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2008年に公開された「クローバーフィールド/HAKAISHA」の続編らしき作品。
実は、自分のブログの中で一番ヒットの多かったのが、2008年に書いた「クローバーフィールド/HAKAISHA」の記事という思い出の作品。
出演は基本的に3人だけだが、ジョン・グッドマン以外の2人は僕の知らない役者さん。
メアリー・エリザベス・ウィンステッドという女優さんは「ダイ・ハード4.0」でマクレーン刑事の娘役だったそうだが、記憶にない。
グッドマンの存在感はいつものままだが、他の2人の演技もよかった。
いわゆるソリッド シチュエーション スリラー。
主人公のミッシェルは恋人と別れてルイジアナ州の片田舎をドライブ中、突然衝撃にあい車は横転し気を失ってしまう。
目を覚ますと、コンクリート塀の部屋に壁に鎖で繋がれていた。
ハワードと名乗る男が彼女に状況を説明した。
彼は、道端で気絶している彼女を、彼の家に連れて来た。また、上空から何者かが毒ガスで攻撃をしてきたため、かねてから非常用に作っていたシェルターに逃げ込んだと。
そのシェルターには、やはり空からの攻撃を目撃し、自らハワードに頼んで逃げ込んできたエメットという若者もいた。
ハワードは、外にはまだ毒が充満していて、いつ出れるか分からないと付け加えた。
どうしても状況を信用できないミッシェルは、夕食中に空き瓶でハワードを殴りつけ、彼のカギを盗み外に出る二重になっているドアを開けようとするが、その時ドアの窓に毒ガスに侵された狂った女性迫って来た。
ミッシェルはハワードを信じ、3人の地下生活をはじめる。
ある日、空気のろ過システムが止まり、ハワードはミッシェルに彼女の体格でないと通れないエアーダクトを通ってシステムをリセットしてくれと頼む。
ミッシェルは、ろ過機のあるシェルターの屋根裏で、窓に血で「HELP」と外部に助けを求めたメッセージを見つける。
そしてそこに、ハワードの娘の写真と同じイヤリングが落ちていた。
部屋に戻ってエメットにこのことを伝え、娘の写真を見せると、エメットはその女の子は、彼の高校から行方不明になったブリトニーだと言った。
ハワードが、異常者だと確信した二人はシェルターから逃げる準備をはじめる。
J.J.エイブラムス得意の徹底した秘密の作品を、思わせぶりの予告編で観客を引き付ける作戦が大成功。
タイトルが、謎だらけの前作との関連性を思わせる。
間違ってはいないが、単純に怪獣や侵略者を出さないのがエイブラム。
外に起きている見えない前作から続く恐怖と、今作で作った密室で起きている恐怖が上手く絡み合ってる。
序盤では見えない外の恐怖が語られ、中盤では密室のとんでもない怖いストーリーが描かれ、終盤ではだんだん見えて来た謎の何者か襲ってくる、三度美味しいスリラー。
また、J.J.エイブラムスワールドにはまってしまった。
ただ、一つちょっとなと思ったのが、あまりにも唐突に出て来たミッシェルの戦闘能力の凄さ。
どこであんな宇宙人にも臆せず闘う力をつけたのか。
その終わり方から、続編も匂わせているが、今度はどんな謎を出してくるのか、楽しみ。
98%
途中からどんどん強くなっていくミッシェル
エメットには驚かされた
今回のグッドマンは怖い
外に出るドア
外で何が起きているのか
終盤は全く違う展開に
宇宙人侵略作品になってる
トリビア
ブラッドリー・クーパーがミッシェルのボーイフレンドの声を演じてる。
撮影中、出演者は誰も映画のタイトルを知らされなかった。
ジョン・グッドマンのトゥデイショーインタビュー
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