今回は、ロボットが人間の生活のすべての代役をする世界で、なぞの殺人事件がおきる「Surrogates サロゲート」
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まだ更新していないが、人間がロボット(アンドロイド)を遠隔操作するジェラルド・バトラー主演の「Gamer」と少しかぶるところがある作品だ。
ジョナサン・モストウ監督って、「ターミネーター3」で、シリーズを、こけさした人。
主演は、最近「ダイ・ハード」と「16ブロック」以外は、ただのスケベな、ハゲおやじ化しているブルース・ウィリス。今回は、サロゲートによって、ふさふさしたかつらと、しわのないツルツルなお肌になっている。
FBIの相棒には、「サイレント・ヒル」の熱演が印象的だったラダ・ミッチェル。
警部役、博士役を演じさせたらピカ一のジェームズ・クロムウェルに、「ミッション・インポッシブル」でトム・クルーズの相棒役のヴィング・レイムスと渋い2人も共演している。
ブルース・ウィリスの奥さんで、夫婦の間でも素顔を見せないロザムンド・パイクって、女優さんはもともとロボットのような表情で、特殊メーク、CG必要なし。
その世界は、全てがアンドロイド(サロゲート)によって成り立っている世界。
人間は、ヘッドギアーをつけてそのサロゲートを遠隔操作して、彼らの見るもの、感じることを、そのまま体験することが出来る。
恐ろしく怠惰な世界だ。
人が外で行動することがないので、事故や殺人事件は何年も起きていない一見平和な世界になっている。
が、何故か警察、FBI、軍隊は存在して、これまたサロゲートを使い行動している。
僕は、「WALL・E ウォリー」の宇宙船の中の自分の足で歩けなくなった人間を思い浮かべた。
しかし、何年ぶりかで殺人が起きた。
何者かがサロゲートを特殊な武器で襲い、その向こうでサロゲートを操作している人間が殺された。
誰が殺したのか?
どういう武器なのか?
なぜそんな武器が存在するのか?
誰が殺されたか?
FBI捜査官のグリアー(ブルース・ウィリス)が捜査を始めると、反サロゲート運動のリーダーで預言者をかたる男の組織、サロゲートの開発会社、サロゲートを発明したドクター・カンター、警察内部の謎に行きつき、ひとつひとつの謎が解かれていく。
何か、ブルース・ウィルスらしい作品といえる。
目新しいストーリーでもないし。
アッと思わせる謎解きがあるわけでもないし。
それでいて、それなりに楽しめる。
日本でよく1800円の価値で判断する意見を目にするが、アメリカは午前中に行けば500円なので、そんなに目くじらを立てる必要もない。
まあ、驚いたといえば、あの人のサロゲートを見た時かな。
それに、夫の前でもサロゲートを使い続ける妻。夫の前で化粧を落とさない現実に存在しそうなキャラでちょっと怖い。
観た半分の人が酷評するのは目に見えているので、自分のハードルが高いと思う人にはお勧め出来ない。
ブルース・ウィルスを楽しみたい人向け作品だ。
サロゲート - goo 映画