鞍馬寺(くらまでら)は、左京区鞍馬本町にある仏教寺院で、宗派はもと天台宗に属しておりましたが、1949年以降独立
して鞍馬弘教総本山となっております。
京都盆地の北に位置し、豊かな自然環境を残す鞍馬山の南斜面に位置する鞍馬は牛若丸
(源義経)が修行をした地として著名です。
鞍馬寺は、狛犬の代わりに虎が鎮座いたしております。
仁王門は湛慶作の仁王尊像を祀り、俗界から浄域への結界とされております。
ケーブル乗り場の手前にある幼稚園の入り口にあるお地蔵さん。
鞍馬寺への輸送機関としてケーブルカー(鞍馬山鋼索鉄道)を運営しており、宗教法人と
しては唯一の鉄道事業者ともなっています。
標高差120m距離200mを4分で運んでくれます。
ケーブルを降りてすぐのところに有る多宝塔 は、1959年(昭和34年)再建されたものです。
ここから、本殿金堂までは、約500mの歩きです。
最後の階段の途中にある寝殿は、貞明皇后さま鞍馬山行啓の際の御休息所として使われた建物です。
寝殿向かい転法輪堂の手水場
一尺六寸の阿弥陀如来を祀る転法輪堂の屋根越しに見る貴船の山々。
本殿金堂 三尊尊天を祀り、地下には宝殿があります。
翔雲台
開基は、鑑真の高弟鑑禎(がんてい)とされており、本尊は鞍馬寺では「尊天」と称します。「尊天」とは、毘沙門天王、
千手観世音菩薩、護法魔王尊の三身一体の本尊です。
仁王門の前にも居りました虎は、毘沙門天がお山に降りてこられたのが、
寅年の寅の日、寅の刻と言うところから虎が守っているそうです。
閼伽井(あかい)護法善神社
本殿金堂の向かって左側にある光明心殿 護法魔王尊を祀り、護摩供を修する道場です。
本坊金剛寿命院 お寺の寺務所です。
奥の院に向かう階段ですが、今回は遠慮しておきました。この道を
進むと1.5kmで貴船神社に到着します。
奥の院には、義経縁の「背比べ石」や「義経堂」などいろいろ見所が
ありますので、時間の許す方は、まず鞍馬寺にお参りして、徒歩で
貴船に回られるルートをお勧めします。
入山される方には、杖の貸し出しがあります。
灯篭には、毘沙門天が彫られております。
帰り道は、ケーブルを使わず歩いて下ります。距離にして約800m時間にして15分の行程です。
中門 もともとは仁王門の脇にあって勅旨が使った勅旨門が移転されました。
双福苑 朱塗りの橋の両側に大黒天と恵比寿さんが祀られこの一帯を双福苑と呼ぶそうです。
いのち(愛と光と力の像)鞍馬山の教えのシンボルとなっております。
鞍馬の火祭りは、氏子である由岐神社のお祭りです。
由岐神社(ゆきじんじゃ)は、鞍馬寺の鎮守社であり、通称靫明神(ゆきみょうじん)いいます。
祭神は元は宮中に祀られておりましたが、都で大地震・天慶の乱が起き、当時の天皇である朱雀天皇の勅により、
天慶3年(940年)、鞍馬の地に遷宮をし、北方鎮護を仰せつかったもので、例祭の鞍馬の火祭は、そのときに里人が
かがり火を持って神霊を迎えたことが始まりとされております。
大杉社(願掛け杉)樹齢800年樹高53mの杉が3本そびえております。
由岐神社の正面鳥居
魔王の滝 崖の上のお社には魔王尊石像がお祀りされております。
吉鞍社 魔王の滝のすぐ下手にあります。
ゆっくり歩いてたら30分掛かりましたが、新緑の中霊気宿る山を歩いていると気力が高まる様な気がいたしました。
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