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Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

老碼頭(The Cool Docks) 【心跳】

2010年05月02日 | 上海chouchou(みる・くらす)

 あせばむ陽気な本日は、タクシーに乗っていても窓をあけたくなるような
    日なのだけれど、タクシーはなんだかわりと高架路を使わないで行きたい
    ようで、結局ぼくは後部座席で外の様子に従って、砂埃の多い道では
    窓を閉めて、そうでなければ開けて、を繰り返すはめになった。

    

    中山南路までくると、運転手は行き先についてちゃんとわかっていたようで
    くるっと反転して「老碼頭」と看板のでている建物の前にきちんと止めて
    くれた。この手際は珍しい。

    中山東一路。昨日の夕方歩き回った外灘を北から南に背骨のように
    一本通しているのが中山東一路で、それは延安路より南になると
    いったん流れがきれているせいか中山東二路と呼び名を変える。
    さらに豫園をぐるりと周回する人民路のあたりを越えて南になると、さらに
    景色はかわり、なぜだろうか、砂が道路にあふれてくるとそこは中山南路に
    なる。南浦大橋で大きな曲がり角があるが、そのまま万博会場、西蔵路の
    南端で合流するまで中山南路は続いている。

                           

    その一角、黄浦江側のほうに停まった車から降りると、カメラ  を構える
    ぼくを残して3人が中に入っていく。


   

   中にはいると、新天地よりも敷地がひろく ゆったりとしている。
   もとは油脂廠があったとか、十六舗という港と倉庫があったそうだ。
   上海三大マフィアの倉庫もあったということなのだから、まあ港とか倉庫とか
   いうのは昔から「あぶない刑事」とみるまでもなく犯罪の温床だったと
   いうことだろう。

   いまは店舗とか芸術家の事務所やらその関連の企業が入るビルが
   あったり、少しずつにぎわいをみせてきている。
   
                

  結婚衣装に身を包んだカップル。これはモデルなのだろうか、それとも本番
  なのだろうか?中国人カップルは事前に派手に写真を撮るからそれかも
  しれないけど…

  でもこういうのはここの宣伝としては悪くないと思う。なかなか演出としては
  いいだろう。先日の同楽坊のおさびしさなんかと比べたらすごくよい

     

   中央部には噴水があって、そのまわりに店舗と建物が取り囲む。

                

   ちゃんとスタバもある。まるで新天地と同じだ

    

   ギリシャ料理、インド料理。各国の店が並ぶらしいんだけどattendで使った
   KYOKOさん曰く、

     いまいち 

   らしいので、そこは今後の発展的な展開に期待ということなのだろうか。

     

  そういうふうにみれば、たしかに店舗の中の客数もまだ少ないし、宣伝も
  まだ行きとどいていないのかもしれない。

                

    そうして見ていると、中央の建物からさきほどの結婚式衣装の男女が
    噴水のところを歩いてきた。ファッションショーなのかとも思ったけれど
    よくみると親族らしき人たちがぞろぞろついてきている。

    おそらく本物の結婚式なのかもしれない。ここのなにかのイベントで
    当選したとか、そんなしょぼいことかもしれないし、こういうのが常設的に
    あるのかもしれないけれど、なんだか親戚さんたちは着飾りながらも
    場違いなところにきちゃったなあ、というようなお疲れ顔だったのが
    なんだか少し微笑ましかった

 


心跳 -   王力宏



            

  噴水のまわりから離れて、南側にいくとまだ整備中の建物がいくつかと…
  芸術家の集まる場所なのだろうか…


    

   棟の番号を示す繁体字が、妙に洒落ている。芸術家村といえばM50
   思い出す。けれどレストランなどのスポットとここまで近いのはそれほどない。

                

  うまく発展すればおもしろいポジションになるだろうとは思う。
  でもいまはまだ閑古鳥に近い風景だ。整備はこれからなのだから

         

   とある壁のそばではカメラマンと、モデルのような女性が相談しながら
   傘をさしたり、ポーズをとりながら何枚も写真を撮っている。
   たしかにこのあたり、いいカメラといい被写体があれば素敵な写真が
   何枚も撮れそうだ   

        

   なにかの雑誌に使うのだろうか?あるいはこれから売り込むのだろうか。
   この場所と同じく、ここを何かの起点にしたいのかもしれない。

                    

   通り過ぎて川べりにでてみる。陸家嘴が向こうにみえる。
   ここは埠頭なのだ。

  

   少し暑い初夏のような変な日。

   消火栓から掃除のためだろう。放水しているおじさんのそのずっと伸ばした
   ホースの根元は

         


  じゃじゃ漏れの水と  、穴のあいたホースから吹き出す細い水の糸が

                       

      それさえも なんだかかっこよかったです。     

                                     

    なんだかショールームになるのかもしれない、建築中の店舗を横目に
    ぼくらはそのまま渡船乗り場に向かう。

    ここからちょっと浦東へ船の旅 

★老碼頭(The Cool Docks) 
  上海市中山南路505号
  +86-21-6332-2083
  http://www.thecooldocks.com/



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