オワコンの
煮っころがしと
叩かれて
息弾ませる
情熱の芋
折句 短歌「鬼退治」
どれだけの鬼を倒したことだろう。その度に鬼はしゃんしゃんと風のように復活する。また、どこからともなく人参のように颯爽と現れるのだ。この世界には、どれだけの数の鬼が潜んでいるのだろう。雨粒や椎茸に身を偽って、猫とかくれんぼをしているのだろう。倒しても倒しても、鬼はそこここに顔を見せる。
倒せてはいないのだ。きっと遊ばれているに違いない。鬼の定めたルールの中で。
煮っころがしと
叩かれて
息弾ませる
情熱の芋
折句 短歌「鬼退治」
どれだけの鬼を倒したことだろう。その度に鬼はしゃんしゃんと風のように復活する。また、どこからともなく人参のように颯爽と現れるのだ。この世界には、どれだけの数の鬼が潜んでいるのだろう。雨粒や椎茸に身を偽って、猫とかくれんぼをしているのだろう。倒しても倒しても、鬼はそこここに顔を見せる。
倒せてはいないのだ。きっと遊ばれているに違いない。鬼の定めたルールの中で。