東京交響楽団演奏会「モーツアルトの協奏曲5曲」
5月20日(土)
東京芸術劇場大ホール
モーツアルト生誕250周年記念公演
指揮:大友直人
アンサンブル・ウィーン=ベルリン
フルート:ヴォルフガング・シュルツ
オーボエ:ハンスイェルク・シェレンベルガー
クラリネット:ノーベルト・トイブル
ファゴット:ミラン・トゥルコヴィッチ
ホルン:シュテファン・ドール
モーツァルト:歌劇「劇場支配人」序曲 K.486
モーツァルト:オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314
モーツァルト:ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191
モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
モーツァルト:ホルン協奏曲 第4番 変ホ長調 K.495
モーツァルト:フルート協奏曲 第1番 ト長調 K.313
よかった演奏の順に・・・感想を。
ホルンの若手名手“シュテファン・ドール”が最高の名演を演奏してくれました。
まったくミスのない完璧な演奏で、美しいホルンの甘い音色でろうろうと奏でてくれました。
聴いていて、気分よくすがすがしく、快演でした。
フルート名手のシュルツの演奏は、上手くいってあたりまえ(^o^)
自分のやりたい演奏を自分がオケや指揮者をリードして演奏している感じで、指揮者の大友直人がシュルツに合わせていた。
ベテランの大家シュルツのやりたい放題の演奏であったが、彼の演奏主張はちゃんと伝わってきた。
そして、クラリネット“ノーベルト・トイブル”が、堂々とした演奏を披露してくれた。
今回の協奏曲の中では、演奏時間が一番長い協奏曲なのに、聴き手に飽きさせない、モーツアルトの世界の美しい演奏に引き込ませてくれました。
シェレンベルガーのオーボエの音色も美しかった(^。^)
シェレンベルガーとシュルツのCD「モーツァルトオペラ二重奏」は、大好きな演奏で、何回も聴いている愛聴CDです。
今回のシェレンベルガーのオーボエの音色は、細く繊細な感じがしました。
モーツアルト:ファゴット協奏曲はあまり演奏をする機会が少なくて、めったにお目にかかれない。
ファゴットの“ミラン・トゥルコヴィッチ”は、緊張していたのか、音が飛んだり、抜けたり、上がってしまって、指が震えていたのです。
モーツァルトの協奏曲は、どれも決まったパターンで、雰囲気が似ている。
一回の演奏会でこれだけメンバーをそろえて、飽きさせない演奏会をする企画は、なかなか簡単にできないでしょう。
名手ソリストを五人もそろえなくてはいけないですから。
ウイーン&ベルリンフィルのアンサンブルのメンバーだから可能だったのでしょう。
大友直人の指揮は、カデンツァの後のオケの入りのタイミングやテンポの設定がとても上手いです。
大友直人の指揮ぶりでは、オケは演奏しやすいと思う。
東京交響楽団のメンバーは、それぞれの協奏曲ごとにヴァイオリンのメンバーのプルトの位置や編成を代えて、緊張感のない演奏にならないように新鮮な雰囲気を常に保っていた。
さらに、ホルン協奏曲でのオケの中の同じ楽器のホルンや、フルート協奏曲でのフルート(相沢氏)が、ソリストを邪魔しないピアニシモの美しい演奏で、これがまた感動ものです。
フルートパートは、相沢政宏と高野茂之でした。
二時間半以上の長い時間の演奏会だったことを省みると、最初に演奏した「劇場支配人」序曲は、必要だったのかな?
オケの編成でクラリネット二本は、“劇場支配人”序曲だけ出番でしたから。
あとの、すべての協奏曲では、クラリネットはない編成のオケなのに・・・。
でも、序曲は、これからはじまる演奏会のいわゆる導入の挨拶演奏曲だから、やっぱし、必要なのかもね・・・。
池袋の東京芸術劇場大ホールは満員の熱気でした。
モーツァルト生誕250年記念にふさわしく、モーツァルトの雰囲気を充分に満喫できた演奏会でした。
5月20日(土)
東京芸術劇場大ホール
モーツアルト生誕250周年記念公演
指揮:大友直人
アンサンブル・ウィーン=ベルリン
フルート:ヴォルフガング・シュルツ
オーボエ:ハンスイェルク・シェレンベルガー
クラリネット:ノーベルト・トイブル
ファゴット:ミラン・トゥルコヴィッチ
ホルン:シュテファン・ドール
モーツァルト:歌劇「劇場支配人」序曲 K.486
モーツァルト:オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314
モーツァルト:ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191
モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
モーツァルト:ホルン協奏曲 第4番 変ホ長調 K.495
モーツァルト:フルート協奏曲 第1番 ト長調 K.313
よかった演奏の順に・・・感想を。
ホルンの若手名手“シュテファン・ドール”が最高の名演を演奏してくれました。
まったくミスのない完璧な演奏で、美しいホルンの甘い音色でろうろうと奏でてくれました。
聴いていて、気分よくすがすがしく、快演でした。
フルート名手のシュルツの演奏は、上手くいってあたりまえ(^o^)
自分のやりたい演奏を自分がオケや指揮者をリードして演奏している感じで、指揮者の大友直人がシュルツに合わせていた。
ベテランの大家シュルツのやりたい放題の演奏であったが、彼の演奏主張はちゃんと伝わってきた。
そして、クラリネット“ノーベルト・トイブル”が、堂々とした演奏を披露してくれた。
今回の協奏曲の中では、演奏時間が一番長い協奏曲なのに、聴き手に飽きさせない、モーツアルトの世界の美しい演奏に引き込ませてくれました。
シェレンベルガーのオーボエの音色も美しかった(^。^)
シェレンベルガーとシュルツのCD「モーツァルトオペラ二重奏」は、大好きな演奏で、何回も聴いている愛聴CDです。
今回のシェレンベルガーのオーボエの音色は、細く繊細な感じがしました。
モーツアルト:ファゴット協奏曲はあまり演奏をする機会が少なくて、めったにお目にかかれない。
ファゴットの“ミラン・トゥルコヴィッチ”は、緊張していたのか、音が飛んだり、抜けたり、上がってしまって、指が震えていたのです。
モーツァルトの協奏曲は、どれも決まったパターンで、雰囲気が似ている。
一回の演奏会でこれだけメンバーをそろえて、飽きさせない演奏会をする企画は、なかなか簡単にできないでしょう。
名手ソリストを五人もそろえなくてはいけないですから。
ウイーン&ベルリンフィルのアンサンブルのメンバーだから可能だったのでしょう。
大友直人の指揮は、カデンツァの後のオケの入りのタイミングやテンポの設定がとても上手いです。
大友直人の指揮ぶりでは、オケは演奏しやすいと思う。
東京交響楽団のメンバーは、それぞれの協奏曲ごとにヴァイオリンのメンバーのプルトの位置や編成を代えて、緊張感のない演奏にならないように新鮮な雰囲気を常に保っていた。
さらに、ホルン協奏曲でのオケの中の同じ楽器のホルンや、フルート協奏曲でのフルート(相沢氏)が、ソリストを邪魔しないピアニシモの美しい演奏で、これがまた感動ものです。
フルートパートは、相沢政宏と高野茂之でした。
二時間半以上の長い時間の演奏会だったことを省みると、最初に演奏した「劇場支配人」序曲は、必要だったのかな?
オケの編成でクラリネット二本は、“劇場支配人”序曲だけ出番でしたから。
あとの、すべての協奏曲では、クラリネットはない編成のオケなのに・・・。
でも、序曲は、これからはじまる演奏会のいわゆる導入の挨拶演奏曲だから、やっぱし、必要なのかもね・・・。
池袋の東京芸術劇場大ホールは満員の熱気でした。
モーツァルト生誕250年記念にふさわしく、モーツァルトの雰囲気を充分に満喫できた演奏会でした。
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