2015年01月16日 Carrying a Concealed Weapon (CCW)

2016-01-16 | アリゾナ
CCWのクラスを受けた。
銃の所持が許可されているアメリカでも、多少の規則がある。
その規則は州によって違うが、個人が銃を持つ場合、1)州の許可、2)登録、3)免許、4)携帯、5)マシンガンなどの大型銃器が規制の対象になる。
携帯というのは、公共の場に銃を携帯する場合、服やカバンなどに入れて隠し持つときの許可書だ。
アメリカでは、日本とはかなり感覚が違うが、銃を携帯する場合は、他人に見せるようにするという事が義務付けられている。
周りの人に、自分は銃を持っている事をあらかじめ知らせて、危険度を認知させる目的だと思う。
それに対し、隠して持つ為には、基本的にCCWという許可書が必要になる。
基本的にと言ったのは、2010年に銃に関する法案が通り、アリゾナはCCWの許可が不要になった州だから。
アリゾナ以外だと、アラスカ、カンサス、ヴァーモント、メーン州の3州だけ。
ちなみに、アリゾナは銃を持つのに、州の許可も、登録も、免許も不要で、大型銃器の規制もなく、CCWも不要なため、アメリカ50州で一番銃に寛容な州だと言える。
許可は必要ないが、CCWのクラスは毎週あちらこちらで開かれ、州から証明書ももらえる。
まあ、この証明書があると、銃を購入するときのFBIのバックグラウンドチェックの待ち時間が無くなったり、認可が必要な他州に行ったときに使えたり、銃を携帯してアルコールを売ることが出来る(リカーライセンスは別に必要)等々の利点がある。
そして何より銃を持つリスク、使うリスクが理解できる。

クラスは、基本的には銃に関する規制は法規を教える。
刑法と民法の違い、正当防衛、過剰防衛、過失の罪、銃を車に乗せていた時にお巡りさんに止められた時は、泥棒が家に入ってきたら、人を撃ってしまった時には等々、普段全く話題にしないことを、法規と実例を交えて説明してくれるとてもためになるクラスだった。
これから少しづつこのブログで紹介していきたい。

その手始めに、”THE POLICE HAVE NO LEGAL DUTY TO PROTECT AN INDIVIDUAL.”
Any discussion of justification triggers consideration of alternatives to selfdefense.
A common misunderstanding is that law enforcement officers have a duty to protect you, if possible. This is not true.
Courts have held that neither the state nor the police owe a duty to protect the individual.
One federal court even boldly proclaimed that "there is no constitutional right to be protected by the state against being murdered by criminals or madmen." Bowers v. DeVito, 686 F.2d 616, 618 (7th Cir. 1982).
これにはびっくり。アメリカのお巡りさんって、市民を守る義務がなかった。(日本はどうなのだろう)

たとえ銃を持っていなくてもこのクラスは取ってみる価値あり。


教科書
From ありぞな ライフ


Certification これをアリゾナ州の公安省に送り正式なカードが送られてくる。
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両手の指紋を登録
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1 コメント

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Unknown (Yuki)
2016-11-19 07:21:08
あるCommunity Collegeに入学するためにCCWのPermitが必要なのですが、まさか日本語の情報があるとは思いませんでした。
貴重な情報をアップして頂きありがとうございます。
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