観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

明後日は渡り鳥調査隊を実施します。

2017-10-05 17:44:01 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間11時36分 潮位 51cm
今日の満潮時間17時50分 潮位262cm

 

今日の早朝はハヤブサやチョウゲンボウが現れ、シギ・チドリやカモたちは落ち着かない様子でした。

今日現れたのも若いハヤブサで、飛んでいるヒヨドリの群れに突っ込んでいるのが数回、観察できました。その後、上空を飛んでいた際には、足には鳥(恐らくヒヨドリ)を掴んでいたので、今日は狩りに成功したようです。(ハヤブサの写真は地元のHさんに提供いただきました。)

しかし、捕まえた獲物をすぐには食べず、獲物を落として、落ちているところをキャッチするのを3回ほど繰り返していました。

その後、建物の上で獲物を食べていたようです。

 

その後、庄内川河口の干潟が少し干出してきた引き潮の時間帯に、干潟を覗きに行ってきました。すると、護岸の捨石の上にはまだ休んでいるトウネン約200羽の群れが(この群れの中にはハマシギ、キリアイが混ざっていました)。

顔を翼にうずめて寝ていたり、羽繕いをしていたりしていました。

 

休むキリアイの姿もみつけました(写真の中央)。

さらには、この中には、今日もフラッグを付けたトウネンをみつけました。フラッグの色と位置から、宮城県で放鳥された個体だと思われます。(フラッグ付きのトウネンの写真は地元のHさんから提供いただきました。)

護岸で休んでいたトウネンたちは、しばらくすると餌を捕るために干潟へ向かって飛び立ちました。

護岸近くの干潟には、トウネン、ハマシギの他に、メダイチドリ、ダイゼン、オバシギ、アオアシシギ、ソリハシシギ、イソシギ、オグロシギ、オオソリハシシギが餌を探していました。

また、キリアイ2羽を護岸から比較的近くで観察できました。

最初は干潟で餌を探していたのですが、しばらくすると2羽そろって流木のそばでじっとしていました。

 

そして、今日も昨日に引き続き、野鳥観察館前の水たまりにヤマガラがやってきました。

 

 

明後日の土曜日(10月7日)は、10月の「藤前干潟の渡り鳥調査隊」を行います。

天気予報を見ると、雨が非常に心配ですが、雨天時は野鳥観察館内から野鳥を観察します。

シギ・チドリもきっとまだ見られるはずです。ご参加お待ちしています。

 

【10月の藤前干潟の渡り鳥調査隊】
 日時:10月7日(土)10:00~12:00
 場所:名古屋市野鳥観察館
 対象:小学生以上
 定員:20名
 参加費:無料
 持ち物:帽子、水筒、双眼鏡(お持ちであれば) 
 申込み・問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL/FAX)052-381-0160
 ※詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

  

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ2、カワウ3,225、ダイサギ40、コサギ16、アオサギ22、マガモ18、カルガモ132、コガモ167、ヒドリガモ8、オナガガモ372、ハシビロガモ4、ホシハジロ3、ミサゴ32、トビ1、ハヤブサ1、チョウゲンボウ1、オオバン1、シロチドリ130、メダイチドリ3、ダイゼン107、トウネン473、ハマシギ37、オバシギ18、キリアイ2、アオアシシギ8、イソシギ4、ソリハシシギ12、オグロシギ7オオソリハシシギ4、ウミネコ121

 

明日の干潮時間12時12分 潮位 52cm
明日の満潮時間18時21分 潮位266cm

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