観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

来週は渡り鳥調査隊

2018-02-10 23:15:43 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 7時49分 潮位126cm
今日の満潮時間13時23分 潮位166cm

 

今日は、お昼頃から雨が降り出しました。

昨日よりミサゴの数は少なかったですが、ハマシギは昨日より多数観察できました。

また、先週から頭が黒色(夏羽)になり始めたズグロカモメを見かけるようになりましたが、

今日は頭がほぼ黒くなった個体と、頭全体が白色と黒色の混ざったごま塩模様になった個体をそれぞれ1羽ずつ確認できました。

 

さらに、今日は、釣りに使われるルアーを引っ掛けたヒドリガモが庄内川にいると来館者の方に教えていただき、

お隣の稲永ビジターセンターのスタッフさんが助けられないかと見に行ってくれましたが、飛び去ってしまいました。

釣り糸、釣り針による鳥の被害は減らないと感じており、とても残念です。

釣りのマナーが改善されると良いと切に願います。 

 

さて、来週の土曜日に、2月の渡り鳥調査隊を開催します。

冬鳥であるカモ、カモメの仲間などを多数観察できるはずです。

初心者の方も大歓迎です。

まだまだ寒いですので、防寒対策をしっかりして、ぜひご参加ください。

 

【2月の藤前干潟の渡り鳥調査隊】

 日時:2月17日(土)10:00~12:00
 場所:名古屋市野鳥観察館
 対象:小学生以上
 定員:20名
 参加費:無料
 持ち物:帽子、水筒、防寒着、双眼鏡(お持ちであれば) 
 申込み・問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL/FAX)052-381-0160
 ※詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

 

また、この渡り鳥調査隊の翌日の2月18日(日)には、お隣の稲永ビジターセンターで、「カモの足型をとろう!」というイベントが開催されます(主催:NPO法人藤前干潟を守る会)。

このイベントでは、カモの観察を行うとともに、干潟についたカモの足型を石膏で取るそうです。

カモ好きの方、カモをよく知りたいという方にはこちらのイベントもオススメです。

 

そして最後に報告をもうひとつ。

今日は、春日井市にある中部大学にて、応用生物学部の上野准教授研究室の卒業論文発表会がありました。

この研究室は、藤前干潟クリーン大作戦実行委員会と共同で、庄内川のヨシ原の衰退原因を調査している学生さんたちがおり、その研究の報告もされました。(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会のメンバーの方と一緒に発表を聴きに行かせていただきました。)

ヨシ原へのごみの流入の仕方を追う研究や、土壌改良を試みた研究などの報告があり、大変興味深かったです。

今後、この研究がどのように発展していくか、楽しみでもあります。

 

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ61、カンムリカイツブリ145、カワウ598、コサギ26、アオサギ25、マガモ61、カルガモ12、コガモ21、オカヨシガモ11、ヒドリガモ18、オナガガモ2,135、ホシハジロ120、キンクロハジロ29、スズガモ472、ミサゴ4、チュウヒ1、ハヤブサ1、シロチドリ51、ダイゼン55、ハマシギ484、ダイシャクシギ5、ユリカモメ33、セグロカモメ9、オオセグロカモメ3、カモメ31、ウミネコ1、ズグロカモメ15

 

明日の干潮時間 9時20分 潮位120cm
明日の満潮時間14時54分 潮位171cm

※明後日(12日(月))は開館します。
明後日の干潮時間10時16分 潮位109cm
明後日の満潮時間15時51分 潮位182cm

※13日(火)は振替休館日です。
13日(火)の干潮時間10時57分 潮位 97cm
13日(火)の満潮時間16時33分 潮位194cm

14日(水)の干潮時間11時31分 潮位 85cm
14日(水)の満潮時間17時09分 潮位206cm

コメント
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