urprisebook / 先端技術の仕組みと安全 増補改訂版 | |
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写真の書籍を読んでいたら、医療・健康編にカテーテル治療のページがあった。実は、私、カテーテル手術は二度経験している。1回目は、8年前、心臓の動きが何だかおかしいので、病院に行って、MRIをやると、心臓の血管が詰まっているという。そして、ステントを入れましょうとなって。手術をした。
2回目は、昨年だ。こちらも心臓がもやもやするので、もしかしたらと思い、病院に行くと、問診だけじゃわなからい、カテーテルで検査して、悪かったら、その場でステント入れましょう、となり、手首からカテーテルを入れ、検査。結果やはり、詰まっていたため、ステントを入れた。15~30分ほどだ。部分麻酔なので、手術中の声は聞こえた。
手術前は、2回とも血管が90%詰まっていたそうだ。これ、放っておくと、分かるのは、心筋梗塞や脳梗塞でで倒れたときになる。この場合はすぐ手術しないと生命が危険な状態になる。高い山の上で倒れた場合はもう終わりだ。よかった。結果的に1回目で2本、2回目でも2本、合計4本のステントが私の心臓に入っている。
ところがそのステント、どんなものか、自分では見たことがなかった。この本で初めて知った。1枚目の血管の状態、自分の血管のビデオを見せてもらったがよくわからなかった。2枚目の絵は、よくわかる。冠動脈にステントという金属製の筒を入れ、患部でふくらます。このステント、ノボルという名称だった。人の名前のようなのでよく覚えている。
さて、このステント、困ったことがあった。アメリカに出張した際、保安検査で引っかかるのだ。アメリカの検査は厳しいためだ。別室に入り、なんだかわからん英語の誓約書にサインして開放してもらった。英語で、心臓のことが書かれていたから、たぶんステントのことだろうと想像する。
おかげさまで、普段は快適に過ごしている。登山もこのステントを入れたからこそ、安心して登れるようになった。医療の進歩に感謝、感謝。