今回は、スティーブン・スピルバーグが製作総指揮で、彼の大のお気に入りのシャイア・ラブーフをまたまた主役にすえたサスペンス・アクション大作「
Eagle Eye イーグル・アイ」
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ジェリー・ショー(シャイア・ラブーフ)とレイチェル・ホロマン(ミシェル・モナハン)の2人は、見知らぬ女性からかかってきた不可解な電話によって引き合わされる。その女性は、彼ら自身と家族の命を盾にとった脅迫を繰り返しては、日常生活で使われるテクノロジーを駆使して2人の一挙手一投足を監視し、コントロールしながら、危険な状況へと追い込んでいく。
そのうち、事態はどんどんエスカレートしていき、普通の生活を送ってきた2人は、国家の最重要指名手配犯として追われることになってしまう。何が起こっているのかを知る為に力を合わせ始めたジェリーとレイチェルは、得体の知れない敵に、何らかの目的を達成する為の駒として利用されていることに気がついていく...(角川映画より)
最近の彼のキャラクターって全て同じなんですけど
「
M:i:3」でイーサン・ハントの奥さんだった人だ
この人、今回はおいしい役どころで好感度アップ
最近少し飽きてきた感もある、スティーブン・スピルバーグとシャイア・ラブーフのコンビだが、それでもさすがはスピルバーグで、ある水準以上のアクションとサスペンスを楽しませてくれる作品になっている。
話はアメリカ国防省がアフガニスタンで、テロリストの幹部と思われる男を遠くから監視、追跡しているところからはじまる。
その男を乗せた車が、ある村に到着し、葬式が始まる。
その最中にも、国防省は画像、音声認識装置で、何とかその男が、本当に追跡中の幹部なのか照合しようとするが、コンピューターがはじき出す確率の数値は、それを断定出来るレベルではない。
そして最終決定は、大統領に委ねられ、彼は「Go」サインを出して、その村ごと爆破してしまう。
この初頭のエピソードが、後々重要になってくるので要注意。
FBIのビルに突然突っ込んでくる巨大クレーン。どうやって用意したのか?
携帯の音声ガイダンスに従って飛び降りて下さい...
飛び降りろって言ってんだろ!!
ストーリーのスピード感はすごい。
いったん主人公のジェリーとレイチェルに、見知らぬ女性から電話が掛かってきたと思ったら、すぐにFBIからの逃走劇がはじまる。
先ずは、何故かクレーンが上手くFBIのビルを壊してくれて、ビルから飛び降りろと電光掲示板が教えてくれる。
そして数十台のパトカーとの迫力のカーチェイスがはじまるが、これも何故か信号が上手く2人を誘導してくれる。
その後も、どこどこに行って誰と会えとか携帯からいろいろな指示が出て、確実に何かの目的を持って2人をある場所に誘導していく携帯電話。
どういう組織が2人を誘導しているのか。
その2人をしつこく追い続けるFBI捜査官を率いるのがビリー・ソーントンだ。
自分は、この人を生理的にあまり好きではなかったのだが、今回は渋くいい演技をしていて、ちょっと見かたが変わったかな。
終盤で、何故ジェリーとレイチェルの2人が選ばれて、誰が犯人で、犯人の計画はなんだったのかが、明らかになると、前半から張られていた伏線が見事に繋がる。
細かく練られたストーリー、迫力のあるアクション・映像、そしてサスペンス度も高く、いかにもハリウッド的なエンターテイメント作品に仕上がっている。
ただ、最後のジェリーの身を張った行動のあと
彼が死ななかったのが (ネタばれ反転)、作品を一気に軽くしている。
あの引っ張り方もいかにもハリウッド的だが、お子様作品になってしまっている。
ところで、一卵性双生児って指紋も一緒だったっけ?
高圧ケーブルも自由に操れる犯人
私が犯人です(ネタばれ反転)
トリビア
携帯の声は
ジュリアン・ムーアだが、彼女の希望でクレジットに名前が載っていない。