メキシコの隅っこ

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甘さの限界に挑戦する

2010-09-21 20:00:00 | チレとその料理
こないだメニューだけお見せした、チレ・エン・ノガーダですが。
実はAzulさんが自分で作ったお話をブログにアップしておられました。
勝手にリンク、こちらです。
何が入っていて、どんなふうに作るかは、Azulさんとこを参照してください。

別記事のコメント欄にも書きましたが、知り合いと会っておしゃべりしたときに、
チレ・エン・ノガーダがおいしいところない? という話になり、
薦められたのが、サンボルンス。
うーむ、私、サンボルンス(カルメンのね)で食べて、おいしいと思ったことがないんですが。
でもダンナが、タマーレスはあそこのがおいしいと言ってたし。
まあ、その知り合いも、サンボルンスで食べたわけではないそうですが。

とりあえず、土曜日のお昼ご飯に行ってきました。
何しろ、「こってりと、重いから!!」とメキシコ人が言うくらいですから、
相当の覚悟を決めて、お腹を空かせて出かけ、
そしてダンナはフルコース頼んじゃってましたが、私は単品で。



覚悟はしてたが……でかいよ。
チレ・ポブラーノのお腹を割って、なかにいろいろ詰め物が。



チレは、ヘタのほうが辛いので、先っぽのほうから食べてみました。
あら、ぜんぜん辛くない。よかった~。
上にかかっているソースはクルミから作っていて、甘い。
なかの詰め物は、ひき肉に各種干し果実を混ぜ込んだもので、確かにこってりと重いです。
そして、甘いです。

少々食べ進んだところで、中身をお見せしておきます。



まあ、ぐじゃぐじゃでよくわかんないでしょうが。

そして……このあたりで、すでに持て余す甘さ
さらに、チレのヘタに近づくにつれて激化する辛さ

でもとにかく、辛さより甘さに参りました。
最後のほうは、パンを食べてごまかしつつ、
辛かったときのために、と頼んだスイカジュースを激しく後悔しつつ、
結局ちょっと残してしまいましたよ。

そんなに甘い代物を食ったあとなのに……。
フルコース頼んだダンナには、デザートが来るんですぜ!
いくつかの選択肢からダンナが選んだものは……。

Capirotada(カピロターダ)なるもの。



ダンナ、メキシコ人のくせに(?)チレ・エン・ノガーダを食べたことがなかったそうです。
知り合いから、「甘い」と聞いて、俄然食べる気になって、この日、初挑戦。
ええ、完食してましたとも!

そしてこのデザートのカピロターダは、
「昔よく食べたなあ。もう20年くらい食べてないよ」にこにこにこ、
だそうです。

私も一口だけ味見させてもらいましたが……。
パンに、じっとりと蜂蜜をしみこませたような甘さの、各種果物とナッツ入りのブツでした。
ピーナッツでさえ、膨張しているほど、甘いソースがしみこんでます。



お。おえ~~~。


それでもダンナは、完食、してましたとも! ええ!



ただし、チレ・エン・ノガーダがまずいというわけではありません(たぶん)。
昔食べたのはこんなに甘くなかった気がするし(よく覚えてないが、普通に平らげたはず)。
知り合いのお薦めとはいえ、やっぱりサンボルンス@カルメンですからね。
きっと、どこかには、もっとちゃんとおいしいチレ・エン・ノガーダがあるのでしょう……。
これからも果敢な挑戦を……繰り返す気には、少なくとも今はなれませんが。


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2 コメント

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おぉっ☆ (あやたろう)
2010-09-22 00:21:35
早速、拝見しました♪
2、3日かけて材料を揃えて、さらに2日かけて作る・・・
相当手の込んだお料理なんですね!

甘くて辛い・・・。
想像しにくい状況ではございますが、材料を見れば、
その表現も的確であろうと思われます^^;

食べてみたいなぁ♪
え・・・?怖いもの知らず?!
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勇気あるあやたろうさんに乾杯! ()
2010-09-22 13:37:57
>あやたろうさん
怖いもの知らず、まさにその言葉がふさわしいかもしれません(笑。
これが、Azulさんが書いておられるように「ほんのり」甘いのであればねえ、
きっとそれなりにおいしいんだろうと思うんですが。
このサンボルンスの、暴力的な甘さは何とかしてほしかったですね。
しかし、ダンナはすっかりご機嫌で、「また行こうな!」……。
えっ、と顔を見る私に、「今月中に、もう一回は食べる!」と宣言しておりました。
好きにしてちょーだい、でもサンボルンスは勘弁してよね、他のものだってまずいんですから。
と、言っておきました。
あやたろうさんも、いつか食べる機会があったらぜひ感想聞かせてくださいね!
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