ザ・マミー/呪われた砂漠の王女 / The Mummy

2017-07-30 | 映画






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前作の、「ジャック・リーチャー: Never Go Back」に続いて、ちょっとコケてしまったトム・クルーズの主演作品。
彼の演技、アクションはいつも通り素晴らしいのだけれど。
Mummyという使い古された題材に、女版ミイラ、トム・クルーズのアクション、大御所ラッセル・クロウ、迫力のCGと、いろいろ加えているが、何かまとまりのないストーリーになっている。
スリラー、ラブストーリー、コメディ、アクションがまとまりもなくごちゃごちゃしてる。
そして、それぞれのシーンが何かバラバラで別の映画を見ているよう。
たぶん原因は、六人の脚本家を使っているからだろう。

ソフィア・ブテラ演じるMummyのアマネットに対して、アナベル・ウォーリス演じるヒロインのキャラの薄いこと。
この女性キャラと、トムの友人で幽霊になってしまったクリスの冗談キャラが、ストーリーを邪魔している。
それに対して、Mummyのアマネットはよかった。

古代エジプトで、女王の座を狙っていたアマネットは、自分に弟が生まれその願いが叶わないと知ると、自分の魂をセトという神に売り、一族を皆殺しにする。
当時の神官たちは、邪悪に生まれ変わったアマネットを捕らえ生きたままミイラにし地中に埋めた。
現代、イラクで宝探しをしていたニック(トム・クルーズ)とクリス(ジェイク・ジョンソン)は、反乱軍の空爆後で、巨大な古代遺跡を発見する。
考古学者のジェニー(アナベル・ウォーリス)は、その遺跡が犯罪者の墓で、監獄として設計されていることを突き止める。
遺跡から発見した棺をアメリカに空輸途中、クリスに取り次いだアマネットは、飛行機を墜落させ、ニックの機転でパラシュートで脱出したジェニー以外は全員墜落死。
しかし、数日後遺体安置所でニックが目を覚ます。
彼は、遺跡に入った時に、すでにアマネットに呪いをかけ、セトを現代に蘇らせる肉体として使おうとしていた。 


16%


トム・クルーズは作品がダメでも、体を張ったアクションで魅せる


今回のトムの相手は、考古学者役のアナベル・ウォーリス


マミー役はソフィア・ブテラ。この人は、この後に上映されるスパイ物の「Atomic Blonde」で、シャーリーズ・セロン相手に素顔で好演


こんなになってしまったラッセル・クロウ


棺を運ぶ飛行機にカラスが襲いかかる


なんとミイラ(王女アマネット)を捕まえた


怒ったアマネットの反撃は半端ない


トム・クルーズの体を張ったアクションが救いだった











トム・クルーズのTonight Show出演ビデオ



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トランスフォーマー/最後の騎士王 / Transformers: The Last Knight

2017-07-29 | 映画






オフィシャルサイト


シリーズ5作目
シリーズ化で、だんだんつまらなくなる典型的な作品になってる。
惰性で見てしまったけれど、本当に退屈な作品だった。
前作も面白くなかったのだが、何しろストーリーをほとんど覚えていない。
前作からのマーク・ウォールバーグに加えて、アンソニー・ホプキンスという大ベテランを起用して、彼らはお得意のキャラを好演するが、ストーリーがマンネリだからどうしようもない。

このシリーズの全ての作品は、次の要素で出来ている。

主人公とぶつかりながら惹かれ合う女性キャラ
その二人に絡む子供キャラ
トランスフォーマーと対峙する人間たちと悪役ロボキャラ
終盤まではやられ続けるトランスフォーマー達
最後にいいとこ見せるオプティマス・プライム
これらに大金をかけたCGを入れれば出来上がり

やはりお金は稼げるが、映画監督としては二流のマイケル・ベイのに負うところが大きいと思う。
但し、あらためて数えてみると、僕は「パール・ハーバー」を除いて、この人の十三作中十二作を見ているという、まんまとこの人のマーケティングに引っかかった一人だ。
その十二作中、一番面白かったのは、日本ではスルーされた「13時間ベンガジの秘密の兵士」という地味な作品。
これはヒラリー・クリントンが国務長官の時に関与したとされる、リビアのアメリカ駐在大使がテロで命を失った事件。
これは、当時の駐リビア大使が何故かリビアで危険地帯だったバンガジの領事館に派遣され、案の定テロに襲われたが、13時間のテロ攻撃の間、民間の傭兵がテロと戦った以外、アメリカは一切の援護隊を出さなかったという、2016年の大統領選挙でも取り出された事件。
日の当たらない傭兵たちのテロとの戦いを描いた骨太作品。
こういう作品が作れるんだから、もっと映画人としていい作品を撮ればいいのに、お金に走る監督でした。
いつの間にか「13時間ベンガジの秘密の兵士」の評価ブログになっちゃった。
でも、「トランスフォーマー」より、100倍おすすめ。 



14%



このシリーズ二作目のマーク・ウォールバーグ、マイケル・ベイの作品には「ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金」という、おバカ作品にも出ている。


何もこんな作品に出なくてもよかったのにと思う、アンソニー・ホプキンス


何故か四作品目だけを飛ばして、また戻って来たウィリアム・レノックス大佐役のジョシュ・デュアメル


全く知らない女優さんだが、Wikiでは、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」で、役名サインを求める女性となっている


このストーリーでは、ただただ邪魔なキャラだった


悪キャラ


一度は地球を見捨てるが、最後は必ずオプティマス・プライムが治める




何が何だか分からないけど結構荒いCG





マイケル・ベイを嫌いな理由ビデオ
愛国心と星条旗のオンパレード
笑いのセンス
あからさまな商品宣伝
子供達のトランスフォーマーと忍者タートルを台無しにした
作品の客層ターゲットが曖昧
女性を性の対象としてしか描かない
人種差別
毎回お決まりのカメラワーク
ストーリーを無視したアクションシーン
駄作なのに興行的な成功




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