観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

逃げるオグロシギ、追うハヤブサ

2017-10-17 22:48:42 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間10時18分 潮位 65cm
今日の満潮時間16時37分 潮位243cm

 

今日の午前中は冷たい雨が降り、どんよりとした寒い日でしたが、名古屋市内の2つの小学校の児童のみなさん(あわせて約200名)が野鳥観察館に来館し、とても賑やかでした。

児童のみなさんは、ミサゴやカワウ、ダイサギ、アオサギ、オナガガモなどを熱心に、そして楽しそうに観察していました。

特に野鳥観察館の目の前でカワウがウナギを捕まえ、飲み込むのに四苦八苦している様子を見られたときは、一斉に歓声が上がりました。

 

午後からは、雨が止んだので、干潟にオグロシギを探しに行きました。

干潟には、6羽のオグロシギと2羽のオオソリハシシギがいたのですが、観察を始めてしばらくすると、突然、一斉に飛び立ちました。

ハヤブサの出現でした。

 

逃げるオグロシギの後ろを執拗に追うハヤブサ。1羽のオグロシギが標的になっていました。 

左に、そして右に追ったかと思えば、上から急降下して追ってみたり・・・。

途中、チュウヒ(↓右上の個体)の参戦もありました。

この若いハヤブサはかなりしぶとく、30分近くもオグロシギを追い回していました。オグロシギまであと少しのところまで追いつく場面も何度かありましたが、結局はオグロシギが逃げ勝ちました。こんなに長く、激しい戦いを見られたのは珍しいことだと思います。

 

 

なお、今日観察できたシギ・チドリは、シロチドリ27、ダイゼン46、トウネン85、ハマシギ192、オバシギ20、オグロシギ6、オオソリハシシギ2 でした。

また、ミサゴが21羽観察された他、ユリカモメが14羽観察できました。

天気が悪いこともあってか、ユリカモメの飛来数が少し増えました。

 

【藤前干潟のイベント等のお知らせ】

☆10月21日(土) 2017年秋 藤前干潟クリーン大作戦(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会HP)

☆10月21日(土) あおなみウォーク2017秋「第2回 ラムサール条約登録湿地である藤前干潟をとおり、ものづくりをテーマとした「メイカーズ ピア」を目指すコース」(主催:名古屋臨海高速鉄道株式会社、あおなみ線沿線活性化協議会)→詳細はこちら(あおなみ線HP)

☆10月28日(土) 第4回なごや生物多様性センターまつり@なごや生物多様性センター(主催:なごや生物多様性センター)
  藤前干潟ふれあい事業の紹介コーナーもあります。→詳細はこちら(なごや生物多様性センターHP)

☆11月1日(水)~11月30日(木)「藤前干潟写真展~藤前干潟の風景・生き物~」@名古屋市環境学習センター(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)
 8月26日~9月24日に名古屋市野鳥観察館2階で展示していた藤前干潟の写真を場所を変えて展示します。→作品募集案内(募集は終了)と展示の詳細はこちら(PDF)

☆11月18日(土) チュウヒサミット2017@名古屋市立大学桜山キャンパス(主催:日本野鳥の会愛知県支部、日本野鳥の会三重、名古屋鳥類調査会)→詳細はこちら(日本野鳥の会三重)

☆11月18日(土) 藤前干潟の渡り鳥調査隊~11月~@名古屋市野鳥観察館
 渡り鳥調査隊は、野鳥観察と鳥類調査を行う野鳥観察館のイベントです。→詳細はこちら(PDF)

☆11月18日(土) 第3回藤前干潟ふれあいトーク「ウミガメのお話」@名古屋環境学習センター(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)

☆11月18日(土) 藤前フォーラム「いま振り返る藤前干潟保全の歴史~市長として取り組んだ藤前保全~」@名古屋港湾会館(主催:伊勢三河湾流域ネットワーク、NPO法人藤前干潟を守る会)

 

※明日(第3水曜日)は、休館日です。
明日の干潮時間10時59分 潮位 63cm
明日の満潮時間17時08分 潮位250cm
 
明後日の干潮時間11時35分 潮位 64cm
明後日の満潮時間17時36分 潮位253cm

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