世界遺産検定公式ガイド300 | |
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本日は、フィレンツェからローマ入り。太陽道路という高速道路を走る。永遠の都ローマである。ローマは三度目だが、25年以上前に訪れたためほとんど忘れている。
まずは、バチカン美術館から、ここは初めてである。中世のカトリックの宮殿が現在は美術館になっている。古代ローマやギリシア時代の彫刻が集められている。写真はラオコーン。システィーナ礼拝堂のミケランジェロの「最後の審判」もじっくり見学できた。こちらは写真撮影不可のため、お見せできないのが残念。
次にバチカン市国のサンピエトロ寺院、教会としては世界最大のものだ。内部も荘厳である。前回訪問した時は薄暗かったが、今回は外の天候のせいか、やけに明るい。
そして100年ほど前にできたエマニュエル聖堂をバス車窓から見学中、ガイドさんが隣はトライアヌスが作った建物と説明した。そのとき、円柱を発見、ガイドさんは案内しなかったがたぶんトライアヌス円柱だろうと想像した。トライアヌスとはローマの五賢帝の一人で、ローマ帝国を最大の領域まで拡大した人だ。私はローマ人の物語の最終巻を飛行機の中で読んでいたため、この円柱、ローマのどこかにあるとは思っていたが。円柱にはトライアヌスが遠征して版図を拡大した時の戦いの様子などが巻物のように彫られている。後でガイドさんに聞くと、よくわかりましたねと言われた。自分で円柱を発見して結構気分がいい。
それからおなじみ、コロッセオ。そばにコンスタンチヌス皇帝の凱旋門やネロ皇帝の住居跡の発掘中の場所など。
最後は、トレビの泉、映画で有名なスペイン階段等を回る。明日は最終日、ナポリ・カプリ島だ。