観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ホウロクシギが近くで観察できました。

2016-09-16 15:46:04 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 5時11分 潮位257cm

今日の干潮時間11時36分 潮位 38cm

ここ数日天気がすぐれませんが、観察館には秋の遠足や校外学習の子供たちの来館が増えてきました。
なので、昨日のブログに使う写真の時には、満ち潮になりシギチドリ達は飛び去った後でサギとヤマトオサガニ・トビハゼが干潟に残っているだけでした。

せっかくの大潮、朝方団体が来館する前に少し覗いてきました。着いた時には予想よりも早く干潟が広がりシギ・チドリ達が飛来していました。

 干潟を見るとチュウシャクシギよりも大きな個体!ホウロクシギです。
何時もは観察館から遠くの導流堤先端にいる個体を目を凝らして観察していますが、今日は珍しく何時もの1/30の距離での干潟でカニを探しています。

 目の前を飛んでくれたおかげで、腰が白くないことを見れて、改めてホウロクシギであると確認できました。

ただ導流堤にいる個体と違いくちばしが短く、体とくちばしのバランスはチュウシャクシギのようです。

 今日の干潟に降りた個体は気に入ったのか、かなり長い時間を左岸で過ごしていました。

 本当は長いくちばしの成鳥なら良かったですが、せっかく近くで観察させてくれた個体、幼鳥でも我慢します。

他にはダイゼンの群れと一緒に干潟には珍しいムナグロが一羽観察出来ました。

今季は渡ってくるのが例年より早く渡ってきたので、早く藤前干潟方から抜けるものと思っていましたが、ここ数日天候が悪いおかげでかあまり数が減っていないようです。

今日もメダイチドリは群れで観察できましたが、数日前に話を聞いたオオメダイチドリ2羽の姿は見つけられませんでした。

明日明後日と週末は大潮で干潟が広く広がります。天気予報を見てもしばらく今日のような天気が続きそうですが、昼ごろの干潮だと逆光で観にくくなるのですが、曇った日だと眩しさも感じることが少なく、青空バックの写真を撮りたい人以外は観察には適してる週末になると思います。

 

今日観察できた主なタカの仲間、シギ・チドリの仲間  ミサゴ11、トビ1、ハヤブサ1、シロチドリ23、メダイチドリ21、ムナグロ1、ダイゼン64、トウネン4、ハマシギ11、コオバシギ8、オバシギ24、コアオアシシギ1、アオアシシギ6、キアシシギ2、イソシギ4、ソリハシシギ12、オグロシギ3、オオソリハシシギ3、ホウロクシギ3、チュウシャクシギ18

この他、アマサギ12羽の群れが珍しく庄内川河口の干潟の先端に飛来していました。 

 

明日の満潮時間 5時55分 潮位269cm

明日の干潮時間12時14分 潮位 37cm

 

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