りや、ステージドリルもあり、すっごく楽しいステージでおもしろかったです。
演奏は、「世界の旅」と題して、いろんな国の音楽で盛りだくさんです。
80日間世界一周から始まって、ウイーンのワルツや日本では民謡やマツケンサンバもありで、バラエティでした。
今回のゲストは、チューバ奏者の佐野日出男さん・・・めずらしいチューバのためのコンチェルティーノなどを演奏。

そして、幕間には、落語がありました。
現役のおまわりさんが登場です。
お笑いの中に交通事故や交通ルールのお話を取り入れて、わかりやすい落語で、こりゃいい。
落語が本業で警察の仕事が趣味・道楽・・・おかしかったです。

最後のステージドリル「惑星」は、圧巻!
演奏しながら、きびきびと動いて、カラーガールズの踊りとともに、カラフルに彩られたステージはすばらしい。


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プラハ国立歌劇場オペラ 「フィガロの結婚」(鑑賞)

2006年01月13日 | 音楽
プラハ国立歌劇場オペラ モーツアルト「フィガロの結婚」
1月12日 18:30~ 新潟県民会館
楽しめました。
演出やソリストの好みで、評価がいろいろあると思われるが、全体的にいい出来だったと思います(^_^)
オペラは総合的な芸術ですね。音楽,歌、合唱、バレエ、セリフ、演技、台本、オーケストラ、指揮、舞台装置、美術、衣装、照明、字幕も含めて総合芸術ですね。
すべての芸術がここに凝縮されている。

スザンナやケルビーノは、自分の中では役柄のイメージが出来ている。
そんなイメージと違ったので、ちょっと違和感はあったが、それもまあ新鮮なものです。
私のスザンナのイメージは、素直で利口な女中だから、かわいく、小柄で、明るく、機敏で、ぽっちゃりで、みんなに好かれる人気者。 ケルビーノのイメージは、演ずるのは女だけど男の役をこなす、宝塚のトップスターみたいな期待の新人。そんなイメージがあるから、違うイメージの人が登場してくると、違和感あるが、それはそれでおもしろい。

このオペラでは,伯爵婦人の存在(配役)が重要だと思う。一幕二場の冒頭のアリアは、愛を失った悲しみを歌うきれいなアリアは、美しく感動です。
他には,有名な「恋とはどんなものかしら」「もう飛ぶまいぞこの蝶々」「伯爵夫人のアリア」「手紙の二重奏」・・・どのアリアもだいたいテンポが早めで、軽快な演奏であった。もっとゆったりと聴きたいアリアもあったのに・・・。

全曲カットなしでしたので、長時間で3時間もかかりました。演奏時間の都合で,カットする場合もあるアリアもみんな演奏してサービス満点でした。
サービスと言えば、バレエの挿入があって、豪華な演出になっていた。本来、結婚式のバレエの部分はあったほうが豪華でいいのだが、海外からの日本公演では、出演人数の都合でか、省略される場合がある。今日は美しいバレエが挿入されて結婚式の場面の雰囲気がよかったです。

「フィガロの結婚」を,今まで何回も見て聴いて鑑賞して、やっと複雑なシナリオがわかってきた。フィガロがマルチェリーナから借金をして、返済できないから結婚をしなければならないとか・・・”私がお母さん”・”この人がお父さん”までのどたばた劇の内容が、ありえない話でおかしい。

バルバリーナがピンを無くして、探している場面は、モーツアルトピアノ協奏曲18番の第二楽章にそっくり。
そのピンは、スザンナのもとに届いたのだろうか?疑問はあるが・・・・・。

伯爵が夫人の手をとり、スザンナだと思って、一生懸命口説く姿はこっけいです。
ありえないストーリーだが、いつもおかしく笑ってしまう場面です。

演奏は、オーケストラピットなので、響かない音響だったが、ホルンやオーボエが美しい演奏をしていた。
フルートは、欲を言えばフレーズの終わりの音色にもっとやわらかな余韻がほしいところ。



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