“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

採点結果が届きました

2011-07-25 02:00:18 | 日記
こんばんは。


漢検協会から先日、23-1の採点結果が届いていました。
自己採点155点であったのが、実際の協会の採点は1点多い156点であったと前回書きましたが、
自己採点と比べて加算されていたのは、最後の文章題書き取りでした。
以前しろねこが示した誤答集では、


■文章題読み■
オ.茶碗蒸しは【鶩】を以て第一と為さば、…
《解答》あひる/×ぼく
つい音読みで読んでしまいました。訓読みでよかったんですね…。


ということだったのですが、
「ボク」でもOKのようです。
文体の文語的な硬さから言えば、音読みも可だということでしょうか。
何はともあれ、自分の言語感覚が一つ妥当だったらしいということで、
小さな喜びでした。


最近はお陰さまで、体調も薄皮を剥ぐように回復の兆しが見えてきました。
数日台風のせいで涼しかったので、比較的身体が意欲的に動かせるようになってきました。
(でもやはり休日は長寝してしまいますけど。)

一番「治ってきたな」と分かるのが、自分の文字!
6月末ごろ虫の息で書いていた高校古典の模擬試験問題からの抜き書きを見たら、あまりに字が弱々しく、まっすぐ頭に入ってこないので書き直しました。
前よりはどうにかまともに記録に残せそうです。

思い出すのが、『小公女』セーラ・クルーのお父さんが最後にセーラに送ってきた手紙の文字があまりにも弱々しくて、セーラが心配する場面。
小さい頃これを読んでいたしろねこは、「人は状況によって文字が変わるらしい」ということを初めて認識しました。身体は弱いしろねこでしたが、当時は未だ自分の文字が体調で左右されていると認識することは殆どありませんでした。
多分字自体が書きこなされてどんどん変化していく時期であったのと、子供の集中力ゆえに文字の力強さが体力に負けなかったのがその理由かと思われます。

生徒に課題を毎日出して、その答案を毎日見ていると、解答内容の出来不出来だけでなく、勉強に向かうコンディションも分かるので、やはり面倒でもメリットがあるので、続けています。

では、また。