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未知との遭遇

2013年04月01日 | 何かの足しになれば

 人間は経験に依存して生活しています。その経験は自身の知覚に由来していると言えるでしょう。つまり自分自身が感じたことを通じて、自分が経験したと考えるわけです。したがって、その人の知識や洋服のセンスや信念のようなものも、その人が知覚を通じて得た経験に依存しているといえます。しかし、それらが経験に依存しているだけなら、その人は同じことを繰り返すだけになります。

 人間にとって「未知」は「不安」につながります。自分が知覚したことのない「未知」に踏み込まないと新しいこと(知覚)ができません。そして新しい「知覚」が新しい経験となってその人の世界を広げていく。もちろん、自分の経験から推測することができない「未知」は不確実な世界です。その世界に踏み出さない限り豊かな人生、たような人生を送ることは難しいでしょう。

 「未知」という不安や困難に立ち向かうとき、自分はどのような行動をする人間なのか?この自分自身の「適応習性」を自分自身で確認することが必要です。受験勉強と部活との両立で悩んだとき、その人はどのような行動をとるのか?どちらかを諦める?最後まで挑戦する?つまり、「未知」の不確実要素にスポットを当てて「不安」に思うより、「未知」を前にしたとき、その一歩手前にいるときの「適応」を経験する。そしてその時に自分はどのように適応したのか(習性)を積み重ねていく。