東京交響楽団第42回新潟定期演奏会
指揮=ユベール・スダーン、
ピアノ=伊藤恵
7月15日(日) 午後5時開演
りゅーとぴあ コンサートホール
ハイドン: 交響曲第1番、
シューマン: ピアノ協奏曲、
ベートーヴェン: 交響曲第4番
すごい「ベートーベン4番」の演奏を聴きました。
ユベール・スーダンの指揮(解釈)はおもしろい演奏でした。
以前の演奏会で、
モーツアルトの演奏も、斬新な演奏で、
どきっとしたことを思い出した。
今回のベートーベンで、再び驚き!!!!
こんな斬新な解釈のベートーベンは、
いままでにお目にかかったことがない。
アクセントの部分が、
聴きなれたベートーベンではない。
ピアノシモからクレッシェンドする
ダイナミックな奏法が衝撃的で・・・
ウトウトと、眠ることはできない。(笑)
フォルテピアノのあとに、クレッシェンドして、
フォルテに持ってく演奏技法・・・
随所にいろんな工夫がみられて、
普通の演奏に聴き慣れてしまっている、
ベートーベン愛好者にとっては、
飽きないベートーベンであったことでしょう。
4楽章が終わってからは、
「ブラボー・ブラボー」の嵐です。
そんなブラボーの歓声に答えて、東京交響楽団の楽員達も、
楽しそうに、笑顔でいい顔をしています。
きっと名演奏をした満足感からでしょう。
拍手喝采の中で、
指揮者は、まず、フルートの相沢政宏氏を立たせて、
彼の演奏をたたえます。
相沢氏のフルートの音色は美しくうっとりでした。
さすがでした。
いいフルートの音色を聴きました。
久しぶりの感動のベートーベン4番でした。
シューマンの伊藤恵もすばらしかったです。
堂々とシューマンの重厚さと華やかさを表現していました。
ベートーベン4番が、あまりにも衝撃的だったので、
伊藤恵さんの演奏のことを多く書きませんが、
伊藤恵さんのピアノは、すばらしい演奏でした。
この演奏会の前に、
13:00から、
ロビーホワイエで、東京交響楽団のミニコンサート
モーツアルトの「クラリネット五重奏曲」
演奏は、
近藤千花子(クラリネット)、
枝並千花・福留史紘(ヴァイオリン)、
西村眞紀(ヴィオラ)、
アデル・亜貴子・カーンス(チェロ)
近藤さんのクラリネットが素敵でした。
太い音色の低音から、繊細な高音まで
クラリネットの音色が美しくホワイエに響いて、
特にピアニシモの美しさは、絶品です。
大好きなモーツアルトの音楽を満喫できました。
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