昨日のナワトル語の続きが残ってるんですが、
興味のない人に申し訳ないので、ちょっとそれはまたにして。
今日はまた私の好きな画家を紹介します。
と言っても、この人、評価がだいぶ分かれるようで、
「気持ち悪い」「不気味」という声もあるみたいです。
へー、そうかな?
今日の絵は、私が持ってる絵葉書をスキャンしたものなんですが、
この絵葉書はもともと日本でタマヨ展があったらしくて、
それをメキシコの画家だってことで見にいった人が買って送ってくれたんです。
よって、日本でもご存知の人多い画家なのかもしれませんね~。
日本の美術館にも、この人の作品置いてるところ、いくつかあるようです。
ルフィーノ・タマヨは1899年生まれ、1991年に亡くなってます。
一応リベラたちと同じ時代のメキシコ画家なので、
壁画も手がけてはいたようで、
パリのユネスコ本部ビルに、彼の壁画があるそうです。
見たことある人いませんか?
でもほとんどの作品は、もっとこじんまりした油絵など。
絵のテーマも、他の壁画画家のように社会運動とか闘争とかではなく、
人間を描いたものが多いです。
その人間が、あんまり人間っぽく見えないところが
気持ち悪いんかしらん?
オアハカに昔行ったことあるんですが、
そこにタマヨ博物館ってのがあって、
すでにタマヨの絵に興味持っていたので行きました。
タマヨの作品ではなく、彼が集めたメキシコのインディオの
土偶とか、壺とか皿とか、民族博物館も真っ青、てなくらいの
品がひたすらひたすら並んでおりました。
タマヨはそういうものにすごく惹かれていたらしくて、
作品も、原始的というんでしょうか、
土着のパワーみたいなのが出てると思います。
前書いたかもしれませんが、
カルメンでバスに乗っててかわいい女の子を見ました。
かわいいっていうかね、すごく独特の顔で、
輪郭は逆三角形、目がアーモンド型でおっきくて、おちょぼ口で、
くっきりとおかっぱ髪。
うーん、どこかで見たことあるぞあるぞあるぞ、
と考えて思い当たったのが、このタマヨ博物館でさんざん見た土偶だったわけで。
そうか、土偶って作った人の腕が未熟であんなふうなんじゃなくて、
昔のインディオってきっとみんなああいう顔をしてたんだなあ、と納得。
タマヨの作品で一番のお気に入りは、これ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/f1/a1fe702a64e1d5e37722169e709602f4.jpg)
『大銀河』。
なんかね、これもやっぱりSFなんですよね~。
私にはこれ、他に誰ひとりいない惑星に見えます。
おーい。と虚しく叫ぶ人。
もう一枚は、これ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/50/36c0de6d044b14cf3619de6a071ab3a2.jpg)
『対話』。
あったか~いです。
上の寒い惑星の孤独と比べると、なおあったかい。
ところで、タマヨはメキシコでもそこそこ有名です。
単純な図柄で、色彩も統一されているのが多いから、
パッと目立つ表紙として使いやすいのでしょうか。
私の持ってる本の表紙にも、タマヨのがあります。
話ずれますが、この辞書、めったに使いませんが、
それでも重宝してます。
メキシコにおけるスペイン語の辞典です。
コレヒオ・デ・メヒコが編纂したものです。
収録されているのは約1万4000語、少ないです。
少ないので、そんなマジメ(?)な、スペインの辞書にも載ってる意味なんか載せんでいいから、
もっとメキシコ独特な単語だけ載せてくれりゃええのに~~!
と思わないでもないですが、まあそれでも一応。
まあ、メキシコ独特の単語、というと、何ですかね、
やっぱ、Glosería がほとんどでしょうかね?
p の項に多かったりして(笑。
ええ、載ってますよ、pendexo も pinxhe も puxa も(笑。
ちゃんと説明もついております。引用はいたしませんが。
まあ、こんな単語、辞書引かんでもみんな覚えますがね(笑。
あと、重宝する理由のひとつは、
動植物の名前を引くと学名が載ってること。
これ、私にはありがたいです。
たとえば lechuga キャベツ、と引くと
キャベツの学名が載ってるわけですよ。
これがあれば、メキシコのキャベツと日本のキャベツは同じなのか!?
とかで悩んで夜も眠れない、なんてことはなくなります![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_night.gif)
学名が同じなら同じ種、違っていれば違うわけですから。間違いなし!
ま、辞書が間違ってないって保証はないんですがね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock2.gif)
もし万が一、メキシコの独特な言葉に手がかりがほしい、と思う人がいたら、
一応英語圏のアマゾンで注文できるようです。
こちら。
メキシコに住んでる人は、Gandhi とか Sótano 行けば売ってます。
たぶん、まだ。
興味のない人に申し訳ないので、ちょっとそれはまたにして。
今日はまた私の好きな画家を紹介します。
と言っても、この人、評価がだいぶ分かれるようで、
「気持ち悪い」「不気味」という声もあるみたいです。
へー、そうかな?
今日の絵は、私が持ってる絵葉書をスキャンしたものなんですが、
この絵葉書はもともと日本でタマヨ展があったらしくて、
それをメキシコの画家だってことで見にいった人が買って送ってくれたんです。
よって、日本でもご存知の人多い画家なのかもしれませんね~。
日本の美術館にも、この人の作品置いてるところ、いくつかあるようです。
ルフィーノ・タマヨは1899年生まれ、1991年に亡くなってます。
一応リベラたちと同じ時代のメキシコ画家なので、
壁画も手がけてはいたようで、
パリのユネスコ本部ビルに、彼の壁画があるそうです。
見たことある人いませんか?
でもほとんどの作品は、もっとこじんまりした油絵など。
絵のテーマも、他の壁画画家のように社会運動とか闘争とかではなく、
人間を描いたものが多いです。
その人間が、あんまり人間っぽく見えないところが
気持ち悪いんかしらん?
オアハカに昔行ったことあるんですが、
そこにタマヨ博物館ってのがあって、
すでにタマヨの絵に興味持っていたので行きました。
タマヨの作品ではなく、彼が集めたメキシコのインディオの
土偶とか、壺とか皿とか、民族博物館も真っ青、てなくらいの
品がひたすらひたすら並んでおりました。
タマヨはそういうものにすごく惹かれていたらしくて、
作品も、原始的というんでしょうか、
土着のパワーみたいなのが出てると思います。
前書いたかもしれませんが、
カルメンでバスに乗っててかわいい女の子を見ました。
かわいいっていうかね、すごく独特の顔で、
輪郭は逆三角形、目がアーモンド型でおっきくて、おちょぼ口で、
くっきりとおかっぱ髪。
うーん、どこかで見たことあるぞあるぞあるぞ、
と考えて思い当たったのが、このタマヨ博物館でさんざん見た土偶だったわけで。
そうか、土偶って作った人の腕が未熟であんなふうなんじゃなくて、
昔のインディオってきっとみんなああいう顔をしてたんだなあ、と納得。
タマヨの作品で一番のお気に入りは、これ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/f1/a1fe702a64e1d5e37722169e709602f4.jpg)
『大銀河』。
なんかね、これもやっぱりSFなんですよね~。
私にはこれ、他に誰ひとりいない惑星に見えます。
おーい。と虚しく叫ぶ人。
もう一枚は、これ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/50/36c0de6d044b14cf3619de6a071ab3a2.jpg)
『対話』。
あったか~いです。
上の寒い惑星の孤独と比べると、なおあったかい。
ところで、タマヨはメキシコでもそこそこ有名です。
単純な図柄で、色彩も統一されているのが多いから、
パッと目立つ表紙として使いやすいのでしょうか。
私の持ってる本の表紙にも、タマヨのがあります。
話ずれますが、この辞書、めったに使いませんが、
それでも重宝してます。
メキシコにおけるスペイン語の辞典です。
コレヒオ・デ・メヒコが編纂したものです。
収録されているのは約1万4000語、少ないです。
少ないので、そんなマジメ(?)な、スペインの辞書にも載ってる意味なんか載せんでいいから、
もっとメキシコ独特な単語だけ載せてくれりゃええのに~~!
と思わないでもないですが、まあそれでも一応。
まあ、メキシコ独特の単語、というと、何ですかね、
やっぱ、Glosería がほとんどでしょうかね?
p の項に多かったりして(笑。
ええ、載ってますよ、pendexo も pinxhe も puxa も(笑。
ちゃんと説明もついております。引用はいたしませんが。
まあ、こんな単語、辞書引かんでもみんな覚えますがね(笑。
あと、重宝する理由のひとつは、
動植物の名前を引くと学名が載ってること。
これ、私にはありがたいです。
たとえば lechuga キャベツ、と引くと
キャベツの学名が載ってるわけですよ。
これがあれば、メキシコのキャベツと日本のキャベツは同じなのか!?
とかで悩んで夜も眠れない、なんてことはなくなります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_night.gif)
学名が同じなら同じ種、違っていれば違うわけですから。間違いなし!
ま、辞書が間違ってないって保証はないんですがね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock2.gif)
もし万が一、メキシコの独特な言葉に手がかりがほしい、と思う人がいたら、
一応英語圏のアマゾンで注文できるようです。
こちら。
メキシコに住んでる人は、Gandhi とか Sótano 行けば売ってます。
たぶん、まだ。
12年前に行ってきたときのカタログを出してきて眺めました。
当時は「乾いた風景」(1973)に心を惹かれましたが
今見ると、写真版だからでしょうかね、
「オルガ、動的な肖像」(1960)や「歌姫たち」(1940)がいいですね~。
カタログには「対話」はあるのに「大銀河」は見当たりません、残念。「対話」も気に入ってます。
壁画が5枚紹介されてて、見開きの大判写真ですが、パリのユネスコ本部のはありませんでした。
このなかで気に入ったのが「プロメテウス」(1957)で、タマヨがプエルト・リコ大学のために描いたそうです。
12年前の苦い涙と結びついた思い出を、しばし懐かしく辿ってみたひとときでした。
亀さんが紹介しているCOL MEXの辞書、私も欲しいと思いつつ、まだ買ってないんですよね~。
前回のメキシコ行きのとき、わざわざCOL MEX内のSOTANOに書籍漁りに言ったときもついつい、違う分野の書籍ばかり買って帰りました。
なので、次回は買おうと思ってます。
「不気味」とか「気持ち悪い」という印象は全く感じませんでしたね。。。もっと数多く見てみないと何とも言えませんが、独特の世界観があって私はいいと思います
また色々紹介してください!
まるさん、名前出さないよう気をつけたのに、自分からバラしてますね?(笑
いや、本人がいいなら全然構わないけど。
画集、買おうかなあと思いながらも、なかなか思い切れずにまだ買ってないので、
そんないろいろタイトル言われてもわかりまへん!
でも「プロメテウス」って壁画はなんか覚えある! 知ってるような気がする!
やっぱ、そのうち画集買お~~。
>chamoyさん
メヒコにいると、タマヨの絵って違和感ないってことかも?とちょっと思いました(笑。
コレヒオの辞書、私は98年に買ってます。
そのときいくらしたか、ちょっと記憶にないけど、安くはなかった(笑。
でも、たまにとはいえ重宝するので、買っておいて損はないと思いますよ~。
まあchamoyさんだと、「なんだ~知ってる単語しか載ってないじゃないか~」ってコトになりそうですけど……。
>NANAOさん
タマヨの絵は、ネットで探しても案外少ないんですよね~。
でもいいところ見つけたら紹介しますね!
シティだとタマヨ美術館もありますよ。確かReformaのどっか……。
私も行ったことないんですが。
NANAOさん、取材してきて、ブログで見せてください~(他力本願