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2028年のロスアンジェルス。街は荒れ果て、犯罪者で溢れ、その日もいたるところで暴動が起きていた。
ホテル アルテミスは、ロスを牛耳るウルフ・キング(ジェフ・ゴールドブラム)が経営し、会員権を持った犯罪者の治療の為の病院。
ここは、武器を持ち込んではいけない、ほかの患者を殺してはいけない、スタッフに危害を加えてはいけない他、いくつもの厳格な規則の元で運営されていた。
そして、患者たちは皆、本名ではなく部屋につけられた名前(アカプルコ、ホノルル、ナイアガラ、ニース)で呼ばれていた。
病院を管理するナース(ジュディ・フォスター)は、助手のエベレスト(デイヴ・バウティスタ)と、逃げ込んでくる会員達の治療に当たっていた。
ワイキキ(スターリング・K・ブラウン)とホノルル(ブライアン・タイリー・ヘンリー)という兄弟が、他の2人のギャングと計画した銀行強盗に失敗し、大怪我を負ったホノルルを担いでアルテミスに現れた。
ナースは早速ホノルルの治療にかかる。
その日、病院には顔に怪我をしたアカプルコ(チャーリー・デイ)と言う武器商人と、あるターゲットに近づくために自ら腕を撃って怪我をしたニース(ソフィア・ブテラ)という殺し屋が宿泊していた。
ナースに、ウルフ・キングの息子のクロスビー(ザカリー・クイント)から、父親が病院に向かっているので、準備をしておくようにと連絡が入る。
一方、ロビーでは女性を差別するアカプルコが、ニースに絡んでいたが、そこに現れたワイキキに、彼女を怒らせない方がいいと忠告される。
ニースは、ワイキキの昔の彼女だった。
ワイキキは、ホノルルが銀行強盗に失敗した時に、そこに居合わせた人達から盗んだ貴重品の中にあったウルフ・キングのマークが入った大きなペンを見つける。
そのペンの中には、いくつものダイヤモンドが隠され、それを見たニースは、ウルフ・キングはこれを盗んだ奴を必ず殺すと言った。
また、病院の下で怪我をした警官モーガン(ジェニー・スレイト)が、外のインターフォンから助けを求めてきた。モーガンはナースの本名のトーマスを知っていた。
彼女は今は亡きナースの息子ボーの幼馴染だった。絶対に警官は入れないという規則を破って、ナースはモーガンの治療をする。
そして、怪我を負ったウルフ・キングが、息子のクロスビーと大勢の手下を引き連れて、病院に現れた。

「アイアンマン3」、「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」の脚本を手がけたドリュー・ピアースの脚本兼、初監督作品。
とてもユニークなシチュエーションを題材にし、舞台劇を見ているような作品。
三谷幸喜の「THE 有頂天ホテル」に似ているかな。
脚本家の初めての作品にしては、映像が、少し暗めだけれど、とても綺麗。

出演者の数が多い。そしてみんな一癖も二癖もあるある役者ばっかり。
主演のジュディ・フォスターは、かなり老けたメークをして、淡々と犯罪者を治療するアル中だが腕のいい看護師。この日、彼女は22年間押し殺して来た感情を吐き出して、2つの規則を犯してしまう。
ほとんど無表情の中に見せる、彼女の過去の痛みをジュディ・フォスターは上手く演じてる。
最近、「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」や「アトミック・ブロンド」で人気が出てきたフランス人のダンサー出身のソフィア・ブテラの、そのエキゾチックな顔立ちで殺し屋としての存在感がすごく、キレのあるアクションもよかった。その冷酷な殺し屋の彼女が、最後は人の為に敵と戦う。
同じ様に、助手のデイヴ・バウティスタも、最後はナースを助けるために戦う。
犯罪者だらけのアルテミスにも、ナースを中心にたくさんの愛もあるんだよって意味かな。
そして、チャーリー・デイのお得意の狂気の演技もよかったし、ザカリー・クイントは「スター・トレック」のスポックの印象を完全に消してこれまた狂ったギャングの息子を好演。
最後に出てきたジェフ・ゴールドブラムの使い方は、勿体無いと言うか、贅沢と言うか。
ピアース監督の次回作も期待大。  



58%




最初に出てきた時には、ジュディ・フォスターとは気づかない程の老け顔のメーク(だと信じる)


目に見えてハリウッド作品の露出が増えてきたソフィア・ブテラ


駄目な弟を持ったために、これまでの人生を犠牲にしてきた銀行強盗のスターリング・K・ブラウン、彼にも弟への愛があった


医療助手というよりは、ギャングで出演したほうが似合っていたデイヴ・バウティスタ


情けない顔だけど、狂気の演技がいいチャーリー・デイ


若いのか老けているのか、よくわからないジェニー・スレイト


ジェフ・ゴールドブラムは、大学教授も、ギャングのボスもよく似合う


ロスでヒッソリと営業するホテル アルテミス、裏口しかない


ここにはたくさんの規則が


部屋には必ず痛み止めなどの常備薬完備


部屋は世界の観光地がテーマになっている


必ずナースがお客をお出迎え


これが、ウルフ・キングのダイヤ


ニースの戦闘開始モード、ストリート・ファイターのチュンリーかな


キレのあるソフィア・ブテラのアクション


ジュディ・フォスターのジミー・キンメルショー インタビュー


ジュディ・フォスターのコナン・ショー インタビュー



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近未来のアメリカ。
全ての車が自動運転化された世の中で、クラッシクなガソリン車をコレクターに売買するメカニックのグレイ。
その日も修理した車を、若い起業家で億万長者のイーロンに届け、妻の車で帰宅途中だった。
自動運転中の車が突然コントロールを失い、スラム街に入り込み、そこに現れた4-5人の強盗に妻を殺害され、グレイも首から下が半身不随になる大怪我を負う。
顔以外に動かなくなった自分の体に絶望していると、イーロンが病院に尋ねてきて、彼が開発したステムというデバイスを脊髄に埋め込めば、また自由に体を動かせるという。
イーロンの提案を飲み、彼の研究所で密かに手術を受ける。
手術は成功し、彼は自由に体を動かせるようになる。
半身不随を装いながら、犯人探しをはじめようとするグレイに、突然ステムが話しかけてくる。
ステムは、グレイとコミュニケーションを図り、彼の復讐を助けはじめ、強盗犯を一人ずつ見つけ出しては、復讐を遂げていく。
調べていくうちに、グレイトステムは、あの強盗事件が何者によって巧妙に計画さていた事を突き止める。

これは、低予算版「ターミネーター」前日譚の様なストーリーで面白かった。
出演者も、無名な役者ばかり。
トム・ハーディが少し丸顔になった主役のローガン・マーシャル=グリーンは、「プロメテウス」や、「スパイダーマン : ホームカミング」に出ていたと言われても、全く分からない程の脇役だったし。
悪役のベネディクト・ハーディが「ハクソー・リッジ」に出てたと言っても分からない。
唯一見たことあると思ったのは、刑事役のベティー・ガブリエルだが、それは「ゲット・アウト」での彼女の不気味な家政婦があまりにも印象的だったから。
お金を掛けず、無名の役者達で、ここまで面白い作品になったのは、低予算ホラーの代表作「ソウ」シリーズを世に出した、リー・ワネル(監督、脚本)の力だろう。
この人は、製作側の工夫で、予算の枠を超える創造的な映画が出来ることを体現している。

R指定の作品なので、残酷なシーンが出てくるが次々に出てくるが、その合間合間で笑えるシーンが出てくる。
半身不随から復活した主人公のグレイの、「ロボコップ」の様な動きそのものが奇妙。
特に、ステムにコントロールを委ねた彼の超人的で、残忍なアクションの最中の泣きそうな表情は演技賞もの。
そんな半分ロボットの様な動きをする妻を殺された男のテクノロジーを使った復讐劇と思ってみていたら、物語は「ターミネーター」世界に入っていく。
ひとつ残念なのはグレイ以外のキャラが、あまり深みがなかったことかな。
特に、ベティー・ガブリエルの刑事は、露出が多かった割に、なんとなく中途半端な存在になっていた。
それでも、作品としては、面白いコンセプトで、リー・ワネルの実力が出た秀作。


 



86%




有名作品には、出ているけど無名のローガン・マーシャル=グリーン


幸せな生活を送っていたグレイとその妻


自動運転車が暴走しスラム街に迷い込む、強盗犯の主犯格のフィスク


妻は殺され、グレイは首から下が麻痺した体に


1980年代の半導体みたいなステム


脊髄に埋め込み、自分の意思で体をコントロールさせる


「ゲット・アウト」の顔芸がすごかったベティー・ガブリエル


腕に銃弾を仕込み


手の平から発射、急に「ターミネーター」の世界


トリビア
作中何処かで「ソウ」のビリー人形が出てくる



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アメリカでの正式な公開日は2018年5月25日の、前日6時の特別上映を観に行った。
決して面白くない訳ではないけれど、期待が高かった分、少し拍子抜け。
ハン・ソロのアイコンやチューバッカ、ランド等との出会いのエピソードをなぞりながら、スター・ウォーズ的アクションを盛り込んだ無難なストーリーになってしまった感がある。
また、監督が撮影終盤でフィル・ロード&クリス・ミラーからロン・ハワードに代わるなど、スタッフサイドのゴタゴタも影響しているかも。
そもそも、ロン・ハワードって、こういうSF大作を撮るタイプじゃないと思うんだけど。

この作品の一番の問題は、前半のシーンが暗すぎて何が起きているのか、分かりづらい。
とてもイライラした。
キャストでは、主役のオールデン・エアエンライクとランド役のドナルド・グローヴァーの演技は、正直ちょっと...
キャラを意識しすぎて演技がわざとらし過ぎると見えたのは僕だけか?
ベテラン、ウディ・ハレルソンは、いつもの食えない悪役ウディ・ハレルソンで、見ていて安心なのだが新鮮味がないかな。
今作の新しいキャラで、今までのスター・ウォーズにはなかった小悪魔ヒロインのキーラ役のエミリア・クラークはよかった。
「ターミネーター:新起動/ジェニシス」のサラ・コナー役の時は、高校生みたいだったけれど、今はそれなりに大人の雰囲気を醸し出していた。

それでもハン・ソロの名前の由来、チューバッカとの出会いの場面、ゴールデン・ダイス、そしてミレニアム・ファルコン等、旧三部作(オリジナル・トリロジー)と結びつくエピソードはそれぞれ楽しめた。
そして、最後に突然出て来たキャラにはビックリ。
そして、「つづく」って終わり方。
ディズニーが、スピンオフで新シリーズと作ろうとしてる。  



71%




ちょっと、キャラを意識しすぎて、少しぎこちない演技のオールデン・エアエンライク


ドナルド・グローヴァーも、ランドのキャラに呑まれてしまった (画面が暗い)


ウディ・ハレルソンがウディ・ハレルソン役を演じてた


ちょっとわざとらしいシーンの例


「ハン・ソロ」からのスピンオフの主役はエミリア・クラークか?


エミリア・クラークはアクションもよかった


若い頃のチューバッカは190歳


今作の新キャラの一人、エンフィス・ネスト。何処かで見たことのあるようなコスチューム...


やはり新キャラのL3-37には、ちょっとウルッときた


ゴールデン・ダイス登場 (画面が暗い)


まだ新しいミレニアム・ファルコン


ミレニアム・ファルコンのモデルルーム - 2.6平米の乗組員客室


ミレニアム・ファルコンのモデルルーム - キャプテン(ランド)の寝室


ミレニアム・ファルコンのモデルルーム - ゲストルーム


ミレニアム・ファルコンのモデルルーム - キッチン


ミレニアム・ファルコンのモデルルーム - マント収集家ランドのクローゼット


最後にもう一度ミレニアム・ファルコン


新旧ハン・ソロ

 
キーラはレイの母親か? (ネタバレあり)




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サボりにサボって、2018年最初がこのアカデミー賞予想になってしまった。
明日は、アカデミー賞の発表の日。
今年は、主要な部門は、作品賞以外ほぼ鉄板で、まあ大きなどんでん返しもなさそう。
作品賞は、本来ならそのノミネート数で断トツの「シェイプ・オブ・ウォーター」だが、前哨戦のゴールデングローブ賞や、全米映画俳優組合賞では、「スリー・ビルボード」が強い。
僕も、「スリー・ビルボード」だと思う。

そんな賞の行方という事では、あまり盛り上がらない今年の、自分なりの見どころは。
司会のジミー・キンメル
去年から続投のアンチ・トランプの彼がが、どういう風に馬鹿大統領を風刺するか。そしてハーヴェイ・ワインスタイン、ケヴィン・スペイシーはじめ長年のセクハラをして来た人たち、またそれを許して来たハリウッドに何を言うか。NRAに対してもガツンと言って欲しい。
また、去年のアカデミー賞史上はじまって以来の、作品賞を渡し間違えるという大チョンボ(集計管理会社の責任だった)を、どういう風に料理するかも見もの。
ちなみに、ハーヴェイ・ワインスタインについては、2013年のアカデミー賞の司会者のセス・マクファーレンは、主演女優賞の候補の名前を読み上げた後、「おめでとうございます。あなたたちはもう、ハーベイ・ワインスタインが好きだというふりをしなくてもいいですよ」と痛烈なメッセージ言い放った。

その時のシーン



女優陣の衣装も見もの。誰か黒じゃない服を着てくる人がいるかな。

受賞者のコメントも、トランプ、NRA、差別主義者達にきついメッセージがあるかも。


今年は、結構真面目に候補作品を観たが、それでも4作見逃している。「チャーチル」はまだ日曜日の昼間に観に行けるかな。



自分の予想はコレ(アカデミー賞 本命)だけれども、あまりにも本命が強くて予想してる気がしない。
「アイ,トーニャ 」と「レディ・バード」の主演の2人がすごくよかったので、主演女優賞取って欲しいけど、フランシス・マクドーマンドにはかなわないだろうな。



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シャーリーズ・セロン主演のスパイ、アクション映画。
モンスター」、「スタンドアップ」で、強烈な女性を演じた彼女は、最近でも「ヤング≒アダルト」での嫌な女、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の坊主、「ワイルド・スピード ICE BREAK」の悪役と、相変わらず役者としての幅を広げている。
共演は、「スプリット」でその演技力の高さをあらためて見せたくれたジェームズ・マカヴォイ。
10 クローバーフィールド・レーン」での監禁犯役のおじさんが怖かった、ジョン・グッドマン。
ハリウッドで、何とか神父とか、なんとか博士役が一番似合うトビー・ジョーンズ。
ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」のアマネットがよかったソフィア・ブテラ。

舞台は1989年、壁が崩壊される直前のベルリン。
イギリス秘密情報部MI6の諜報部員のジェームス・ギャスコインがKGMに殺され、彼の持っていたソ連に潜入しているイギリスのスパイのリストが盗まれる。
数日後、MI16で一番の諜報員ロレイン・ブロートンがMI16の上司と、CIA捜査官のエメット・カズフィールドに呼ばれ、ベルリンで奪われたリストの奪還とサッチェルとコードネームで呼ばれるMI16とKGMの二重スパイの暗殺を指令される。
ベルリン空港に到着すると、現地のMI16局長ディビッド・パーシバルから指示を受けたと近寄って来た2人の男の車に乗せられる。
彼らはKGBのエージェントだった。早速、サッチェルがKGB側に情報を流していた。 

シャーリーズ・セロンの切れ切れの格闘シーンが最高。
結構長回しのシーンがあり、かなりトレーニングを積んだと思われる。
「ジョン・ウィック」の共同監督デヴィッド・リーチの作品であるので、キアヌ・リーブスのジョンの女性版と言われるが、ハイヒールやキッチンの小物等、近くにあるものをなんでも武器にしての格闘は、どちらかと言うとジェイソン・ボーンを彷彿させる。
ジェームズ・マカヴォイの役は、KGBの殺し屋、フランスのスパイ、本部から派遣されてきた同僚をも騙しながら、したたかにスパイ世界を生きる汚い男。これが「X-MEN」のプロフェッサーXと同一人物とは思えない、汚れた男をいつもの様に上手く演じていた。彼の演技は「ラストキング・オブ・スコットランド」以来、進化し続けてるようだ。
予告編を見るところアクション作品が前面に出されているが、根本はスパイ映画。
最後には、「こう来たか」と観客を唸らせる捻りが用意されている。
シャーリーズ・セロン作品に外れなし。 



75%



相変わらずきれいなシャーリーズ・セロン、これで42歳


ジェームズ・マカヴォイはいつものように存在感を出して汚れ役を熱演


この人は存在が怖い、ジョン・グッドマン


ハリウッドのミスター博士、教授のトビー・ジョーンズ


エキゾチックなソフィア・ブテラは、アルジェリア系フランス人のダンサーだそうだ


ベルリンで殺されたMI16のエージェントは、ロレインの元恋人




これで胸を殴打されたら痛い


狭い車の中でも大暴れ


格闘シーンは結構な長回し






終盤の格闘後はボロボロ


映画のはじまりは、事件から数日経ったのシーンから


流れるような銃撃シーン







トリビア
シャーリーズ・セロンは、撮影中、歯を二本砕いた

シャーリーズ・セロンには、8人のトレーナーが付いて、アクションのトレーニングをした。また、「ジョン・ウィック:チャプター2」でトレーニング中だったキアヌ・リーヴスとも、一緒にトレーニングをした。


シャーリーズ・セロンのトレーニングシーン


撮影風景


シャーリーズ・セロンの、Tonight Showインタビュー



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4億5千万円と超低制作費ながら、アメリカだけでも175億円の興収を上げたスリラー作品。
監督は、コメディアンのジョーダン・ピール。彼の初監督がホラー作品とは。
主演のダニエル・カルーヤは、「最後の追跡」、「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」に出ていたが、ほとんど無名の役者。相手役のアリソン・ウィリアムズは、「ガールズ」というHBOのコメディに出ていたらしいが、僕にははじめましての女優さん。

写真家のクリスは、ガールフレンドのローズと、彼女の両親のところに週末旅行に出かけた。
クリスが、ローズの両親と会うのは初めてで、黒人の自分を見てどう反応されるか多少心配していたが、両親は快く二人を迎えた。
彼女の両親は、父親が脳神経外科医で、母親が精神科医という裕福な医者の家庭だった。
この家では家政婦と庭師に黒人の男女を住み込みで雇っているが、その二人の言動が多少奇妙で、気になったが、ローズの両親は彼をもてなしてくれた。
その夜、ローズが寝た後で、そっとタバコを吸いに外に出たクリスは、庭師のウォルターを見つける。
ウォルターは、クリスに向かって全速力で走って来て、ぶつかる寸前で曲がって走り去っていった。
また、家政婦のジョージナは、二階からクリスを凝視している。
気味が悪くなり、慌てて家に入ると、母親のミッシーと会ってしまう。
彼女と話すうちに、クリスはいつの間にか催眠にかけられ、意識を失っていた。
翌日、クリスは悪夢を見て目覚めの悪い朝を迎えるが、ミッシーにかけられた催眠のせいでタバコを吸いたいと思わなくなっていた。
その日クリスは、留守を頼んでいるロッドという友人に、この家の黒人使用人の様子や、催眠にかけられた事を話した。
ロッドは、インターネットで調べた、その辺りで何人かの黒人が行方不明なっていると話をして来たが、クリスは全く取り合わなかった。
そして、お昼頃からローズの両親が定期的に開いている大きなパーティーがはじまり、大勢のお客が集まって来た。
お客の全てが白人だった。
そして、お客たちは、黒人のクリスに少し異常ともとれる興味を示した。
しばらくしてクリスは、一人ローガンという黒人を見つけたが、やはり彼も様子がおかしい。
ロッドに、ローガンの写真を送ろうと携帯で隠し撮りした時に、うっかりフラッシュを使ってしまった。
そのフラッシュのせいで、ローガンは鼻血を流しながら、「出ていけ」とクリスに迫って来た。
クリスは、気を落ち着ける為、ローズを誘い、人のいない近くの湖に行き、今夜街に帰ると伝える。
同じ時、クリスの両親は、パーティーの客たちにクリスの写真を見せながら、彼を買い取るオークションを行っていた。 

バージニア州シャーロッツビルの事件以降、全米が無知で身勝手な白人優位主義者対それ以外のまともな人達の論争が続く今のアメリカでは、まさにタイムリーな人種差別を主題にした映画。
但し、これはアメリカの奥深くに根付くテーマ。黒人と白人の恋人や妻、ラテン系アメリカ人と白人、カソリックとプロテスタント、アジア系と白人。
こんなに多様化した人種の国アメリカでも、色、人種、宗教の壁はとても大きい。
昔、会社の同僚に親として、子供にこんな子と友達になっちゃダメ、と言うのは間違っていると言ったことがある。
すると、同僚は(白人)、でも黒人と結婚すると、二人だけの問題だけでなく、黒人の家族、親戚が後ろについてくる、と言っていた。

この作品に話しを戻す。とってもよかった。
前半は、必死で黒人差別を取り繕うとする白人たちと、その中に暮らすとても不気味な黒人たちの様子が描かれる。
そして、その白人たちの目的が分かった中盤からは、一気にホラー。
催眠にかけられたクリスが、味わう恐怖。
そして終盤でパトカーの、助けが来たのか、敵が来たのかのドキドキ感。
最初から最後まで、観客を飽きさせないストーリーだった。
主人公のダニエル・カルーヤの演技も最高によかった。上手い役者だ。
イギリス人なのに、全くイギリスのアクセントがなく、アメリカの黒人になり切っている。
そして、彼の目の表情。
前半までは、白人ばかりの中で戸惑う表情。
後半は、催眠と恐怖の表情。特に椅子に縛られ目を見開いて涙を流すシーンは強烈。
アリソン・ウイリアムズの、優しく愛らしい彼女役がハマっているなと思って観ていたら、思わぬ役柄転換があって楽しめた。
知らなかったが、彼女は、アメリカでも有名なジャーナリスト、ブライアン・ウィリアムズの娘だった。
そして、周りを固めた、お父さん役のブラッドリー・ウィットフォード、お母さん役のブラッドリー・ウィットフォードのベテラン陣と、友人のロッドを演じたリル・レル・ハウリーのはじけた演技もよかった。 



99%



表情がとってもチャーミングなダニエル・カルーヤ


上品だけれど差別を嫌う芯の強い彼女だったのだけれど


不気味なほど品のある夫婦




この二人も不気味




口は悪いが友人思いのロッド


クリスは、ローズ家族に歓迎される


母親のミッシーがクリスを催眠療法にかける




パーティーに来ていた唯一の黒人ローガンもロボットのような表情


フラッシュで鼻血を流す


ロットが調べた行方不明記事


クリスを商品にしたオークション


後半は一気にホラー










クリスを助けてくれるのか



アリソン・ウイリアムズのLate Night Showインタビュー


ロッテントマトインタビュー



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ネイティブアメリカンの保留地で起きたレイプ殺人のスリラードラマ
最後の追跡」、「ボーダーライン」とかなりハードなドラマの脚本を書いたテイラー・シェリダンの監督第二作目。 主演は「ハート・ロッカー」のジェレミー・レナー、共演にオルセン姉妹の妹エリザベス・オルセン。それに「最後の追跡」にも出ていたギル・バーミンガム。

合衆国魚類野生生物局の職員でプロのハンターのコリー・ランバートは、別れた妻がネイティブアメリカンだった事もあり、ワイオミング州ウィンド・リバー保留地で動物の保護する仕事をしている。
雪に閉ざされた高原で、いつもの様にパトロールをしていると、彼の親友マーティンの娘ナタリーの凍死死体を発見する。
ナタリーは、とても薄着で、しかも裸足だった。
雪の上には彼女の足跡しかなく、一番近くの家からも10キロ近く離れた奥深い場所での謎の死だった。
すぐにFBIに捜査を依頼するが、送られてきたのは、ワイオミングの気候の厳しさも、ネイティブアメリカン社会の複雑さも分からない、薄いFBIジャケットをまとったジェーン・バナー捜査官ひとりだった。
解剖の結果、ナタリーは暴行とレイプされた後があったが、死因は体温が下がった状態で冷気を大量に吸い込んだ為の肺出血だった。
ジェーンは、不慣れな場所の捜査を進めるため、コリーに捜査のサポートを依頼する。
捜査をはじめると、麻薬売人の家で一緒に逮捕した、ナタリーの兄のチップから、ナタリーは石油掘削所の警備員のマット・レイボーンという男と付き合っていたという証言を得た。
保留区の警察署長でコリーの友人のベンが6人の全警官を招集し、ジェーンと共に石油掘削所に向かう。
コリーは、別行動で犯人が残した可能性のある、雪の上に残った轍を、スノーモービルで辿るが、それは一山超えてやはり、石油掘削所に延びていた。 

日本人には全く未知の世界だが、メキシコ人、黒人差別以上に、アメリカ(白人)が虐げ、殺戮、虐殺してきたネイティブアメリカンは、今も強烈であからさまな差別を受けている。
ニューヨークタイムスによると、この保留地の平均寿命は49歳、失業率80%
また、毎年ネイティブアメリカンの女性が行方不明になる数は全米平均を大きく上回るそうだ。
レイプ被害の数は全米平均の4倍、また殺された件数は10倍。
その上、保留地はアメリカ連邦管轄のため、そこで起きるネイティブアメリカン以外の人間の性犯罪は、その州の州法では裁けられず、結局起訴もされない。
逆に、ネイティブアメリカンがネイティブアメリカン以外の人間に対して性犯罪を起こすと、連邦法とその部族警察の両方から裁かれることになる。
アメリカの法制度自体が立派な差別を作っている。
実際に撮影中のテイラー・シェリダンを訪ねたウィンド・リバーのショショーニ族の酋長は、今も若い女性の12件の殺人が未解決のままだと伝えた。全人口6000人の土地でだ。

ジェレミー・レナーの演技は最高だった。「ハート・ロッカー」を超えた。
昔、娘を失い、それが原因で家族とも別れ、保留地の自然の中で、淡々と生きるプロのハンター。
親友の娘が暴行をされた挙句、寒い雪の中で死んだのに、検視では犯人は殺人犯にもなっていない。
また、暴行の起訴さえも出来ないかもしれない。
その不条理に、犯人に対して、彼の方法で罪を負わせる。
エリザベス・オルセンは、最初は未知の土地と環境に戸惑う頼りなげな捜査官だが、保留地で起きている現実に心を痛め、犯人を追いかける健気な捜査官が彼女にピッタリだった。
終盤は果敢に犯人と対峙する、体を張った演技もよかった。
また、コリーを信頼して捜査をすすめる警察署長のベン役のグラハム・グリーンが渋い。
娘を失っても気丈に振舞うが、親友の前に泣き崩れるギル・バーミンガムもとってもよかった。
ギル・バーミンガムとジェレミー・レナーの絡みが、この作品の一つの見どころでもあった。
ストーリーは、中盤までは犯人捜しと、ネイティブアメリカンの社会を語ったドラマが続くが、終盤でいきなり壮絶アクションシーンになる。
そして最後に、また静かな山頂で事件が終わる。
ある意味、ウィンド・リバーという土地が、主人公の作品。
間違いなく今年のトップ3に入る作品。 



85%



おそらく今までで一番の演技を見せてくれたジェレミー・レナー


ひたむきに捜査をすすめるFBIエージェントを演じたエリザベス・オルセン


「最後の追跡」に次いで印象的な演技を見せてくれたギル・バーミンガム


この人が渋い


被害者の少女を演じたのは、中国系のケルシー・チョウ


舞台はワイオミング州のウィンド・リバー、ネイティブアメリカン保留地


雪の上を裸足で逃げる少女


遺体として発見される


捜査中にいきなり催涙スプレーを噴射する麻薬の売人


石油掘削所には多くの警備員が


終盤の衝撃シーン








遠くから犯人を狙う


犯人はこいつ

コリーは、犯人に逃げるオプションを与える



エリザベス・オルセンのジミー・キンメルショーのインタビュー
撮影中、雪目になったらしい


ジェレミー・レナーのモーニングショーのインタビュー
夏に撮影で腕を骨折した話
27の家をリフォームした話
ウィンド・リバーのスノーモービルの話



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エドガー・ライト監督、アンセル・エルゴート主演の、全く新しい疑似ミュージカルアクション作品。
ライト監督は、「ホットファズ -俺たちスーパーポリスメン!」や「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」で、サイモン・ペッグ、ニック・フロストと組んでユニークなオタク物の作品で有名になった奇才。
アンセル・エルゴートは、デビューは2013年の「キャリー」のリメイクとキャリアは浅いが、実力のある若手俳優。
ダイバージェント」シリーズが人気作品だが、やはり「きっと、星のせいじゃない。」のガス役の名演技が印象に残っている。
脇を固めるのは、演技がとっても濃い大御所ケヴィン・スペイシー、顔の濃いジョン・ハムとジョン・バーンサル、こういう役をやらしたらピカ一のジェイミー・フォックス、ヒロインのリリー・ジェームズとメキシコ系のエイザ・ゴンザレスがむさ苦しい男のドラマに花を添えている。

アンセル・エルゴート演じるベイビーという、変わった名前の青年は、その天才的な運転能力を買われ、強盗犯組織の逃がしや運転手として、ドグという組織のボスに仕えている。
昔、ドグの車を盗み、その代償と借金の為に、嫌々運転手をして来たが、いよいよ次の仕事で借金の返済が全て終わる。
彼は、子供の頃、交通事故で両親を失う。その事故の後遺症で、今も耳鳴りが鳴り止まず、いつもiPodで大音量の音楽を聴いている。
いつも音楽で自分の中に籠っているベイビーだが、最後の仕事を待つ間、たまたま立ち寄った、コーヒーショップのウエイトレスのデブラに一目惚れする。
最後の仕事も、ドグが綿密に強盗計画を立て、仲間を集め仕事がはじまった。多少危ない場面もあったが、最後は、べイビーのドライビングテクニックで無事仲間を逃がす。
ドグから最後の報酬をもらい足を洗うベイビー。
宅配ピザのバイトに付き、デブラとデートを重ねるベイビーの前に、またドグが現れる。
彼はデブラの事も調べていて、ベイビーを暗に脅かして、仕事に戻るように強要する。
ベイビーは、デブラと組織から逃げる計画を立てるが…

さすが、ライト監督、面白い作品を作ってくれた。
ラブストーリー、ユーモア、アクションが、きれいな映像と音楽で上手く絡まり合ってる。
音楽のテンポと歌詞に合わせてストーリーと映像がが流れる。
三台の赤い車がワルツのようにポジションを変えながら走行し、ベイビーがコーヒーを買いに行くシーンは、それこそミュージカル。
この音楽が前面に立ってストーリーを引っ張るのはミュージックビデオを作っていた監督ならでは。
ただミュージックビデオと違い、アクションが加わっているので、練られた脚本、撮影、緻密な編集を要したに違いない。
そして、それぞれの際立ったキャラ設定と役者がピタリ合っていた。
ナイーブな印象のあるアンセル・エルゴートの無口で無表情のベイビー、ジェイミー・フォックスのはじけた極悪ギャング役、ケヴィン・スペイシーの存在感、終盤のジョン・ハムの狂気な男、全てど真ん中だった。
この夏のおすすめ映画。 



94%



彼の作品で今のところ外れ無しのアンセル・エルゴート


大御所


ギャング役ではハリウッド一


ジョン・ハムもジョン・バーンサルよかった




ヒロインのリリー・ジェームズ、僕にとっては初作品


ぶっ飛んでたエイザ・ゴンザレスも、僕にとっては初作品


銀行強盗に向かう三人


逃走車はなんとスバル




同じような赤い車と並走して、何をするのか


サイドブレーキを巧みに使いながら車の間をすり抜ける






古いiPodが沢山出てくる


オシャレポスター




おまけのiPodヒストリー



トリビア
カーアクションは全て実写でCG、グリーンスクリーンは一切使われていない

エドガー・ライトが、初めてアメリカで撮影した作品

エドガー・ライトは、1995年からこの作品に着手したが、脚本が完成したのが2011年で、映画の完成が2017年。

バック・トゥ・ザ・フューチャー」のオマージュが多く入っている。ケヴィン・スペイシーのドクとジョン・バーンサルのグリフというキャラの名前、ニードルを演じるフリーは、エディと言うキャラでパート2、3に出ていた。

出演者は、事前に作中使わられる音楽を送られて、脚本は音楽を聴きながら読むように指示されていた。


ジェイミー・フォックスのジミー・キンメルショーインタビュー


アンセル・エルゴートとジェイミー・フォックスのファッションの話


トゥデイショー



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オフィシャルサイト


新しいスパイダーマンのシリーズ。
主演は、トム・ホランド。彼は「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で今のスパイダーマン役を手に入れる。その前には、「インポッシブル」というナオミ・ワッツ主演のスマトラ島沖地震の津波のサバイバーを描いた作品で見たことがある。
共演は、アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr、「バードマン」以来また勢いが出て来たマイケル・キートン。 
今回のヒロインは、歌手でダンサーでもあるゼンデイヤ。

シビル・ウォー後、ピーターはアベンジャーズに参加したくて仕方がないのだが、スタークは次のミッションを待てとはぐらかす。新しいスパイダーマンスーツをピーターに渡すが、肝心の戦闘ファンクション等は起動しないようにして、ピーターの行動をモニターする。
何も知らないピーターは何とか認められたくて、近所をパトロールし続ける。
ある日、強盗事件に遭遇して、犯人達を倒すが、そこで使われた強力な破壊兵器に驚かされる。
そしてその兵器の製造者が誰なのか自分で調べはじめる。
同じころ、高校では全米学力コンテストに参加するチームに参加し、そのチームの女性リーダーのミシェルにほのかな思いを寄せる。
ミッシェルとの仲を何とか進展させながら、兵器の製造グループに次第に近づいていくピーターは、ホームカミングでのミッシェルとのデートの日に、信じられない事実を知る。

スパイダーマンは、サム・ライミ監督、トビー・マグワイア主演のオリジナルシリーズ、アンドリュー・ガーフィールド主演の「アメイジング」シリーズ、そしてこの作品とマーベルは、いろいろと工夫をしながら人気キャラのシリーズ化を続けているが、どうもターゲットにしている観客層が下がってきている気がする。
初代はハイティーンまたは大人にも受けるちょっとダークなストーリー、「アメイジング」で中高生の青春ドラマになり、今回の対象は小中高生のような気がする。
当然、僕は今回の客層から大きく離れているので、あまり楽しめなかった。
マイケル・キートンの存在感はさすがで、彼の悪役振りはとてもよかった。
スパイダーマンとアイアンマンのちょっとした絡みも、まんまとマーベルの罠にはまってしまい楽しめた。
ただ、主人公ピーター、彼の親友ネッド、ヒロインのミッシェルのストーリーがどこか幼稚で、ダメだった。
それと、ワザとらしいくらいにピーターが成長していくところも、いまいち入っていけなかった。
2019年の第二弾が公開されるようだけれど、どうしようかな? 



92%



三代目スパイダーマンは、トム・ホランド。友人との凸凹コンビがあまりにもありきたり


最近、「バードマン」、「スポットライト」、「ファウンダー」と、いい役をこなしてるマイケル・キートン


マリサ・トメイは、脇でもちょっと目立つ女優


アベンジャーズ」シリーズはこの人が仕切ってる


ヒロイン役のゼンデイヤ


トニー・スターク作成のニュースーツ


飛べます


この作品の見せ場のフェリーのシーン






マイケル・キートンは、この作品でもバードマン






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