連休中の産能大のスクーリング第2日に参加した。この日は、競争戦略の続き、イノベーション、機能戦略が中心だ。ものつくりでは、インテグラル型とモジュラー型が知識補充になった。「インテグラル型」とは、部品のすり合わせが重要な製品、例えば自動車、これは今でも日本は強い。一方、「モジュラー型」は、部品を調達してこれを組み立てると出来上がり、すり合わせはあまりない。パソコン・電気製品がそうだ。こちらはかつて日本は強かったが、デザインは米国に、製造は中国・台湾など後塵を拝してしまった。これは納得する。
次に面白いと感じたのは。「ポストイット」の誕生。米国スリーエム社の商品で、いまでは誰でも使っているやつだ。この商品は、接着剤の研究途中でできた。当時強力な接着剤か、くっつかない接着剤かどちらかで、中途半端な接着力のものはなかった。開発者は、教会の賛美歌を歌う時にしおりを挟んでいたが、この接着剤は、落ちにくいしおりになって、これは使えると感じたそうだ。しかし社内ではそんなもの使えるかと相手にされない。そこで社内の秘書に配ったところ、大反響、そこで500社の秘書に試供品を配ったが、これも大反響、このため広告はしないで、試供品販売で売れて行ったそうだ。世の中ににないモノが売れるまでにはドラマがある。
もう一つ、VTRで見た「キットカット」。以前はこの商品、特徴のないチョコレートだったが、九州の方言で「きっと勝っと」と語感が似ているとの情報を入手し、受験生に「きっと勝つぞ」、とキットカットをプレゼントするマーケティングをした。これが大当たりした。そう言えば、郵便局にキットカットが置かれていて、これなんだろうと思ったことがある。一般の消費者にも、今では、頑張るときにプレゼントされたということで認知されているそうだ。私は知らなかったが・・
そして最後は、試験。選択式が10問ほど、その後記述式が3問。記述式はA4サイズ裏表に、書かないといけない。テキストは持ち込みOKなんだが、丸写しできるような課題ではない。私は、牛丼業界の競争地位別戦略を即席でまとめた。指が痛くなるまで書いて、この日は終了。たぶん大丈夫だろう。まず2単位獲得かな。