薬師岳から降りた翌日、次はどこへ行こうか探した。天気予報では今週(ブログを書き込んだ時点)は、中部山岳や上信越は雨模様、晴れは北海道と東北。よし、と東北は鳥海山へ行くことにした。幸い、脚の方はだいぶ鍛えられて、薬師の下りの疲れなどはほとんどない。宿を取って、さっそく支度、朝の洗濯物が乾くのを待って取り込む。
そして、翌日、山形新幹線に乗って、終点新庄へ。新庄は、鉄道が4方向に延びている交通の要所のようだ。時間があるので駅構内を偵察。
新庄のお祭りがユネスコの無形文化遺産に指定されたそうだ。そして、鳥中華というラーメンも購入。マツコの世界でも出たそうだ。
在来線で、新庄から酒田へ。この辺りは「清川だし」という局地風が吹く。気象予報士の学習をしていた時(これでも気象予報士の学科は6回合格している)に出てきた。岡山県の広戸風、愛媛県の「やまじ風」と並んで、日本三大局地風と呼ばれる。この風を利用して、風力発電が盛んだ。鳥海山は残念ながら、雲の中。
そして、酒田駅に、お願いしておいた迎えの車が待ってる。ここから約40分、湯の台温泉鳥海山荘に宿泊する。
温泉は、残念だが、「単純泉」。溶存物質は597mg、1kgにはかなり足りない、源泉は28℃、かろうじて25℃以上の温泉扱いだ。phは7.7、弱アルカリ性。浴槽に入るとわずかだがヌメッとする。露天も小さいながらあるが、標高500mの下界の景色は隠れて見えない。
その代わり、鳥海山の湧水が脱衣所にある。冷たくて結構うまい。明日は朝早い、8時に寝る。