観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ハマシギの飛翔

2018-01-06 19:17:16 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 9時13分 潮位227cm
今日の干潮時間14時59分 潮位 88cm

 

今朝は曇りで薄暗いくらいでした。

開館直後に満潮を迎え、その後引き潮になってから間もなく、オナガガモの群れが野鳥観察館の前を河口へと下っていきました。

オナガガモを見てみると、みんな頭を背中に隠して、休んでいるようでした。風もなかったことから、潮の流れにまかせて、ゆっくりと、肉眼では見えなくなるほど川下へとずっと流れていきました。その後、干潟が広がった頃には干潟へ戻ってきたのではないかと思われます。

干潟が出る前は、ダイシャクシギが導流堤の上で休んでいるのも観察できました。ほぼ等間隔に4羽並んでいるのがダイシャクシギです。

野鳥観察館の目の前では、マガモの群れが泳いでいるのも観察できました。手前と左の個体がオス、右奥の個体がメスです。

マガモのオスは、光沢のある緑色の頭の他に、尾のカールした羽が特徴です。

ハジロカイツブリも野鳥観察館前で観察できました。

赤い目と、個人的にはふわふわに見えるお尻が魅力だと思っています。

 

午後になると、雲が少なくなり、日も射すようになりました。

また、庄内川河口には大きく干潟が現れ、今日も多くのハマシギが飛来しました。今日は1,000羽を超えませんでしたが、900羽以上のハマシギを観察できました。

干潟の手前の縁にいる、白色の粒々がハマシギです↓。

干潟の上を歩きながら、泥をつつき、餌を探していました。

しばらくして、何かに驚いたのか、一斉に飛び立つハマシギ。ユリカモメも一緒に飛び立ちました。

少し散らばったり、細くなったり、丸くなったり、形を変えて飛ぶハマシギの群れ。

しばらく飛んで、また干潟に降り立ち、再び干潟の上に降り立ちました。

 

最近、ハマシギはなかなか近くで観察できませんが、護岸近くの干潟でも観察できたシギ・チドリをご紹介します。

こちらはダイゼン↓。

久しぶりに観察できたコアオアシシギ↓。

そして、ゴカイを捕まえていたイソシギ。

水でよくすすいでから飲み込んでいました。

 

また、野鳥観察館の周辺では、小鳥もたくさん観察できました。

こちらは日向ぼっこ中と思われるスズメ↓。

地面で餌を探すアオジ↓。2羽のアオジが観察でき、カワラヒワも一緒に餌を探していました。

松にとまって餌を探すシジュウカラ↓。

枝をつつく音が鈍く響いていたコゲラ↓。

シジュウカラとコゲラは、ヤマガラ、メジロ、キクイタダキと一緒に群れになって行動していたようでした。

 

今日観察できた小鳥は、コゲラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、キクイタダキ、ヒヨドリ、ムクドリ、カワラヒワ、アオジ、スズメ、ハクセキレイ、キジバト、ツグミ、シロハラ、ハシボソガラス でした。

野鳥観察館の前の水たまりには、ヒヨドリとヤマガラが姿を見せました。

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ9、カンムリカイツブリ96、カワウ30、ダイサギ2、コサギ1、アオサギ41、マガモ47、カルガモ18、コガモ126、オカヨシガモ1、ヒドリガモ19、オナガガモ831、ホシハジロ1、キンクロハジロ87、スズガモ209、ホオジロガモ1、ミサゴ6、オオタカ1、チュウヒ3、ハヤブサ2、ハジロコチドリ1、シロチドリ94、ダイゼン85、ハマシギ925、コアオアシシギ1、イソシギ1、ダイシャクシギ5、ユリカモメ101、セグロカモメ13、オオセグロカモメ2、カモメ24、ズグロカモメ25

※ツクシガモは今日は観察できませんでした。

 

明日の満潮時間 9時52分 潮位214cm
明日の干潮時間15時46分 潮位 91cm

※8日は祝日のため開館します。
8日(月)の満潮時間10時32分 潮位202cm
8日(月)の干潮時間16時45分 潮位 94cm

※9日は振替休館日です。
9日(火)の満潮時間11時16分 潮位192cm
9日(火)の干潮時間18時05分 潮位 93cm

10日(水)の干潮時間 5時48分 潮位 96cm、19時34分 潮位 84cm
10日(水)の満潮時間12時10分 潮位184cm

コメント
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