文庫 定年後のリアル (草思社文庫) | |
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草思社 |
標記の書籍を読む。この本のエッセンスは、「定年後はお金、生きがい、健康を心配する。そしてそれは他人に聞くべきことではない。好きなように生きよう。好きでなくても今の生活しかないからそれで生きよう、お金がないならその範囲で生活しよう。」ということである。記述は正確ではないがこんな感じだ。
この考えはこの書籍の著者のリアルだから、まあこんな方もいらっしゃるのかな、いや、定年を迎える人の多くが何も考えない人なのか、いやこんな方は少数で定年後を心配して準備している人が多くなのか、は分からない。
私は少なくとも違った。第一の仕事では、社内の顔色を見て、根回しもやって、夜の酒場まで仕事をした。いやなお客さんにも、とにかく頭を下げて仕事をしないといけない。第二の仕事は自分の好きな仕事をしよう、と。
定年後のお金に関してはFPのシミュレーションを行ってた。そして必要なカネ、使っていいカネ、を出している。また、第二の仕事は生きがいを持った仕事にしよう。いつかは会社にして(昨年会社にした)経営計画も立てて、70歳頃までは、好きなことして働こう。サラリーマン時代は十分にできなかった健康管理も十分に。
というふうに考えて、実行してきた。おかげで、資格数も350を超え、マスコミともお付き合いが出来、本も10冊書き、講師業や診断士業も徐々に増え、70歳まで健康なら働こうという下地ができつつある。ストレスも少ない、何より愚痴をこぼさなくなった。
どうせ定年後を迎え、自分で選択して、第二の仕事ができるんだから、今から準備しておくべきと思うが、私の考えは少数派かな。読者の皆さんはどうだろう。