京の四季 名勝散策 写真集

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比叡山 西塔 2008

2008年11月15日 | 洛外 比叡山方面

西塔入り口の灯籠

お地蔵さんが各面に彫ってありました。
11月12日時点で、紅葉は五分といった感じです。
それでも、京都の中では山の上だけに一番早く紅葉しております。










常行堂と杉苔
常行堂、法華堂と言う同じ形の二堂が、渡り廊下繋がっており、俗に『弁慶のにない堂』と呼ばれる。
法華と念仏が一体であるという比叡山の教えを表し、法華堂では法華三昧の、常行堂では常行三昧の修行が行われる。









                 
                 法華堂前の道を入ったところの紅葉

                 比叡山は大木に覆われているため、木陰になっている木々は
                 紅葉が遅いようです。
                 やはり太陽の陽光を浴びないと色付きも出来ないという事な
                 のでしょう。










にない堂  弁慶ゆかりの地
西塔には力持ちの弁慶が常行堂と法華堂の渡り廊下をてんびん棒にして担いだという伝説から『弁慶のにない堂』と
呼ばれるようになりました。
弁慶は比叡山延暦寺に入り、自ら西塔の武蔵坊に住んだことから武蔵坊弁慶と名乗り、学問や仏修行より武芸が好き
であったと伝えられています。










にない堂
裏手の黄色くなっているのは苔で年中この色なのか、この時期に紅葉するのかが分からず、しばし見入ってしまいました。










にない堂から釈迦堂を望む
途中左手に恵亮堂があります。










恵亮堂(えりょうどう)
恵亮和尚800~859年を本尊として祀られたお堂です。
この和尚を大楽大師と称し当時、お山の中では修力霊験が最も優れた和尚であり、京都・妙法院を創建した人でもあります。










釈迦堂
西塔の中堂で、正式には転法輪堂と言い、現在の建物は、信長の比叡山焼討ち後、秀吉が三井寺(園城寺)の金堂を
1596年移築して手を加えたと伝えられています。
山内では最も古い建物で本尊は伝教大師御自作の釈迦如来立像で、堂の名前もこれに由来する。

相輪橖(そうりんとう)
釈迦堂の背後の林の中に立つ、高さ10メートル余りの相輪橖があります。
中には法華経、大日経など23部58巻が納められています。









                 
                 仏足石
                 釈迦の足跡の形を刻んだ石。仏像の発祥以前に
                 古代インドで行われた釈迦の象徴表現の一。
                 中国の唐を経て日本にも伝わり、奈良の薬師寺
                 のものが有名。









             
             釈迦堂 鐘楼
             釈迦堂に向かって左側の仏足石の横の階段を上れば鐘楼があります。
             自由に撞く事が出来、凛と張り詰めた空気の中、心地よい響きがこだまし
             ます。










釈迦堂よりにない堂への帰り道



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