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今回は、クリント・イーストウッド監督、南アフリカのマンデラ大統領を描いた「Invictus インビクタス/負けざる者たち





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クリント・イーストウッド作品にハズレなしを、また証明した作品。
主演は「ミリオンダラー・ベイビー」でもイーストウッド作品に出演した、ハリウッド黒人俳優の重鎮モーガン・フリーマン。
僕は、この人の作品では、狂気のジャック・ニコルソンと対峙した「最高の人生の見つけ方」が一番好きだ。
共演は、「インフォーマント!」でぶよぶよの中年デブで、ハゲで、性格の壊れた男を演じたマット・デイモン。
彼は「ボーン」シリーズのように体を絞って、筋肉をつけて、自由自在の体作りが出来るらしい。

舞台は南アフリカ。
アバルトヘイトへの反対運動で27年間投獄されていたネルソン・マンデラが、1990年に釈放され、1994年に黒人も含めた全国民が参加した選挙で、南アフリカ初の大統領に選ばれる。
アフリカって、どう考えても黒人の国々、大陸なのに、1990年代まで法律による差別が布かれていたとは、イギリスの我侭放題の植民地化の傷跡だ。

マンデラ大統領の当選で、少数だが経済の支配階級の白人と、大多数の貧困黒人の間に、今までにない緊張感が生まれる。
白人は、新しい黒人の権力に憤り、そして彼らからの復讐に怯え、黒人はアパルトヘイトへの仕返しで士気が高まる反面、マンデラ大統領の暗殺という手段も含めた、白人からの逆襲に疑心暗鬼している。
マンデラ大統領が初めて官邸に入ったシーンで、それまで白人大統領に仕えていた職員に対して、彼らの恐怖を拭い去る演説をする。そして、出来れば今後も新しい政権で仕事をして欲しいと訴える。
そして自分の警護にも、白人のスタッフを加える。

マンデラ大統領自身は、自分を30年近く投獄し、黒人を差別虐待していた白人を許し、国の経済の中枢にいる彼らと共に国の復興させようとするが、簡単には2つの社会の溝が埋まりそうにない。

それを象徴したのが、南アフリカ代表のラグビーチームとイギリスの試合だった。
南アフリカでは、ラグビーは白人のスポーツで、代表チームとそのユニフォームは、アパルトヘイトの象徴でさえあった。大半の黒人はそのルールすら知らない。大統領自身もラグビーの知識はなかった。
その試合では、白人は自国を応援して、黒人は相手国を応援していた。
このラグビーを知らないというエピソードは、たぶんラグビーを知らない大半のアメリカ人に対する脚本のような気がする。

大統領は、1995年に自国で開催されるラグビーのワールドカップで南アフリカチームが優勝することで、国の士気を一つに高めることが出来ると確信し、チームのキャプテンであるマット・デイモン演じるフランソワに面会する...


30年近く、狭い牢獄に監禁され、来る日も来る日も、石切り場のようなところで作業させられる。何の罪もないのに。
そんな過去を背負った人が、その国の長になった。
でもその人が最初にした事は、過去を許すということ。
その人は、許しが自分の持っている最強の武器だと強く信じていたためだ。

“Forgiveness liberates the soul. “(許しは魂を解放する)
“It removes fear. “(許しは恐怖を取り去る)
“That is why it is such a powerful weapon.”(だから許しは強力な武器なのだ)

アパルトヘイトが、恐怖と怒りを作り出した。
マンデラ大統領は、全く反対を実践した。
強力なリーダーシップと、強い信念で。
残念ながらアメリカは、この10年間、この人とは正反対の事を、自国、他国に対し実践した。
金と暴力で築いた、疲弊しきった今のアメリカは、当時の南アフリカの白人たちかもしれない。
クリント・イーストウット監督の静かだが、強烈なメッセージが伝わってくる。
前作の「グラン・トリノ」と共通したメッセージだ。
同じ「チェンジ」を掲げた、オバマ大統領が2000年代のマンデラになれるのか。

前作は、ラストで驚かされ、一瞬に鳥肌が立つほど感動させられたが、この作品はラグビーの決勝戦を通して、クライマックスが描かれ、ここは一般的なスポーツ物の展開。
ただ、ラグビーのシーンは序盤のダメチームのシーンと最後だけで、あとは静かなストーリーが続く。

徹底的にマンデラ大統領の仕草や話し方を研究したというモーガン・フリーマンは、元が似ているのもあって、まるでマンデラ大統領本人。
そして、彼の一つ一つの台詞に哲学がある。

マット・デイモンは、少し抑え目の演技で、マンデラ哲学を学んで成長していくラグビーのキャプテンを演じている。
彼がワールドカップの決勝戦のチケットを、家族に渡す時のエピソードは、とても印象的で、思わずぐっとなった。
そして、試合終了、エンディング、流れてくる「ワールド・イン・ユニオン」、じわじわと感動が込み上げてきて、涙がこぼれてきた。
ラグビー好き、クリント・イーストウッドファンには、たまらない作品。
そして偉大な世界のリーダーの生き様に触れられる作品だ。


インビクタス/負けざる者たち - goo 映画
インビクタス/負けざる者たち - goo 映画


トリビア
過去に、ネルソン・マンデラは、自分を演じられるのはモーガン・フリーマンしかいないと言っていた。

モーガン・フリーマンは、ネルソン・マンデラの自伝「Long Walk to Freedom」を元にして、何年も映画を作ろうしてきたが、何十年にもわたるその生涯を作品化するのは無理だった。

モーガン・フリーマンは、撮影を開始する前に実際にネルソン・マンデラに会い、作品の内容を説明して理解を得ようとした。
面会で、「マディバ、私たちは何年間もこのプロジェクトをすすめてきましたが、ネルソン・マンデラの核心を伝えることが出来ると思うストーリーを読みました...」、説明を終える前に、マンデラ自身が「ああ、ワールドカップのことですね」とコメントした。
これで、絶対の自信をつけて制作を開始した。

決勝戦でドロップゴールを決める選手は、クリント・イーストウッドの実の息子のスコット・イーストウッド。但し、不倫相手の子供。


Twitter
http://twitter.com/invictusotoko


原作の書評
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/100131/bks1001310824013-n1.htm


この音楽が流れてくると、涙が出てくる。


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今日のネットで拾った面白写真 - あぐっ




珠理の靴には、時々驚くほどの砂が入っている時がある。
靴を脱いで砂を入れないと入らないだろうとか、これで歩き辛くないのとか、思うくらいに入っている。
学校で、どんな遊びをしてるんだ。

そんな珠理が、朝母親にジーンズをはかせてもらっていた。
母「わっ、何でポケットにこんなに砂が入ってるの?」
靴同様、今度は、ポケットに大量の入っていたらしい。

珠理「自分から、入ってきた」(翻訳 砂が勝手に入ってきた)
名回答だ。

しかも、ポケットからは砂と一緒に、ゴールドフィッシュのクラッカーも出てきた。
何か恐ろしい衛生環境で暮らしているらしい。


今日の一言 
どんな愚かな女でも、賢明な男を操ることは出来る。   
しかし、馬鹿な男を操るためには、非常に賢明な女が必要である。
(キプリング)

管理人: 納得。でも男と女を入れ替えると、当てはまらなくなる。


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今日のネットで拾った面白写真 - 取れちゃった




もう、この人には、絶対に完走してほしい。
とにかく、ひたすら尊敬にあたいする人だ。




今日の一言 
偏見をもつな。相手が幕臣であろうと乞食であろうと、教えを受けるべき人間ならおれは受けるわい。
(坂本 竜馬 / 司馬 遼太郎)

管理人: 司馬さんの言葉なんだけど、竜馬はこういうこと言う人なんだよな。


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今回は、南アフリカを舞台に、南アフリカの役者達によるハリウッドらしくないSF作品。「District 9 第9地区





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「キング・コング」や「ロード・オブ・ザ・リング」を監督したピーター・ジャクソン(僕は知らない人)がプロデューサーという以外、監督、出演者全員ほとんど無名。

舞台は南アフリカ。
ヨハネスブルグの上空に宇宙船が停泊している。
その宇宙船は故障して自分の星に帰れなくなっていて、エビと昆虫と人間を合わせたようなエイリアンが、地上に降りてきて住み着いてしまう。
当初は街を徘徊していた彼らも、人間に迷惑をかける為に、District9という所に収容され、世界の数カ国で結成されたMulti-National United(MNU)という組織が、彼らを見張り管理している。
僕には、このDistrict9がスラム街で、フィリピンでみた貧困街のバラック小屋の地域を思い出させた。南アフリカに実際にあるスラム街で撮影されたらしい。

MNUの本当の目的は、エイリアンたちが所持していた強力な武器の研究だった。
なぜか、彼らから押収した武器は人間には使用できないようになっていて、エイリアンのDNAと関係があるようだった。
物語の後半にも出てくるが、エイリアンの武器は人間の兵器などよりもはるかに強力だ。
なんで、こんなものを持っていながら、人間に取られたのか分からない。

そのDistrict9も手狭になり、エイリアンを他の場所に移す計画がすすめられていた。
その強制退去の指揮官に選ばれたのが主人公のウィカス。義父がMNUの幹部なので選ばれただけで、本人は人を指揮するようなリーダーシップはなく、人のいいお役人さんだ。
ただ、彼はDistrict9の内部に詳しかった。
そんな彼が、立ち退きの準備のための住民調査に、この地区を訪れた時にエイリアンのバラック小屋で見つけた化学薬品のガスを誤って吸ってしまう。
この薬品は、エイリアンが宇宙船を再び動かすために、やっと完成した燃料だった。

ウィカスは、そのガスの影響で次第にエイリアンに変化していく。先ずは怪我をした手がザリガニのようになっていく。
ここから、人のいいウィカスと、国際機関と名をうった悪魔のような武器商人の追跡劇がはじまる。
自分の妻に裏切られ、義理の父親の命令で武器とエイリアンとの関係をつかむため解剖されそうになったり、どんどん追い込まれていくウィカス。
その間に体もどんどん変化して、絶望的な状況だ。
そして彼が取った行動は、エイリアンを助け、彼らを宇宙へ帰らせる事だった。

序盤のドキュメンタリー調の粒子の粗い画質と、最近流行の手法でハンディーカメラで写したような映像と、俳優とはとても思えないどこにでもいるおじさんのウィカスの登場で、すぐに物語に引き込まれた。「何だ?何だ?」という感じだ。
そして中盤からは、序盤のドキュメンタリー調とガラッと変わって、アクションシーンの連続。
最後はモビルスーツまで出てきて、「アバター」状態だ。
そう言えば、最初は猫の餌を食べる汚いエビ人間、ゴキブリ人間だったエイリアンに、だんだん感情移入していくところも「アバター」と似ている。
そして、ウィカスとエイリアンが築く友情。
特に、子供のクリストファーが、どんどん可愛くなってくる。

最後は、郷愁をさそいながら、少しだけ希望を抱かせたラスト。ある人は絶望と見たかもしれないかな。
まさか続編は、ないよな。それも3Dで。


トリビア
主人公のシャルト・コプレイは演技経験が全くなく、役者になるつもりもなかったが、監督の短編作目にとまって主役に抜擢された。

合計6種類のエンディングが用意されていた。


オリジナルの作品。主役のシャルト・コプレイが警官役で出ている。


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今日のネットで拾った面白写真 - 納得




珠理は、結構運動神経がいい。
特にボールを扱った、テニスとか、野球とか、きっちりとラケットやバットをボールに当てる事が出来る。
先日も、公園に行ったとき、おもちゃのバットで芝生に転がっていたプラスチックのボールをゴルフのようにして打ちはじめた。
何も教えないのにフォームよく、玉によく当たる。
面白そうなので、子供用のクラブを買って、公園で打たせてみた。

ほとんど何も教えないのに、面白いように当たる。
これは新しい趣味になりそうだ。





今日の一言 
人間は、自分の欲しいと思うものを求めて世間を歩き回り、そして家庭に帰ったときにそれを見いだす。
(ムーア)

管理人: そういうもんなんだよな。


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今回は、イラクでの爆弾処理兵士の生き様を描いた「The Hurt Locker ハート・ロッカー





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2009年のタイトルレースの筆頭の作品。
監督は、キャスリン・ビグローという女性だ。こんな作品を撮る女性って、すごいな。
と、思ったらあのジェームズ・キャメロン監督の前の奥さんだ。
もっと驚いたのは、ジェームズ・キャメロン監督って5回結婚して4回離婚してる。(もちろん、離婚しなければ再婚出来ないが)
彼女は、前から数えても後ろから数えても3番目の奥さん。
主演のジェレミー・レナーは、僕にとってはお初。「28週後...」が代表作らしい。
個性的な顔の人だ。
共演のアンソニー・マッキーも、僕にはお初。「イーグル・アイ」に出ていたらしいが、覚えていない。

ストーリーは、イラクに駐留する爆弾処理班の話。
ジェレミー・レナー演じるウィリアムが、イラクのブラボー中隊に赴任してくる。
それは、少し前に爆弾処理中に死亡した兵士のポジション。
彼の仕事は、この世に存在する仕事で間違いなく一番危険な職業。
彼は、爆弾処理の知識が豊富で、状況判断も冷静で、輝かしい爆弾処理記録を持っている。
但し、一匹狼で、仲間のことを考えず、爆弾処理だけに興味のある男。

作品は、遠い国の非日常の戦場を描いている。その非日常を、観ている観客を極度に緊張させ、目を逸らしたくなるほどリアルに描いている。
ハンディーカメラで撮ったような動きの激しく、粒子の荒い映像も、気にならない。
爆弾を処理するシーンは、本当に息を呑むとか、手に汗を握るとか、そういう表現しか当てはまらない緊張を観客に強いる。
そして、全編通じで爆弾処理シーンの連続だ。
中盤で、テロリストとの砂漠での戦闘シーンがあるが、これも兵士の銃の構え方から、戦闘の戦略までリアルだ。
そしてどんどん人が死んでいく。
それも、意味なく死んでいく人が多い。
人間爆弾にされるために殺される人、アメリカ人をおびき寄せるために爆弾付の鎧を着せられ路上に置き去りにされる人、やはり戦争は生き地獄だ。
ただ、その地獄のような戦場でしか、自分の生きがいを見出せない奴もいる、それがウィリアムだ。

極めて政治的メッセージ色が強くなりがちな題材を、ほとんど政治の匂いをさせることなく、誇り高い爆弾処理兵士の生き様や友情を、淡々とリアルに描いた作品。
それにしても、この監督はどんな女性なんだ。


ハート・ロッカー - goo 映画
ハート・ロッカー - goo 映画


トリビア
イラク、クエートでの撮影の許可が下りなかったため、撮影はヨルダンのアンマンで行われた。
そして、撮影中はヨルダン軍が撮影の警護そした。


ジェームス・キャメロン監督がハート・ロッカーを語ってる


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今回は、2010年の賞レースの本命「Up In The Air マイレージ・マイライフ





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先ず、お決まりの邦題への文句。
作品の上っ面だけをタイトルにしてしまってる。
「Up In The Air」って原題には、いろいろ意味があると思うんだけど。
ひとつは「空から」って意味。作品中、飛行機から街の俯瞰図が出てくるけど、これはAir(空)からなんだ。
誰からの視線か?しかも主人公は人の人生を大きく左右する宣言をする人、誰(というか何)がモチーフになっているか。神様じゃないの?
それと「漠然とした、未解決の、はっきりしない」という意味。これって登場人物たちの、またはこの作品を観ている人たちの、ことを言っているのだと思う。
これを、「マイレージ、マイライフ」て陳腐な韻を踏んだタイトルに置き換えてるだけ。
もう少し、ひねれないのかな。

監督のジェイソン・ライトマンは、僕も大好きな、あの「Juno」を撮った人。
重たいテーマをユーモアいっぱいで作品にするのが得意な人。
主演は、ハリウッド界の兄貴ジョージ・クルーニー。「シリアナ」に続いてオスカーを狙う。
但し、クルーニーは2010年から作品プロモーションのための記者会見には一切出席しないことを宣言している。
以前もオスカーは選挙活動みたいなものだともらしていたので、賞をめぐる政治的な駆け引きに嫌気が差したと思われる。
相手役に「ディパーテッド」のヴェラ・ファーミガと新人のアナ・ケンドリック。
それに最近、年に3-4作は彼の出演作品に出くわす、ハリウッドで効率よく仕事をしているジェイソン・ベイトマン。
それに「Juno」で、味のあるお父さんを演じ、「スパイダーマン」の編集長から脱皮したJ・K・シモンズ。

主人公のライアンは、年に322日も出張するビジネスマンで航空会社のマイレージコレクター。
彼の目標は、1000万マイルを貯めること。
そんな彼の仕事は、リストラで首にする人たちにその会社に代わって、いたって事務的に、そしてプロフェッショナルに首を宣告をするエージェント。
この不景気に大繁盛のビジネスだ。
彼は、航空会社やホテルのチェックインでは、そのマイレージのステータスから、常に最優先で優遇され、空港のセキュリティーチェックでは、一番早く検査の終わるゲートを見抜くノウハウを持っていて、そうすることで優越感にもひたっている。
こういう奴を、空港でよく見かける。僕の同僚にもいる。
ライアンは、時に講演もして、その内容はバックパックを人生に見立て、自分のバックパックに必要以上のものを背負い込まないようにというもの。
彼の必要以上な物の中には、家庭とか、家族とか、愛とかも含まれている。
僕からみると、とても空虚なバックパック

そんな彼が、2人の女性と知り合う。
1人は空港で意気投合した、彼同様仕事で各地を飛び回るマイレージコレクターで大人の関係を楽しんでいるアレックス。
そしてもう1人は、彼の会社の新入社員でエージェントの仕事を合理化してリストラの宣告をビデオ会議で行い、大幅な出張のコストの削減を提案をしているナタリー。リストラ会社のリストラ提案だ。
彼女は、ライアンと一緒に、仕事のトレーニングを兼ねたリストラ宣告の旅をしている。

この2人の女性が対照的だ。
1人は、仕事もプライベートも大人の女。もう1人は高学歴で自信満々だが、まだまだビジネス経験も人生経験もない女が、全てにひたむきな女。
それに、ドライに仕事をこなし、私生活でお荷物を背負い込まない男。
この2人の女性にせっし、そしてしばらく会っていなかった故郷で妹の結婚式に参加していくなかで、少しずつライアンの心で、バックパックに入れたい物に変化が出てくる。

この作品で、首を宣告されるほとんどの人は、素人で最近本当に首になって仕事を失った人たちだ。その辺の役者には、かなわない迫真の演技(本気)をみせてくれる。
もちろんジョージ・クルーニーの得意な、スマートな面をだした演技がいい。
この人は、「バーン・アフター・リーディング」とか「The Men Who Stare At Goats」での、コミカルな演技もいいが、やはりこういう女性にもてる、独身エリートビジネスマン役はピッタリだ。というか彼の人生そのものだ。
そして、そんなスマートなジョージ・クルーニーの、作品前半と後半での変化もいい。
終盤で、ちょっと陳腐なラブストーリーになるかと思ったら、そこはライトマン監督、苦めの大人のエンディングが用意されていた。

ゴールデン・グローブ賞で作品賞、主演男優賞、助演女優賞、脚本賞、監督賞にノミネートされていて、たぶんオスカーのタイトルレースでも絡んでくると思われる作品。
サウンドトラックも、心地よく響いてきていい。
ジョージ・クルーニーのファンでなくても、自分の大切なものを再確認するための、お勧めの作品だ。


マイレージ、マイライフ - goo 映画
マイレージ、マイライフ - goo 映画


トリビア
エレン・ページとエミリー・ブラントもナタリー役の候補だった。


サウンドトラックの中から「Help Yourself」



デビット・レターマンショーでのアナ・ケンドリックス


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今回は、2009年の一番話題のホラー作品「Paranormal Activity パラノーマル・アクティビティ





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2009年全米で、いろいろな意味で一番話題になった作品のひとつ。
先ず、制作費が150万円以下で、下手すると学生の自主作品より安い。
そんな作品が、アメリカのAmerican Film Marketという映画祭で絶賛を浴び、パラマウントがその権利を買い取る。
当初はお金をかけて作り直しをする予定だったが、スティーブン・スピルバーグから原作の恐怖を超えることは不可能と判断され、そのままの公開に踏み切る。
これといったの宣伝もないまま、2009年9月25日から12の映画館で上映をはじめたが、あまりの反響に10月9日には159館まで広がる。
このあと、少し宣伝がテレビで流れ始める。
その予告編は、この映画を観て恐怖する観客を写すだけの、斬新なもの。
結局、1館あたりの興収は、オープニング週末で、あの「タイタニック」につぎ、歴代2位。
オープニング週末の興収は9億円をあげ、200館以下では歴代1位の記録をうちたてる。
アメリカンドリームな作品だ。

監督、出演者は、もちろんみんな無名。
監督のオーレン・ペリは、19歳でイスラエルからアメリカに来た、ゲームプログラマーらしい。
主演のカップルのミカ(男性)とケイティは、本名がそのまま役名に使われている。
もちろん2人とも経歴など、どこにものっていない。

サンディエゴで同棲中のミカとケイティ。ミカは、デイ・トレーダーで、ケイティは学生。
ケイティは昔から霊感が強く、最近も寝室で何かを感じて不安になっている。
それを見かねたミカが、ビデオを手に入れて2人の寝室を一晩中録画して何が起きているのか調べ始める。

2人の演技がとても自然だ。特に喧嘩をするシーンがいい。
これ1作で終わってしまうか、この人気を元に役者の道が開けるか、楽しみだ。
ケイティは、十分通用すると思うのだが。

映像は、最近流行のハンディカメラで手ぶれのある画像が臨場感を与えている。
そのカメラで、観客は2人の寝ている夜中のベットの早回しをずっと見せられる。
そして、そこに何かが写りはじめる。
この作品は、間というのをとても上手く使っている。
その間を効果的にしているのが、ひかり、影、音だ。観客を驚かす大音響ではなく、聞き耳を立てたくなる音だ。
そして沈黙。
かなり長い沈黙の時間を観客に与える。監督として勇気のいることだと思う。
この沈黙のとき、観客は次に起こることに恐怖する。
これがすごく怖い。
そう、この作品の怖さは観客自身が作っている。
こういう恐怖作品は日本人向きだと思うので、是非映画館で自分が作り出す恐怖を味わって欲しい。

パラノーマル・アクティビティ - goo 映画
パラノーマル・アクティビティ - goo 映画


トリビア
スピルバーグの助言で、エンディングはオリジナルとは変えられている。
(僕は、ひょんなことから、オリジナルバージョンを観たが、やはり今の方が数倍いい)

作品の舞台は、全て監督の家。

パラマウントは、続編の計画があることを発表している。

2人の役者の出演料は、500ドル。但し、ただ今再交渉中。

10日間で撮影され、監督のパソコンで編集された。

当初の予算は10,000ドルだったが、オーバーしてしまい11,000-15,000ドルになってしまった。


ミカとケイティのインタビュー(どうもいろいろオファーがあるらしい)



ミカとケイティのインタビュー(インターネットを使った新しい宣伝方法)


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今回は、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のハワイを舞台にしたサスペンス「A Perfect Gataway パーフェクト・ゲッタウェイ





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この作品は、ほとんど何の予備知識もなく、映画館到着したとき、一番最初に観ることの出来る、上映時間だった作品。
映画が安くて、気取らないアメリカならではの、贅沢な選択方法だ。

監督は、「リディック」のデヴィッド・トゥーヒー。どちらかというと脚本家のようだ。
脚本家としての次回作は、僕も楽しみにしている、「イタリアン・ジョッブ」の続編、「ブラジリアン・ジョッブ」だ。
主演は、発音のしにくい「バイオ・ハザード」のミラ・ジョヴォヴィッチ。彼女は今「フォース・カインド」という話題のホラー作品に出ているが、見逃してしまった。
彼女の相手役にスティーヴ・ザーン。この人は、日本未公開のジェニファー・アニストンと共演した「Management」で、いいキャラを演じていた。笑うとくしゃおじさんみたいだが、演技力のある役者さんだ。
そして「ダイハード4.0」で天才ハッカーの悪役を演じたティモシー・オリファント。

クリフ(スティーヴ・ザーン)とシドニー(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、新婚旅行でハワイにきていた。
友人からのビデオメッセージで、祝福された2人が描かれている。
そして、カウアイ島に渡り、2日間歩かないとたどり着けないハワイで一番美しいといわれるビーチに向かう。
途中彼らの車をヒッチハイクしようとしたケイルとクレオとちょっとしたいざこざを起こす。
ここでケイルの乱暴さがクローズアップされている。
そのハイキングの途中で、軍隊にいたことのあるニック(ティモシー・オリファント)とジーナのカップルと知り合う。この2人がわりとワイルドな雰囲気をかもし出している。
4人は一緒にビーチに向かうことにするが、さっきのケイルとクレオに出くわし、また因縁をつけられる。
そんな時、クリフはオアフ島で若いカップルが殺され、犯人はカウアイ島に渡ったというニュースを知る。

登場人物は6人しかいない。
その中の2人が犯人という事は、かなり前半に明らかにされる。
脚本家としての監督が、観客に対して挑戦を挑んだ作品だ。
ただ、少し反則技も使っているが。
あとから考えると、それぞれの会話もかなり考えられているが、それでも軽い反則気味なのは否めない。
そんな中、途中で2人が圏外にいってしまう。これも脚本の大冒険だ。
美しいハワイの風景と、緊張感のある謎解きストーリー。
僕は、予想外に楽しめた。
いろいろ複線が張られていて、小道具も上手く使われている。
そして、謎をいつまでも引っ張るのではなく、3分の2を過ぎたところで、一気に犯人を明かし、そのあとは犯人との息詰まる追跡劇になっている。
そして最後に、ちょっと「バイオ・ハザード」を出して、ラブストーリーを入れて、上手くまとめている。
とてもいいテンポのお勧め作品だ。


パーフェクト・ゲッタウェイ - goo 映画
パーフェクト・ゲッタウェイ - goo 映画


レッドカーペット


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今日のネットで拾った面白写真 - カモフラ その2




2009年の思い出をビデオにしました。
2010年もよろしく。





今日の一言 
嫉妬をする人はわけがあるから疑うんじゃないんです、疑い深いから疑うん です。
(シェークスピア)

管理人: 結局、理由なく嫉妬するんだ。


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