メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

オアハカの巨大タコス、トラユーダ

2007-05-01 13:29:00 | 食べ物・飲み物
先日、ダンナの同僚のプライベートパーティがありまして、
そういうの、行くのは面倒なほうなんですが、
まあしゃあないか、と出かけまして。
深い仲(?)でない相手とだと、花が咲くのはやはり世界中どこでも
食いもんの話なんですなあ~。

で、どこのどなたか存じませんが、隣に座った薄緑色の目をした兄ちゃんが、
こんな話をしてくれました。
「友達がオアハカに行ってね~、
 タコスを三つ!って頼んだら、屋台の親父がほんとに三つか!?って。
 いやまあ、足りなきゃ追加するからとりあえず三つ、
 って言ったら、そんじゃま、一個ずつしか出せないよ、と親父が言って、
 出てきたのがこぉぉんな(と両手を広げ)でかいタコスでさぁ。
 友達、びっくり。一個でもお腹いっぱいになりそうだったけど、
 頑張って三つ食べて、死にかけたってさ」


ことほどかように、オアハカのタコスはでかい!
と言うわけです。
そうだっけねえ、オアハカ行ったとき見た覚えは特にないけど、
でも道端とかではあんまり食べなかったしな~。

というようなことをあとでダンナに話したら、
カルメンにもそれを食べさせてくれるところがあると言うんです。
しかもダンナ、思い出したらすっかり食い気づいちゃったらしくて、
「よし、食べに行こう、今日行こう!」と言うので、
行ってきました。

これです。



無修正、じゃなかった、非縮小でお見せしませう。
後ろに立ってるのは、500ccのペプシです。

道端の小さな普通のおうちの、軒下を利用した空間で作って売ってます。
開け放しの入り口(と言うかドアがない)からは、家の中で
テレビががんがん、メキシコ映画をやってるのが丸見え。
カウボーイハットかぶったメキシコ人がピストルを撃ちまくり、
馬で荒野を駆け巡ってます。

そんなのをちらちらと見ながら、目の前で作ってくれる、
トラユーダ Tlayuda、もしくはクラユーダ Clayuda を見てました。

直径30cmの薄いトルティーヤに、
正体不明の薄茶色の液体を塗ります。
それからフリホーレスを上塗り。
キャベツのみじん切りを全面にまぶし、
肉(二種類あって選べました、牛と豚かな)の細切りを半面に散らし、
残りの半面に細かく刻んだオアハカチーズを撒き、
白いクリームをたらたらっとかけて、半分折り。

そして真っ黒になったドラム缶の炭火で両面カリカリになるまで焼きます。
焼いているのは10歳か12歳くらいの男の子。

焼きあがったら、なたで半分に切って皿に載せ、
緑と赤のチリソースを添えて召し上がれ、というわけ。

写真のは、私が半分も食べきれないので、
四分の一に切ってもらったために、ちょっと変になってますが。

これ一個で40ペソ(400円くらい)でした。
本場のオアハカだったら、たぶん25ペソくらいであるんじゃないでしょうか。
乗っける具も、きっとバリエーションはいろいろあると思います。

お味は、けっこう塩味きつめ。
オアハカチーズ自体に塩が効いてるし、焼肉にもたぶんたっぷり。
でも、それがまた食欲を増進?
いつかまた、ちゃんとお腹が空いているときに行って、
一個丸ごと完食したいもんです。

トラユーダとクラユーダ、表記が二種類あって、
どっちだ!? と調べたら、どっちでもいいらしい。
ウィキのページをどうぞ(スペイン語だけど)。
ここの説明によれば、下敷きになるトルティーヤのことをトラユーダというんだそうで、
料理の名前ではないようですけど……。


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8 コメント

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すっごい!! (あやたろう)
2007-05-01 18:20:51
こんなん、初めて見ましたぁ!!
この兄ちゃん、まーた「ハッタリ」言いよるとばいねー・・・
って思っていましたところ、大変に失礼なことをゆうて
しもうた事を深く反省いたします^^;はい・・・。

それにしてもこのでかといったら・・・。
コントかと思うたです、まぢでっ(>▽<)
しかし、とっても気になる♪気になる♪
食べてみたいなぁ。
こんなん「巨大バージョンもの」って、なぜか
すごくソソラレルのですよねっ。
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>あやたろうさん ()
2007-05-02 10:36:28
ね~、ハッタリだと思いますよね、メキシコ人特有の(笑。
でも、本当にでかかったです。
ちなみに、同じお店でソペってのも別の人が食べてるのをみたんですが、
こちらは私が知ってるシティなんかのソペより、小さめなんですよ。
一口サイズ、みたいなの。
(ソペというのは、分厚めの小さいトルティーヤで、
端っこがきゅきゅっと持ち上げてあって、
そのお皿みたいなトルティーヤに、いろいろ具を載っけて食べるものです)
なんかいろいろ面白そうなので、また食べにいこうと思ってます。
そしたらまた紹介しますね~。
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アメリカでいうところのケサディージャ (のり)
2007-05-02 11:41:43
ですな。これは………。
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>のりさん ()
2007-05-03 06:47:42
うーん、だったらケサディーヤ(チーズしかはさんでないもの)はなんていうんでしょう?
それともアメリカではそんなビンボー臭い食べ方しませんか?(笑
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しません (のり)
2007-05-03 22:13:24
>それともアメリカではそんなビンボー臭い食べ方しませんか?(笑
しません。

メヒコのケサディージャも食べた事ありますけど、アメリカのの方がやっぱり美味しい気がします。…アメリカ料理だろうなぁ…と薄々気がついてはいましたが(笑)
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>のりさん ()
2007-05-04 08:28:19
えーと……混乱中。
「メヒコのケサディーヤ」って何だろう?
チーズだけのもの?
でもそれはアメリカにはないんだから、比べようがないだろうし……。
アメリカで言うところのケサディーヤのメヒコ版、
すなわちトラユーダのことかなあ?
で、オアハカチーズはアメリカではなんて言うんでしょうか~?

トルティーヤ族の料理名は知れば知るほど混乱しますなぁ(笑。
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ケサディージャ (のり)
2007-05-04 12:54:56
アメリカのケサディージャはトラユーダで
メヒコのケサディージャはチーズだけ挟んだ薄っぺらい奴のことです。はい。

トルティージャ族は手強いです。太るし。
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>のりさん ()
2007-05-04 23:04:11
つまりメヒコで食べたケサディーヤより
アメリカで食べたトラユーダのほうがおいしかったってこと?
そりゃあブツが違うんだからあまり比較にならない気はしますが……。
それにケサディーヤ、おいしいのに~。
新鮮なトルティーヤと新鮮なチーズだと、それだけで絶妙なお味ですぜ!?
以前はうちの朝ご飯定番でした。最近チーズ買ってないからな~。
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