皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上 | |
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新潮社 |
今日は資格とは関係のない話。この書籍は、以前安倍総理のフェイスブックに、総理が上巻を読み終わったというので、私も読んでみるか、という気になって読み始めたものだ。
フリードリッヒ二世は、古代ローマの英雄カエサルとともに、中世の英雄だ。塩野七生さんの作品では、十字軍物語にも登場する。まだ上巻だけなので、全体の感想は後にして、印象に残ったところをメモにする。
解決しない紛争が、世界中に蔓延し、古今東西にわたるのが人類の歴史。ただ、実際に平和が訪れたのはどのようなケースだったか、一言で言ってしまえば、「平和」の前に「平定」がなされた場合だそうだ。
関係者の一人が、他の全員に対して軍事的にしろ、圧倒的に優位に立った時で、恒久的な平和は、平定という段階を経た後で初めて手を付けることができるのだそうだ。
歴史が証明しているんだから確かだろう。アメリカによる平定が終わって、平和の時代がったが,どうやらこれも終わりそうだ。いろんな国が口を出して来たら、平和は訪れない。そんな時代を向かえそうだ。日本だけが大事に平和憲法を持っても、周りが違ってくると・・・