京の四季 名勝散策 写真集

京都の観光、散策の参考にしていただければ幸いに思います。

京都雪景色 龍安寺 1/17/2011

2011年01月27日 | 洛中 西部

  

  17日二件目は、龍安寺に行ってきました。坂道の多いこのエリアなるべく信号で止まらなくていいように徐行運転で行ってまいりました。 駐車場に
  入るスロープが心配でしたが、除雪がされており問題は起きませんでしたが、次回の雪降りのためにチェーンを買いに行くことにいたしました。










  
  龍安寺は、徳大寺家の別荘だったものを、宝徳2年(1450)管領 細川勝元が譲り受けて寺地として、妙心寺の義天玄承を開山として創建された寺院
  で臨済宗妙心寺派に属しております。









  
  応仁の乱で一度焼失しており、1499年勝元の子、政元が再興しましたが、1797年の火災で方丈、仏殿・開山堂などを失いました。現在の方丈は、そ
  のとき西源院の方丈を移築したものです。
  





  
  山門を入りすぐ左手に広がります鏡容池は、徳大寺家によって築かれたもので、かつては鴛鴦(おしどり)が群れ遊んだことから鴛鴦池と呼ばれており
  ました。 池に浮かぶ弁天島






  









  
  弁天島に渡る石橋








  
  現在の鏡容池では、鴨や白鳥が羽を休めております。








  
  島から望む大珠院
  







  









  









  









  









                     
                     春になれば、ピンクの花を咲かせる紅枝垂れ桜







                     
                     枝垂れ桜の向かい側に佇む大仏像








                       
                       階段を上れば、方丈の拝観入口になる庫裡があります。







  









  
  庫裡を入った所の屏風です。








  
  龍安寺には、何度も伺っておりますが人の居ない方丈庭園は初めてでした。まだ、9時半という事もありますが、雪が積もった朝は、このエリアですと
  まず最初に金閣寺に行かれる方が多いのだと思います。






  
  龍安寺の石庭は、白砂を敷き詰め、帚目を付け、15個の石を一見無造作に5か所、点在させただけのシンプルな庭です。巨大な中国の山水の世界を
  日本人独特の感性を研ぎ澄まして写した「枯山水」の庭といわれており、15個の石は、庭をどちらから眺めても、必ず1個は他の石に隠れて見えないよ
  うに設計されているといいます。




  
  あいにく本日は、雪の量が多すぎて帚目が隠れてしまっておりました。








  









            
            最大の特徴は、「水を感じさせるために水を抜く」ということで、水を見立てられるようなものをつくり、白砂も大海をイメージ
            し、岩は島というより山に見立てられております。作庭は室町幕府に仕えた相阿弥の作と伝えられますが、作者、作庭年
            代、表現意図ともに諸説あって定かでないようです。室町時代末期の作で特芳禅傑らの優れた禅僧によって作られたも
            のとも伝えられております。







                     









  
  方丈西側 廊下を左に進みますと仏殿につながりますが、拝観はなされておりません。








  
  方丈裏側の蹲は、『吾唯足知』(ワレタダタルヲシル)と読み銭形の型をしたつくばいで中心の口を共用すれば時計回りに『吾唯足知』と成り、禅の格言
  を謎解きに図案化された無言の悟道です。 水戸光圀公の寄進と言われております。






     
  ちなみに、非公開ではありますが、方丈広間には龍安寺の名前の由来につながると思われる双龍図があります。








  









  









  
  方丈への出入り口の勅使門 左手の壁の内側が先ほどの石庭になります。








  
  参道の突き当たりが、納骨堂とパコダの慰霊塔になります。








            
            参道の右手、12月の第一週頃です。







  
  楓の参道の左手に位置する西源院








  
  参道右手、方丈の西側の仏殿に通じる中門です。








  
  境内の西の端に位置する納骨堂前のパコダの慰霊塔 第二次世界大戦の時ビルマで戦死された方々の慰霊塔です。








  
  納骨堂








  









  









  









  









  
  納骨堂の南側は、春になりますと桜が咲き誇ります。








            
            上の写真の近辺です。







  
  桜やモミジの林を抜けますと池の西側に出てまいり、池の横には湯豆腐の店があります。








  









  
  鏡容池の西側の藤棚








  
  左手が弁天島








  
  池の南側から大珠院








                       
                       池を一周いたしますと、入口の山門横に出ます。








  









  









  










コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 京都雪景色 仁和寺 1/17/2011 | トップ | 京都雪景色 大徳寺 龍源院... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

洛中 西部」カテゴリの最新記事