京の四季 名勝散策 写真集

京都の観光、散策の参考にしていただければ幸いに思います。

十日ゑびす 01/10/2010

2010年01月13日 | 洛東 東山 四条八坂近辺

        京都ゑびす神社は西宮・大阪今宮神社と並んで日本三大ゑびすと称され、「えべっさん」の名で親しまれています。
        その起源は約800年前土御門天皇の建仁2年(1202年)に禅の祖といわれる栄西禅師が建仁寺建立にあたり、その鎮守
        として最初に建てられたものです。今日多くの方はゑびす様と言えば「商売繁盛の笹」をイメージされますが、ゑびす信仰
        の象徴とも言える笹は元来京都ゑびす神社独自の「御札」の形態が広まったものです。笹は縁起物の松竹梅の竹の葉は
        「節目正しく真直に伸び」「弾力があり折れない」「葉が落ちず常に青々と繁る」といった特徴から家運隆昌、商売繁盛の象
        徴となりました。






        
        この日は、本ゑびすの10日と日曜日が重なり四条通りから、この人混みが続いており、この時点から動かなくなりました
        ので、参拝の列を離れ笹だけを求めに人混みを掻き分けて進みました。








        
        参拝客の列が中央を占めておりましたので、端っこのわずかな隙を進み昨年の笹を返し、顰蹙を買いながら列を横断し
        て笹を買いに向かいました。








        
         御祭神は、八代言代主大神(やえことしろぬしのおおかみ)大国主大神(おおくにぬしのおおかみ) 少彦名神(すくなひ
        こなのかみ)が祀られており、 平成14年に、建仁2年(西暦1202年)栄西禅師によって京のこの地に建立されてから800
        年目という記念すべき年を迎え八百年奉祝祭が催されました。この人混みを横断するのは、無謀でしたが時間が無かっ
        たのでやってしまいました。








        









        
        宮川町の舞妓さんから笹を受け取り(3000円)アルバイトの巫女さんの前に積まれた縁起物を選び付けてもらいます。








        









        









                       
                       縁起物を付けてもらうと、そのまま進み本殿南側で、いつも寝てられるとか
                       耳が遠いとか云われているゑびすさんを本堂でお参りした後、横手の板を
                       叩いて今一度お願い事などを頼みます。 本来ならそこから縄手通りまで
                       引き返すのですが、今日の人出では無理なので宮川町の方から縄手に戻
                       りました。       








        
        縄手に戻った処、ゑべっさんの南側にある摩利支尊天さんにもお参りしてまいりました。摩利支天堂とは建仁寺の塔頭
        の禅居庵の中にあります。 








        
        摩利支尊天堂は禅居庵の一部で、本尊は摩利支尊天といってインドの軍神を祀っております。陽炎を神格化した女神で
        摩利支尊天は護身・得財・勝利などをつかさどる神として日本では武士の守護神とされており、楠木正成は兜の中に摩
        利支天の小像を篭めていたと云われております。摩利支尊天は、三つの顔と六本の腕を持ち、頭には宝冠、身には甲冑
        を着け、七頭の猪に乗っている姿だと云われます。










        
        摩利支尊天が猪に乗って現れることから、境内には至る所に、狛犬ならぬ、狛猪(こまいのしし)が沢山見られます。








        
        縄手側の入り口には、うり坊の姿も見られます。








        
        ゑべっさんの鳥居前から四条に向かう様子です。








        
        昨年まで見なかった、今どきの屋台がいくつか目に付きました。 チキンケバブ イスラムでは羊が一般的ですが、チキン
        なら焼き鳥か唐揚のほうが売れるのではと商売柄余計なことを思ってしまいました。








        
        ビックバーガー、歩きながらは無理がありそうでしたが、これも余計なお世話ですね。







        
        ニックンロール、おにぎりを牛肉で包んで焼いている様でしたが、チャレンジ出来ずにスルーしてしまいました。








        
        お好み焼き屋さんでは食べたことがありますが、屋台では初めて見掛けました。








        









        
        なかなかダイナミックな展示に思わずシャッターを切ってしまいました。屋台中継はこの辺で、店に戻ります。 

        下からの写真は、この日ちゃんとお参りが出来なかったので、12日の仕舞いゑびすに行ってお参りを済ませてきました。








             
             縄手通の屋台は、11日の夜中に撤去され日常の風景に戻っておりました。








        
        この日までは、笹も笹に付ける縁起物も買え、同じご利益が有るのであれば、お祭り気分と人混みを味わいたくない方
        には、車で横付けも出来お勧めいたします。








                            
                            先日の人混みの中では気付く事も出来ませんでした。 
                            この、ゑべっさんは上の鳥居の右手前に建っております。








        
        縄手通りから鳥居をくぐり直ぐ右手にある財布塚と名刺塚








        
        財布塚の文字の左には、経営の神様と言われた松下幸之助さん奉納の文字が刻まれております。
 








        









        









        









        
        建仁寺の境内では、ゑべっさんの期間は臨時の駐車場になりますので、この日は若い方々がゴミを拾い掃き清めておら
        れました。








        
        今年の笹は、こんな感じです。 笹(3000円)宝船・恵比寿・鯛(3700円) 傘飾り(1500円)でした。








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