資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

日本経済こうすれば復興する!

2011年07月23日 | ビジネス・経済
 おなじみ竹中平蔵さんの本である。ここでは、同じ経済評論家三橋貴明氏との比較で論じてみよう。

 まず、主張が異なる点。その一つは、公共事業について。三橋氏は、日本の公共事業はバブル期の半分になっているから、需要を作り出すためもっとやれという。竹中氏は、欧米に比べて日本の公共事業はまだ多いから、減らせという。もう一つ、TPPへの参加。三橋氏は、サービス業が自由化され、弁護士や病院などが自由になり、日本はとんでもない社会になるから、ダメだという。竹中氏は、TPPに参加する以前に農業はもうダメでTPPが最後のチャンスという。

 主張の共通点は、デフレは諸悪の根源で、不況は、経済成長によってのみ不況は克服できる。財務官僚と日銀が企んでるデフレ時に増税はもってのほか、増税で財政再建などできない、震災不況になる、というのもの。

 お二人が言っている、「デフレ下で増税は自殺行為」はどうなるか、復興は、増税とセットで、となると大変だが、総理が変わったらまたどうなるか・・


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2 コメント

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経済論争 (金山正男)
2012-05-24 20:05:39
需要を作り出すために公共事業をやれと言う三橋氏、公共事業は要らないとする竹中氏。その違いは、公共事業が日本の需給ギャップの解消に役立つか否かの判断の違いだと思います。公共事業については1990年代に散々実施されたが経済の自立成長につながっていかないことが実証されたのはご存知の通りです。にもかかわらず三橋氏はそれでもやれと言うことです。彼に問いただしてみてください。それはどういう根拠ですかと。それと1990年代に実施した公共投資は何故期待された経済の自立成長へとつながっていかなかったのですか。その原因が今は取り除かれたと言うのですか。そしてそれはいかなる理由ですか?これらのことを彼がきちんと説明出来るのなら、傾聴に値します。しかし、彼の本「増税のうそ」にはそれについて一言も触れていません。また二人に共通する「デフレ化での増税は自殺行為」ですが、そう思うのはどんな根拠ですかと問う必要があります。彼らのいうデフレとはまず貨幣(信用)の収縮があり、その結果として企業の倒産、失業者の増加、それらに伴って生じる需要減退から発生するデフレです。今の日本には貨幣の収縮による需要減退などありません。銀行が投資先に困って、国債をせっせと買う状況です。それなのに日本のデフレはこのカテゴリーに入るのですか?日本は今でも需要はありますよ。良い物さえ出れば、それに対して熱いくらい消費が発生します。今のデフレは主には工業製品の値下げが影響しているでしょう。この工業製品の値下げのお陰で他の先進国で心配するインフレが起きないのです(過去はそれにずっと悩まされてきた)。日本はそこに少子化による人口の減少と言う問題に直面し、また真っ先にとてつもない大きなバブルを経験してその調整に長引いたこともあって、物価が若干下がっていますが、これは経済学で言うデフレではないでしょう。普通デフレと言うときは実質GDPも減少するはずです。日本は実質GDPは少しではあっても過去20年間成長しています。1985年から2012年までの実質成長率をドルベースで見ればアメリカと遜色はありません。どうしてそんな状況で、経済学で一番心配するデフレが起きますか。しかし今回の金融バブルの破裂で、今欧米は日本と同じような状況に近づきつつあります。日本性デフレが展開されているともいえるのです。こうしたことを考えれば、デフレ下の増税は自殺行為といってもデフレの定義をはっきりさせて議論をしないと議論が噛み合わなくなります。
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コメントの扱いに関して (管理人)
2012-06-09 09:16:39
金山様
 再度の長文のコメントありごとうございます。以前経済記事歓迎としましたが、ちょっと難しくてこの私やこのブログの読者にはあまりあると感じております。こちらは「資格マニア」のブログで、読者もそのような方です。金山様の専門的な記事はもっと経済専門のサイト、たとえば日本一の経済ブログ「新世紀のビッグブラザー」あたりに投稿すれば、活発な意見がもらえそうです。ということで、こちらからは削除させてもらいました。
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