観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ハマシギ、そしてカワウの群れ

2020-11-17 23:47:07 | 冬の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の満潮時間 7時27分 潮位258cm

今日の干潮時間13時07分 潮位 95cm

 

少し前の寒さは何処へやら、今日も穏やかで暖かな日でした。

日の当たる干潟でのバードウォッチングは快適を通り越して、暑いくらいです。

干潟では、ハマシギやカモの仲間が餌を探していました。

満ちてきて、干潟がだんだんと狭くなってきたので、ハマシギたちが広い方の干潟へと移動してきます。

すると、このタイミングで、カワウの群れが飛来。ハマシギたちは驚いたのか、飛んでいってしまいました。

次々とやってくるカワウと、それについてくるサギたち。

カワウの群れの移動は水を叩く羽音などもするので、迫力があります。

今日の庄内川河口には珍しくタゲリ7羽と、ミコアイサのメス1羽も観察されました。

移動中なのでしょうか。

 

今日の野鳥観察館前の水たまりにやってきたツグミ↓。ヤマガラ、シジュウカラ、ジョウビタキ、スズメなども頻繁にやってきていました。

(※今日のハマシギの写真は来館者の方に提供いただきました。)

 

 

※明日、第三水曜日は休館日です。

明日の満潮時間 8時13分 潮位246cm

明日の干潮時間13時45分 潮位109cm

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ズグロカモメが良く観察できました。

2020-11-15 20:09:28 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 5時54分 潮位262cm

今日の干潮時間11時47分 潮位 69cm

 

今日は大潮ですが潮位が高く、春から夏にかけての中潮ほどしか干潟が干出しません。

その分、鳥たちの移動も少なくてじっくり観察するには良い潮です。

今日は月に一回行われている藤前干潟周辺の鳥類調査があるので、久しぶりに早朝の干潟に向かいました。

まだ干潟が現れていないうちからハマシギの群れが飛来してきました。

ハマシギの飛来数はここ数日と変わりありません。そして、カモ達はエクリプスから生殖羽(冬羽)になって分かりやすくなってきています。

先月の調査の時もロシアのカムチャッカで放鳥されたことを示すフラッグを付けたハマシギを2羽確認しましたが、今日も同個体か分かりませんが、このカムチャッカのフラッグ付きのハマシギ2羽を観察できました。

干潟が広がり始めるとオオソリハシシギもやってきました。さすがに秋のシギ・チドリの渡りは終わったようですが、数は少ないものの12種類のシギ・チドリが観察されています。

干潟が引き始めるとハマシギたちの他に、ズグロカモメの群れも干潟を飛び回ります。

時々、水面に飛び込みヤマトオサガニを捕らえていました。

まだこの季節は冬に多くなるセグロカモメやオオセグロカモメ、カモメ、ユリカモメが少なく今日一番目立ったカモメはズグロカモメでした。

昨シーズンはチュウヒを観察する機会が非常に少なかったですが、今シーズンは1~3羽のチュウヒを観察できる日が多くなってきました。

今日も2羽のチュウヒが交互に干潟に現れて。カウント途中なのにハマシギやカモ達を飛ばして邪魔をしてくれました。

猛禽類は見たいんだけど、カウント途中は許してほしいです。

 

今日の尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会合同藤前干潟周辺鳥類調査でカウントできた主な野鳥

カンムリカイツブリ192、カワウ643、ゴイサギ1、ダイサギ14、コサギ43、アオサギ47、マガモ179、カルガモ257、コガモ282、オカヨシガモ93、ヒドリガモ193、オナガガモ811、シマアジ6、ハシビロガモ13、ホシハジロ16、キンクロハジロ24、スズガモ315、ミサゴ20、トビ3、チュウヒ2、ハイタカ1、オオバン93、ハジロコチドリ2、シロチドリ10、メダイチドリ2、ダイゼン37、ハマシギ1,350、アカアシシギ2、コアオアシシギ1、アオアシシギ21、イソシギ9、オオソリハシシギ1、タシギ4、オオハシシギ2、ユリカモメ5、セグロカモメ9、オオセグロカモメ1、ウミネコ10、ズグロカモメ23他 
総計55種5,256羽

 

明日月曜日は野鳥観察館の休館日です。

月曜日の満潮時間 6時41分 潮位254cm

月曜日の干潮時間12時28分 潮位 81cm

火曜日の満潮時間 7時27分 潮位258cm

火曜日の干潮時間13時07分 潮位 95cm

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イベント開催しました。

2020-11-14 23:43:27 | 冬の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

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藤前干潟

今日の干潮時間11時04分 潮位 62cm

今日の満潮時間17時01分 潮位255cm

 

今日は予定どおりイベントを開催。

午前中は渡り鳥調査隊を野鳥観察館で実施しました。

晴れて穏やかなお天気だったので、屋外に出て観察などもしました。

今日の渡り鳥調査隊では24種の野鳥を観察できました。ハイタカが干潟のハマシギの群れを襲ったのも見られました。

 

午後からは、お隣の稲永ビジターセンターで藤前干潟ふれあい事業「ひがたにくるトリ、どんなトリ?」を開催。

まずは、ホールで今、藤前干潟に多数が飛来しているカモの渡りや種類を講師のチャチャットさんから説明。その後、デコイの役割も紹介しました。

説明の合間にはマガモの渡りの寸劇も。

その後、藤前干潟の渡り鳥を紹介する動画を鑑賞した後、カモのミニデコイ塗りをしました。

子どもも大人も真剣に塗っていました。

色塗り完了後は乾燥。

最後にラッカーで仕上げです。

今回もそれぞれオリジナルのカモになりました。

完成したカモのデコイと一緒に記念撮影も。

みなさん、真剣な眼差しで楽しそうに色塗りしていたのが印象的でした。

カモや藤前干潟の鳥に興味も持ってもらえてると嬉しいです。

参加者のみなさん、スタッフのみなさん、ありがとうございました。

 

今日の渡り鳥調査隊等で観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ186、カワウ56、ダイサギ3、コサギ3、アオサギ49、マガモ28、カルガモ1、コガモ16、オカヨシガモ3、ヒドリガモ23、オナガガモ725、ハシビロガモ1、ホシハジロ3、キンクロハジロ7、スズガモ113、ミサゴ18、ハイタカ1、チュウヒ3、ハヤブサ1、シロチドリ9、ダイゼン36、トウネン1、ハマシギ989、イソシギ3、オオハシシギ1、セグロカモメ19、ウミネコ41、ズグロカモメ1

ハシボソガラス、ハクセキレイ、ジョウビタキ

 

明日の干潮時間11時47分 潮位 69cm

明日の満潮時間18時09分 潮位254cm

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イベント準備

2020-11-13 20:57:09 | 冬の藤前干潟

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名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

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藤前干潟

今日の干潮時間10時18分 潮位 60cm

今日の満潮時間16時25分 潮位248cm

 

今日も穏やかな日でした。

稲永公園のプラタナスの紅葉は今が見頃です。そのうちプラタナスの手のひらより大きな葉がたくさん降ってくるでしょう。

 

明日は、「渡り鳥調査隊」と藤前干潟ふれあい事業「ひがたにくるトリ、どんなトリ?」を開催します。

☆11月14日(土)藤前干潟ふれあい事業「ひがたにくるトリ、どんなトリ?」@稲永ビジターセンター(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)→詳細はこちら(藤前干潟ふれあい事業(名古屋市HP))※募集は終了しています。

 

といういうことで、今日はその準備を講師のchachattoさんと、名古屋自然保護官事務所のレンジャー・アクティブレンジャーさんと一緒に行いました。

明日もお天気は良さそうです。参加者のみなさんに楽しんでもらえるイベントになるよう、頑張ります。

 

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ145、カワウ1,592、ダイサギ4、コサギ3、アオサギ32、マガモ38、カルガモ0、コガモ30、ヒドリガモ111、オナガガモ262、ハシビロガモ10、ホシハジロ7、スズガモ483、ミサゴ12、ハヤブサ1、シロチドリ7、ダイゼン25、ハマシギ1,265、ユリカモメ1、セグロカモメ32、オオセグロカモメ2、ズグロカモメ15、ウミネコ46

 

 

明日の干潮時間11時04分 潮位 62cm

明日の満潮時間17時01分 潮位255cm

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ダイゼンをきっかけに

2020-11-12 23:44:28 | 冬の藤前干潟

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藤前干潟

今日の干潮時間 9時28分 潮位 63cm

今日の満潮時間15時48分 潮位236cm

 

今日も晴れました。昨日より暖かかったように思います。

今日も午前中は、港区内の小学生(約40名)が野鳥観察館と稲永ビジターセンターに来館。

今日、来館した小学校は稲永公園に最も近い場所にある小学校。

身近にある藤前干潟をより知ってもらいたいという稲永ビジターセンタースタッフの強い思いで、今回はダイゼンという渡り鳥のプログラムをスタッフが作成。

ダイゼンが繁殖地であるシベリア・アラスカから藤前干潟を中継してオーストラリアまで渡りをするというすごろくゲームをセンター丸ごと使って行っていました。

野鳥観察館では、それに合わせてダイゼンの観察と、ダイゼンのミニクイズを行いました。

ダイゼンは遠いところにいたので、とても小さくて見るのが大変でしたが、すごろくゲームをしてきた子どもたちは、絶対見たいということで、目を凝らして見てくれました。

稲永ビジターセンターで行ったすごろくゲームも、野鳥観察館での野鳥観察・クイズも真剣に、そして楽しそうにしてくれていた子どもたち。

ダイゼンという鳥を今回初めて知った子どもたちがほとんどだと思いますが、ダイゼンという鳥をきっかけに、自分たちの身近にある藤前干潟に、渡り鳥に、生きものに親しみや感心を深めてもらえたら良いと思っています。

 

今日の干潟ですが、ハマシギは約1,400羽を確認しています。

ここのところ毎日、たくさんのハマシギを見られており、今季はハマシギの飛来は順調だと感じています。

今日の小学生も熱心に観察していたミサゴ↓。かっこいいとの声が聞かれました。

カニを捕らえたイソシギも観察できました↓。

カンムリカイツブリは、早くも300羽に迫っています。ここ数年で飛来数が急激に増えているカンムリカイツブリ。今季は何羽まで増えるのでしょうか。

2羽でケンカをしていたのか、求愛の練習なのか?、見事に水面を走っていました(11月11日撮影)。

 

そして、今日は野鳥観察館の前の水たまりにビンズイ2羽が水を飲みに訪れました。今季、初めての確認です。

ヒヨドリもちょうど群れで水を飲みに来ていて、ヒヨドリ同士で水場を争ったりしてとても騒がしかったのですが、ビンズイは我関せずでトコトコ歩いてきて、のんびりと水を味わうように飲んでいきました。

(※ハマシギ、ミサゴ、イソシギ、カンムリカイツブリの写真は来館者の方に提供いただきました。)

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ291、カワウ3,730、ダイサギ5、コサギ7、アオサギ34、マガモ31、カルガモ50、コガモ34、ヒドリガモ31、オナガガモ361、ハシビロガモ4、ホシハジロ10、キンクロハジロ70、スズガモ1,623、ミサゴ16、トビ1、シロチドリ14、ダイゼン50、ハマシギ1,435、イソシギ1、オオソリハシシギ4、ユリカモメ2、セグロカモメ5、オオセグロカモメ2、ズグロカモメ12

ジョウビタキ、ビンズイ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、マミチャジナイ、ハクセキレイ、シジュウカラ、ヤマガラ、スズメ、ヒヨドリ、キジバト、カワラヒワ、ハシボソガラス

 

明日の干潮時間10時18分 潮位 60cm

明日の満潮時間16時25分 潮位248cm

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