おいわどん音楽日記 (コンサート鑑賞、演奏会出演日記)

フルート、篠笛、リコーダー、クラシック、吹奏楽、オペラ、バロック、ジャズ、演劇、ミュージカル、映画、能楽・・・音楽日記

スロヴァキア放送交響楽団 演奏会   

2010年10月30日 | 演奏会(鑑賞)
スロヴァキア放送交響楽団 演奏会     
指揮=マリオ・コシック、 
ピアノ=スタニスラフ・ジェヴィツキ

10月29日(金) 
午後7時開演  
りゅーとぴあ・コンサートホール

グリンカ: 「ルスランとリュドミラ」 序曲
チャイコフスキー: ピアノ協奏曲第1番
ドヴォルザーク: 交響曲第8番


名曲が並んだこのようなコンサートが、毎年開催されているが、
ま、それも仕方ないこと。
あまりにも、毎年毎年、
「運命」「田園」「英雄」「新世界」
と続いたので、
今回の名曲プログラムは、やや新鮮。

しかし、りゅーとぴあコンサートホールの観客は半分くらい。
いや半分以下かも知れない。
2階正面のS席は、ガラガラでした。2階の両側もガラガラ。

そんな盛り上がらない少ない客席に,団員も反応したのか、
演奏もスリル感のない平凡な演奏に感じた。
フルート・ピッコロ、そしてオーボエがすべて女性で、
クラリネット・ファゴットがすべて男性で、木管メンバーの対比がおもしろい。

ドボルザーク8番では、フルートソロの名旋律の聴かせどころがあるのですが音の粒が全部聴こえてこなくて、音楽が流れない。
チャイコフスキーピアノコンチェルトでは、違うフルート首席奏者で、
第2楽章の美しいソロのメロディを期待したのですが、感動するほどのすばらしい演奏とは言えない。
東京交響楽団やNHK交響楽団のほうが、レベルの高い美しい演奏をしてくれると思います。

アンコールは、NHK大河ドラマ「利家とまつ」のテーマ曲
いまの時期に、「利家とまつ」を演奏しても・・・、
なんで?って感じ。









シエナ・ウインド・オーケストラ演奏会 (新潟・加茂文化会館) 指揮:金聖響

2010年10月23日 | 演奏会(鑑賞)
10月23日(土)
15:00開演
シエナ・ウインド・オーケストラ演奏会

指揮:金聖響
会場:加茂文化会館

吹奏楽の為の第一組曲/G.ホルスト
アルメニアン・ダンス 全曲 /A.リード
パイレーツ・オブ・カリビアン
ほか

シエナは、いつも佐渡裕の指揮で新潟県内で演奏していますが、
今回の指揮は、金聖響です。
かっこいい。
素敵な指揮でした。
ぜひその燃える指揮で演奏してみたいものです。

ホルスト「吹奏楽のための第1組曲」は、吹奏楽ファンなら、誰でも知っている名曲。
なつかしい青春の香りが漂う雰囲気。

「アルメニアンダンス」、「パイレールオブカリビアン」
ともに、過去に演奏したことのある名曲中の名曲で
吹奏楽ファンにはたまらない選曲ばかりがたくさん並びます。
いずれも模範的演奏ですばらしい名演です。

アンコール「星条旗よ永遠なれ」では
恒例の
会場から楽器を持った吹奏楽ファンが続々とステージに集合!
加茂高校や三条市民吹奏楽団のメンバーが多く参加していました。

開演前のロビーコンサートもよかったですぞ。
シエナ・フルーツ(フルート2重奏+パーカッション)
金野 紗綾香
西田 紀子
の2人のかわいい素敵なフルートアンサンブルを楽しめました。










エマニュエル・パユ(ベルリン・フィル首席フルート奏者) 小出郷文化会館

2010年10月17日 | フルート
エマニュエル・パユ 小出郷文化会館フルートリサイタル
平成22年10月17日(日)
15:00開演
小出郷文化会館 大ホール 

エマニュエル・パユ(ベルリン・フィル首席フルート奏者)
クリスティアン・リヴェ(ギター奏者)

J.S.バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタ ハ長調 BWV1033
Jバルトーク:ルーマニア民俗舞曲
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハより アリア
ピアソラ:タンゴの歴史
ほか
パユの超絶技巧の美しい演奏に感動です。

小出郷文化会館でのパユの演奏は、毎回(3度目)すべて楽しませていただいています。

パユが初めて小出郷文化会館を訪れたのは1998年10年11月
「ホールの音の響きも、照明も完璧。」と語ったパユの演奏は、圧倒的な美音の演奏でした。
 
2度目の登場は6年後の2004年10月。
その4日後に中越地震が発生。
大地震の被害に心を痛めてショックでしたが、小出郷に集まる人たちの暖かい印象が残っているという。

あれから6年。
3度目です。
再び小出でパユの名演奏が聴けて、大満足です。

アンコールは、琴と尺八の雰囲気をギターとフルートで奏でる「春の海」
会場は盛り上がり、大喝采でした。












りゅーとぴあ・ワンコインコンサート フルート=荒川洋 (新日本フィルハーモニー交響楽団首席フルート奏者)

2010年10月08日 | 演奏会(鑑賞)
りゅーとぴあ・ワンコインコンサート  
”やさしく語りかける音色”フルート=荒川洋

10月8日(金) 
午前11時30分開演  
お昼休みのひととき
りゅーとぴあ・コンサートホール

フルート/荒川 洋
ピアノ/うえだよう

♪マスネ:タイスの瞑想曲
♪ドゥメルスマン:大変奏曲“トレモロ”
♪荒川洋:夏の恋歌、ファンタジーほか

新日本フィルハーモニー交響楽団首席フルート奏者
豊かな表現力で人々を魅了するフルーティスト

フルート吹く姿は、かっこいい
ボリューム感の低音域の音色

荒川氏のフルート作品は、
自作品「ファンタジー」に代表されるように、
華やかでジャズ的なエッセンスとと
クラシックが融合した音楽であり、
自然といつの間にか引き込まれてしまっているフルートの魅力がいっぱいの演奏会でした。

さらに、
ピアノのうえだよう氏のささやくような弱音の伴奏がひときわ美しい。










ネーベル室内合奏協会 第62回演奏会  ヴィヴァルディ: 四季

2010年10月03日 | 演奏会(鑑賞)
ネーベル室内合奏協会 第62回演奏会 
~結成40周年記念演奏会~

10月3日(日) 午後2時開演  
りゅーとぴあ・コンサートホール

バッハ: 3台のチェンバロのための協奏曲、
リュリ: 舞曲集 (バロックダンスとともに)、
ヴィヴァルディ: 四季

ネーベル合奏協会は久しぶりに鑑賞しました。
みなさんメンバーは昔から同じで、いつもとかわらず元気ですね。
代表の清水さんほか、
チェロの相馬さん、
チェンバロの師岡さん、
がんばっていますね。

今日の演奏会は、チェンバロの岡田龍之介さんのリードで、
バロック音楽の楽しみを満喫できました。
リコーダーの皆川さんも出演で豪華な顔触れです。

リュリのバロックダンスは、素敵な気品のある踊りが新鮮でよかったです。

“四季“のソロの加藤えりなさんの超技巧的なヴァイオリンは、
美しい音色で観客を魅了し、
さらに、渋谷陽子さんのチェロの伴奏が素敵でした。
アンコールで再び演奏された、冬の“第2楽章”のソロヴァイオリン
うっとりと聴きほれる名演奏でした。








モーツァルト: オペラ 「コシ・ファン・トゥッテ」 新潟大学音楽科

2010年10月02日 | 演奏会(鑑賞)
モーツァルト:
オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」
(日本語、ピアノ伴奏)   
新潟大学音楽科有志 歌劇団Bones

10月2日(土) 
午後2時開演  
新潟市黒埼市民会館

指揮=松浦良治、 演出=傳川光留

新潟大学の学生らによる手作りオペラのだいご味を楽しみました。
指揮の松浦先生をはじめ、
学生たちでこのようなオペラを作り上げることは、
たいへんな努力と、大勢の仲間の協力で成り立ったことでしょう。
小道具を上手く使い、細部まで楽しめる演出の舞台でした。

キャストは、みんなそれぞれ持ち味を出して、熱演でした。
フェルランドの透き通るテノール、
ドラベッラのかわいいしぐさと美しい歌声、
とくに、デスピーナが舞台を盛り上げる重要な役割を名演技と名歌唱で、
彼女に拍手です。

ピアニストの3人もがんばりました。
モーツァルトの音楽は、
どの曲もやさしくすんなりと耳に入ってきてしあわせな時間でした。