おいわどん音楽日記 (コンサート鑑賞、演奏会出演日記)

フルート、篠笛、リコーダー、クラシック、吹奏楽、オペラ、バロック、ジャズ、演劇、ミュージカル、映画、能楽・・・音楽日記

NHK交響楽団 ベートーヴェン「第9」演奏会 (NHKホール)

2010年12月23日 | 演奏会(鑑賞)
NHK交響楽団 第九コンサート2010
12月23日(祝) 
午後2時開演  
渋谷:NHKホール

ベートーヴェン / 交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱つき」
指揮|ヘルムート・リリング

ソプラノ|タマラ・ウィルソン
アルト|ダニエラ・シントラム
テノール|ドミニク・ウォルティヒ
バリトン|ミヒャエル・ナジ
合唱|国立音楽大学

ヘルムート・リリングが指揮する第九
バッハ音楽の大家として、私はレコード時代にたくさん親しんだりリング

リリングの第九は、
ゆったりとしたテンポであった。
リリングは、高齢のせいか足腰も弱り、
指揮はだいじょうぶかなと思えるくらいの雰囲気を漂わせていたが、
巨匠らしくゆったりとしたテンポでまとてあげた第九であった。

第四楽章の出だしのなんとのろいこと。
もっと激しい演奏を期待したが。
第一楽章からゆったりの演奏です。
どの楽章も聞き慣れたテンポと違ってゆったりで
随所にに違和感(新鮮味というか)があり、
気分的には盛り上がらなかった。

しかし、
なんといっても、国立音楽大学の合唱団の若々しい歌声が魅力的

フルート首席の神田寛明は美しい音色聴きほれました。
ピッコロの菅原潤さんは、今日はがんばりすぎていたせいか、
最高音の音程が定まらず、オケから飛び出した音でした。
いつも木管の黒いピッコロなのに
今日は、ピカピカ光っていたのでいつもと違う楽器だからでしょうか。
いつものまろやかさが、なかったように聴こえました。

ソリスト4人の登場は、第2楽章が終わってからではなく、
第3楽章が終わってからの登場でした。

いつも聴きなれている、第3楽章から第4楽章へすぐに突入する演奏ではなく、
第4楽章の前に、会場の拍手でソリストが登場する。
ソリスト4人は、ステージの真ん前で、
チェロ首席の前、客席に向かって四人並んで歌う。
この配置は、初めて見た。
最初にバリトンがソロで歌うときも、
四人全員立ち上がって歌いつづけるなど、
創意工夫が見られ、見た目でも斬新な第九であった。












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