観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

まだまだ遠いけど、春のシギ・チドリ達が少しずつ増えてきました。

2024-04-21 19:13:00 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 4時42分 潮位221cm

今日の干潮時間10時52分 潮位 73cm

 

今日は月に一回の藤前干潟周辺鳥類調査の日でした。

雨の天気が予想されていましたが午前中は曇りの薄暗い日で、何とか雨に降られずカウントを行うことができました。

庄内川河口部で一番早く干出する導流堤の干潟では、干潟が干出するとすぐにチュウシャクシギやハマシギの群れが次々と飛来し始めました。

1,000を超えるハマシギの他に、今週から飛来し始めたチュウシャクシギが目立ちます。他には赤い夏羽のオオソリハシシギの姿も。

干潟の干出が広がってくると、チュウシャクシギの群れが近くに飛来して来ました。

昨日は37羽確認できていましたが、今日の導流堤の干潟では干出時間に87羽が確認できました。

チュウシャクシギが飛来した後、続けて左岸にはハマシギの一部の群れが少数飛来して来ました。

飛来して1時間も立たないうちに新川河口の干潟に移動していきましたが、みんな夏羽に換羽した個体ばかりです。

赤い夏羽のオオソリハシシギもダイゼンと共に飛来し、飛来数は少ないものの春の干潟らしい光景が広がります。

トウネンの最大数が見られるのは2~3週間後になりますが、ハマシギの群れの中にトウネンを2羽見つけました。曇り空でもトウネンの赤い夏羽が目立ちました。

少しずつ数が増えて来た春のシギ・チドリ。この飛来したばかりの頃は群れで移動することが多く、引き初めて1~2時間で新川河口部の干潟にシギ・チドリが移動するため、毎年近くで観察や撮影をする事が難しい時期です。あと2週間後の飛来数や種類が増えてきたころには比較的近くで見る事が出来るはずです。

今春は5月の大型連休最後の5日・6日頃が春のシギ・チドリの観察に一番適した潮の日になります。

 

今日の定例調査で観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ39、カワウ143、ダイサギ40、コサギ18、アオサギ34、マガモ23、カルガモ27、コガモ199、トモエガモ1、オカヨシガモ16、ヒドリガモ8、オナガガモ2、シマアジ7、ハシビロガモ6、ホシハジロ61、キンクロハジロ110、スズガモ343、ミサゴ6、チュウヒ1、オオバン3、コチドリ6、シロチドリ4、メダイチドリ2、ダイゼン45、ケリ1、トウネン2、ハマシギ1709、ツルシギ2、アカアシシギ3、アオアシシギ11、イソシギ6、オオソリハシシギ10、チュウシャクシギ91、タシギ4、セグロカモメ1、カモメ1、コアジサシ30 他56種 3,192羽

※Mr Jan Gearレンズキャリアシステム、ウッドカモも在庫が少なくなりましたが、
 黒色1か月かかってやっと入荷しました。

明日、月曜日は野鳥観察館の休館日です。

火曜日の満潮時間 5時27分 潮位235cm

火曜日の干潮時間11時46分 潮位 45cm

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