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Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

上海世博 【⑩日本産業館】

2010年05月04日 | 上海chouchou(みる・くらす)

 歩く先はどこだろう。

  

  建物全体が青い光を発しているのが石油館。CINOPEC他中国の石油会社
  3社合同のパビリオンだ。

                 

   すでにnew MAJORとして世界の大規模石油会社の仲間入りしている
   PETRO CHINAもあわせ、いま世界中で資源を探して批判すらあびている
   中国。経済発展に見合う資源確保が必須なのだろう。

   そういえば昔、同僚だった女の子は大学生のときからの彼氏が石油会社に
   就職してスーダンに配属になってしまったと嘆いていた。
   スーダンが石油がでることすら知らず、民族紛争の国くらいのイメージしか
   なかったぼくはかなり驚いたのを覚えている。
   
       

  その北側。ふとみるとうどんのはなまるがあった。
  今回いろんな企業が進出の機会をねらって出店していると聞く。はなまるも
  その一環だろうか。たしかにうどんチェーンはないから、いけるかもしれない。

  

   石油館の青い光は妙に映える。

                             

  まわりに控えている担当職員なのか、近くのパビリオンの人なのか
  見ている人たちも青い。ぼーっと眺めながら思うことはなんだろうか 

      

  

  コカコーラ(可口可楽)館を横目に…派手なネオンの国家電網館を通る 

               

  でてきたところが、複合の建物で、手前がCISCO

     

  CISCO館の向こうが日本産業館になっている。

  

  屋根部分は共用だけれど、ひとつひとつの建物が大きいのでせせこましい
  感じはほとんどしない。かしこまった感じの韓国企業館と比較しても元気な
  感じがする。
  天井のネオン、工事の足場のような外観のおしゃれさ加減も面白い

           

  そして日本産業館。ここも1時間待ち。ついにぼくは並ぶのをやめてしまった。
  3人は並ぶ。RinNonの日本勉強にはいいかもしれないと僕も同意する。
  よって中のレポートはできないのだけれど、それでも外で結構いろんなことを
  やっていた。

     

  JAL STAGEと書かれた舞台には、DJが演奏中で日本の紹介という意味なのだ
  ろう。大きな音で音楽を聴かせていた。

  その前では曲にあわせて、アイドルグループ  よくわからない。小学生…
  うーんRinNonくらいの年の子たちにみえる。

           

  そばの壇上のブースの曲にあわせて踊ってくれる。そのアイドルのような動きに
  不釣り合いなほど細いからだで、この子たちって日本からきたの?上海製
  アイドルなの?とよくわからないけど心配になった。(失礼)

  こういうアイドル予備軍な子をみて親みたいなこと思うようになったのは

     年をとったのだろうか… 

      

  壇上では吉田兄弟の津軽三味線から曲調は変わっていた。

              

   この取り組みは悪くないと思う。バックサイドというか万博会場からみれば
   正面の真反対の場所にあるけれど、逆にみれば地続きのまま歩いて
   市街から入れる最初の入口にあるここで、日本のイメージをひっくり返す
   ような草の根からの勢いは悪くない構成だ。
                               
  

    日本産業館。堺屋太一が総合produceというのに若干不安げなものは
    あるけれど  、建築デザインに先日情熱大陸にでていた坂茂やら
    吉岡徳仁が参加しているせいか、建物は非常にstylishで力強い。
    

            

  RinNonとKYOKOさんはまだ並んでるんだろうか?それとも入ったんだろうか。
  たぶん1時間半くらいかかるかな。

  そう想定していたぼくは少し肌寒くなってきた外をくるくる歩きながら飽きずに
  見学していた。

    

    橋が   ライトアップしてる 

                   

  何色か色を変えながら楽しませてくれる盧浦大橋。今日いろんな方向から
  みたこの橋は、万博後もこうやってカラフルに瞬き続けるつもりだろうか?

         

   クラブシーンのような壇上はスモークまで炊かれて、シャキーン  と
   小栗旬がアトムの声をするCMを思い出すアトムの顔があらわれる…

    

  盛り上がる壇上とその周辺をよそにぼくは少し離れて

          

  産業館のまわりをめぐってみる。

  大阪のたこ焼きやさん「くくる」があるのをみつける。

    たこ焼きは上海人に受け入れられるか
    あながち無茶な話じゃないと思う。数年前までコンビニのおでんが
    中国で普通に受け入れられるなんて、誰も予想できなかったんだし

    チャレンジに応援したいと思ったので、あとでみんなでたこ焼きを食べようと
    決めた  でもその前にぼくだけなのでソフトクリームを。

     

   RinNonの知らない間に抹茶ソフトを食べてみました。店員の中国人の子
   たちは、バイトが面白いのか日本語覚え始めで楽しいのか、笑顔でいっぱい
   話しかけてくれます。こうやって日常レベルで日本の理解が進むならそれが
   一番すてきなことなんだけどね

             

   印象的なのは、ここが万博の仲で一番元気にみえること。夜になると
   涼しくなって行列も、担当メンバーも動きが派手になっているのかもしれない。
   船で渡ってくる前の各国パビリオンでもいまはすごい盛り上がりをみせて
   いるかもしれないけど、ここののりは日本を意識していて悪くない。

       

   いつのまにかさっきの子どもアイドル(なんだか子ども店長みたい  )は
   消えて、みんながDJのだす音に流れて踊り狂うクラブ状態に…

  

   とくになっているわけではなくて  それはごく一部だったのだけれど

             

  でもサクラなのかなんなのかちゃんと盛り上げ役はいて、さっきのソフトやさん
  の店員さんの中国人なのだはみんな盛り上がっていたのはその自らのノリの
  せいかもしれないけど…でも好意的に解釈して、なんとか肌寒さが増した
  外で一定のノリの引き上げには成功していた。

     

   でも中国人もクラブにいく人多いけど、この状態でハイテンションに持ち込む
   のは少々無理があったのだろうか。一部の盛り上がりに終始しそうで

  

  少しDJさんがかわいそうだった 

             

  最後にはなぜか浴衣姿のねんど大介さんがいて、サクラの一員なのか
  飛び入りなのか、一般人のように最前列で応援をしたあとDJの人に親しげに
  話しかけていた。 

  WAHAHAの人なんだけど上海在住の人しか知らないネタでした… 

     

  そこが一段落すると、たこやきくくるの横の郵便局風の店に入る。
  そこは未来の郵便局というコンセプトのコクヨの店舗だった
  かなりマニアでヲタなかんじがすごくよかった。日本を出すならこうやって
  出せばいい。お茶や相撲や歌舞伎だけでなくたってだせるものはいっぱい
  動きをいっぱい、旬もまぶして提供できるのにそれを民間だけがこうして
  日本館の対岸でがんばっているのだろう。

  つまりは国民のごく一部のmovementにすぎないのだろう

  固定観念はおそろしい

       



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