資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

事業継続管理者の試験を受験

2009年12月20日 | 土木施工管理技士資格とその活用
 今日は、事業継続管理者試験に行ってきた。終わって、自分がまた一回り成長した気分のため、本日二つ目のブログを書く。

場所は、神田の中央大学駿河台記念館ホール。この試験は終日講義を受けた後、終了時に試験が行われれるしくみだ。試験は簡単だったが、事前の講義はよかった。

 事業継続管理者とは地震やテロ、インフルエンザなどの対応を図るBCPを管理する人のことだ。講義からいくつか印象に残ったことを書く。(写真はウイキペディア9・11から)

●BCPは経営戦略
 「BCPは転ばぬ先の杖」ではなく、「転んだときに生き残るため」だそうだ。BCPの先進国米国では、復旧したがお客が逃げてしまった失敗から出てきたもので、儲けるため、あるいは、他社に先んじるために作っている。
 新型インフルエンザは資金繰りに影響する、従って総務部門の仕事ではなく、経営戦略である。
●災害復旧計画とBCPの違い
 BCPは、ビジネスインパクト分析という経営戦略が加わっている。従って経営者を含む全社体制で検討しなければならない。事実、以前、私がある中小企業のBCPを作ったとき、担当者だけのため、財務や経営戦略がわからなくて困ったものだった。中小企業のBCPは経営戦略のわかる、中小企業診断士に適切な仕事だ。
●「対策」から「戦略」へ
 米国ではBCPの作成中は、担当者も内容を見れるが、経営者の決裁した後は、経営者しか見れなくなる。発災時に切り捨てる部門が出るため、事前にそれがわかるとその部門のモチベーションが下がるからだ。

 今日の試験は、初級である。今日の講義を聴いて、何だか少し、成長したような気分である。

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