君は階段を上っていた。階段を上るということは、一つ一つ足を前へ上へと動かしていくことだ。最初は視線は下にあり、足元から目が離せなかった。徐々にコツをつかみはじめると視線を先へ向けたまま上ることができるようになった。
突然、目覚めた桂馬のように君は跳んだ。間にあったものに触れることもなく、一歩先の未来へ渡ったのだ。みんなは君の昇段を知らなかった。視線は氷の上に向いていた。みんなはホームに集まっていく、石をみていた。
お前さん
ニューリリースの
短歌だよ
いいえ知らない
詩とか歌とか
折句 短歌「鬼退治」
突然、目覚めた桂馬のように君は跳んだ。間にあったものに触れることもなく、一歩先の未来へ渡ったのだ。みんなは君の昇段を知らなかった。視線は氷の上に向いていた。みんなはホームに集まっていく、石をみていた。
お前さん
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折句 短歌「鬼退治」