観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ズグロカモメが良く観察できました。

2020-11-15 20:09:28 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 5時54分 潮位262cm

今日の干潮時間11時47分 潮位 69cm

 

今日は大潮ですが潮位が高く、春から夏にかけての中潮ほどしか干潟が干出しません。

その分、鳥たちの移動も少なくてじっくり観察するには良い潮です。

今日は月に一回行われている藤前干潟周辺の鳥類調査があるので、久しぶりに早朝の干潟に向かいました。

まだ干潟が現れていないうちからハマシギの群れが飛来してきました。

ハマシギの飛来数はここ数日と変わりありません。そして、カモ達はエクリプスから生殖羽(冬羽)になって分かりやすくなってきています。

先月の調査の時もロシアのカムチャッカで放鳥されたことを示すフラッグを付けたハマシギを2羽確認しましたが、今日も同個体か分かりませんが、このカムチャッカのフラッグ付きのハマシギ2羽を観察できました。

干潟が広がり始めるとオオソリハシシギもやってきました。さすがに秋のシギ・チドリの渡りは終わったようですが、数は少ないものの12種類のシギ・チドリが観察されています。

干潟が引き始めるとハマシギたちの他に、ズグロカモメの群れも干潟を飛び回ります。

時々、水面に飛び込みヤマトオサガニを捕らえていました。

まだこの季節は冬に多くなるセグロカモメやオオセグロカモメ、カモメ、ユリカモメが少なく今日一番目立ったカモメはズグロカモメでした。

昨シーズンはチュウヒを観察する機会が非常に少なかったですが、今シーズンは1~3羽のチュウヒを観察できる日が多くなってきました。

今日も2羽のチュウヒが交互に干潟に現れて。カウント途中なのにハマシギやカモ達を飛ばして邪魔をしてくれました。

猛禽類は見たいんだけど、カウント途中は許してほしいです。

 

今日の尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会合同藤前干潟周辺鳥類調査でカウントできた主な野鳥

カンムリカイツブリ192、カワウ643、ゴイサギ1、ダイサギ14、コサギ43、アオサギ47、マガモ179、カルガモ257、コガモ282、オカヨシガモ93、ヒドリガモ193、オナガガモ811、シマアジ6、ハシビロガモ13、ホシハジロ16、キンクロハジロ24、スズガモ315、ミサゴ20、トビ3、チュウヒ2、ハイタカ1、オオバン93、ハジロコチドリ2、シロチドリ10、メダイチドリ2、ダイゼン37、ハマシギ1,350、アカアシシギ2、コアオアシシギ1、アオアシシギ21、イソシギ9、オオソリハシシギ1、タシギ4、オオハシシギ2、ユリカモメ5、セグロカモメ9、オオセグロカモメ1、ウミネコ10、ズグロカモメ23他 
総計55種5,256羽

 

明日月曜日は野鳥観察館の休館日です。

月曜日の満潮時間 6時41分 潮位254cm

月曜日の干潮時間12時28分 潮位 81cm

火曜日の満潮時間 7時27分 潮位258cm

火曜日の干潮時間13時07分 潮位 95cm

コメント
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