今年は、私、5年振りに中小企業診断士資格の更新がある。診断士資格は5年に一度、私は2003年に取得したから、4度目の更新になる。診断士の更新手続きの要件は、私の持ってる資格の中で一番厳しい。
まず、理論政策研修ポイント、5年で5ポイント。毎年半日の研修を5回受講している。研修機関は、いくつかの会社や協会が実施してくれる。私もある会社さんに頼まれて、この講師を経験したことがある。
新型コロナ以降、現在はオンライン受講も認められてはいるが、時間内は必ず席にいて、離席は5分以内とか、結構厳しい。普通の診断士は年に一度これを受講する。もちろん、会場受講も可能だ。従って、更新には、この証明書が5枚必要になる。
そしてもう一つ、実務従事ポイントが30ポイント、こちらが大変。30日間の企業診断をする。私はプロの診断士だから、企業研修をポイントとしている。こちらは1年に6ポイント、1年に6日間だ。毎年研修の証明書を企業さんから頂く。これも5年間で5枚必要だ。
企業内診断士の場合は、もっと大変だ。診断協会が希望者(主に企業内診断士)のために「実務従事」を募集・開催してくれる。指導員となる診断士が、知り合いの中小企業さんに頼んで診断を行う。そして、受講生は費用を支払って、診断をする。お金を払って診断だから、ちょっと変な感じだ。ちなみに私は、この制度で、副指導員を務めたことがある。こちらは無報酬だったが。
更新が困難な場合は、休止の届けを出すという手もある。休止すれば、その期間は、「中小企業診断士」とは名乗れなくなるそうだ。それはとにかく、私は、5年分の理論政策研修ポイントの証明書と、実務従事の5年分30ポイントの証明書を手に入れた。これで、夏にある更新時に、経済産業省に書類を揃えて提出すれば、更新され、診断士の新たな証明カードが交付される。
私は9月で診断士生活20年になる。診断士協会から表彰されるそうだ。勤続20年ということか。そして、次の次の更新は2028年度、私が72歳の時だ、果たしてその時は、現役の診断士、やっているだろうか。微妙なところだ、そろそろ引退も考えるかな。