塔ノ岳山頂の泊まりは、尊仏山荘。この小屋の名前は、昔あった尊仏岩からだそうだ。ところが大正時代の終わり、発生した関東大震災で岩が下に落ちてしまった。関東大震災は、丹沢がその震源。宿にはありし日に撮った大正時代の写真が飾ってある。
そして、夕食後は、ガスの晴れるのを待つ。ここは夜景が美しい。楽しみにしてきたのだ。そして霧が晴れるのを待って撮影。やはり噂通りだ。湘南地方だけでなく、東京の明りもあるため素晴らしい。そういえば、以前夜景観賞士という資格を取ったことがある。この資格で、日経新聞に記載されたこともあった。
翌朝は、6時に出発。日本百名山の丹沢山を目指す。尊仏山荘から1時間ちょっとだ。快適な尾根歩き、縦走だ。昨年の秋、甲武信が岳以来の久しぶりの百名山になる。ただ、この丹沢山、周囲はあんまり景色はない。
そして、尊仏山荘へピストン。ここから下って、金冷やしから鍋割山へ。「金冷やし」は、私は「かねひやし」と呼んでいたが、ガイドさんによると「キンヒヤシ」という。意味はそれほど危険と感じる場所だそうだ。その意味はこちらの方のブログにに詳しい。引用させていただく。
そして、鍋割山。山頂というほどのピークはないが、山は開けていて気持ちがいい。ここの名物は、なんと言っても鍋焼きうどん。連休価格で1,500円になっていたが、しっかり戴く。
この後、急坂の後沢乗越から二股へ下山。ところが下山口まで、車が入れなくなっていた。当局のお達しだそうだ。しかたがなくさらに、下山して最初の建物の病院まで舗装道路を歩く。ここでタクシーと待ち合わせして駅へ。ああ疲れた。
yamapによると、この日は9時間行動、下山の累積標高は1,842m、消費カロリーは4,193kcal、yamapを使い始めてから、最高の消費カロリーだ。でも自宅に帰ってた体重を測ってみるとそんなには減ってない。そんなもんか。あしたあさって、脚は大丈夫かな。