資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

人財研は楠田丘先生の講演最終回

2010年10月21日 | 診断士活動(研究会)
日本型成果主義の基盤 職能資格制度―その再点検・整備・リニューアル方策
楠田 丘
経営書院


 本日の人材研は、楠田丘先生の第3回の講演、「国際化時代に適応する日本型成果主義のあり方」である。先生は、戦後GHQとの交渉役から始まって、日本の賃金体系を作ってこられた方である。87歳だが、大変お元気で、声も大きく、ハツラツとしている。私も年をとったら先生のようになりたいものだ。

 最初は、日本の少子化の問題から、少子化すると日本は破滅する。何とかしないと。本題は、まず、賃金ビジョンを持てという話。大企業でも賃金ビジョンを持ってない会社がある。賃金ビジョンとは、年齢給、職能給、役割給が年代によってその重みが異なってくる体系を指す。若い時は年齢給の割合が高いが、年とともに、役割給が高くなるというもの。

 もう一つ。職務・職責・役割・業績の関係。職務(ジョブ)に実力(コンピテンシー)が加わると職責(レスポンシビリテチィ)。職責にチャレンジが加わると、役割(アカウンタビリティ)。役割にパフォーマンスが加わると業績。という関係だ。この辺の用語はもともとアメリカから来て、適当な日本語がないため、英語で理解するとわかりやすいそうだ。

 職責とは、職責の大きさ×職責の難しさ で面積を表すから職責は、広い、狭いと表現する。役割は職責の大きさ×職責の難し×チャレンジ目標で体積になるから、役割は重い、軽いという。なるほどいちいち納得する。

 最後に、先生と二名ずつ記念写真を撮る。いい研究会であった。(写真は研究会開催場所のすぐそば、三越本店)
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