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最終日の前日、今日はローマからナポリへ、そしてカプリ島へ渡る。3時間のローマ・ナポリ間の太陽道路を通りナポリへ。ナポリ港からベスビアス火山が正面に見える。2千年前に古代ローマのポンペイを飲み込んだ山だ。
ジェットフォイルで約40分、カプリ島へ到着。カプリ島は世界の金持ちが避暑に集まる島だ。青い地中海ブルーに白い家が映えるすべらしい景色だ。
さらに20人乗り位の船に乗り変えて、青の洞窟へ。船が何艘も順番待ちをしている。20分ほど揺れる船で待って、さらに5人乗りの手漕ぎボートに乗り換え、いよいよ洞窟へ。入口が狭いため、寝そべって入る。入ってしばらくして船の後ろを見たら不思議な世界である。
もともとこの海域は、海流とプランクトンの影響で青が濃い。そこに洞窟内という自然が作った絶好の場所に太陽の日差しが入り、海の色が青い蛍光色のような不思議な色になる。世界中から、この色を見に来るのだ。
入口の高さが1㍍もないため、波が荒いと入洞はできない。聞くところによると、昨日は午前中だけ、一昨日は終日入洞できなかったそうだ。わざわざ日本から来て入れないなんて、なんて気の毒に・・
青の洞窟へ行く途中に添乗員さんから、チベリウスの遺跡が発見されたと一言。すぐアイフォンで調べると、やっぱり。ローマ人の物語に登場する、アウグスツスの子、チベリウスだ。チベリウスは変わった皇帝で、晩年、このカプリ島に隠遁してローマの国政はここから命令していたそうだ。約2千年前のことである。
青の洞窟の後は、島の高台にケーブルカーで上り、昼食、ショッピング。そしてナポリからローマへ戻る。明日はホテルをロンドンに向けて5時に出発、早く寝よう。